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ksk@ぴよによるノンジャンルみだれ手記

EASTWARDのプレイ後感想

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インディーのアクションRPG「EASTWARD」をクリアしました。こういうドット絵のゲームはついつい気になってしまうのでずっとウィッシュリストに入れていましたが、ふと訪れたブックオフでパッケージ版を見かけたので購入。以下感想です。

ゲーム性としては十分以上の作品だとは思うのですが、ストーリーにわかりにくい点が多いのが難点です。プレイヤーキャラのジョンと、同じくプレイヤーキャラで物語のキーパーソンである珊(さん)の出会いがOPムービーだけで語られてるというのはかなり思い切った構成だなと感じたんですが、その後もストーリーがはしょられまくっているのを見ると、どちらかというとゲーム性を重視してストーリーの見せ方はあまり詰めなかったのか、という印象を持ちます。もしくは、思わせぶりな要素を配置してユーザーに任せたのか?

進行上過去に訪れた場所にもう一度行くことができないので、様々な考証を行うにあたっても壁があるのが難しい。ジョンと珊の視点も切り替わるし、珊の人格も疑いながら進めていくことになるので、どうしても「こういうストーリーなんだな!」という背骨を持てずに進んだ感覚があります。

が、とにかくドット絵はきれいによく動くので、よく動くドット絵でのアクションRPGだけでも満足感が高いです。音楽はもう少しバリエーションがあったほうが嬉しかったかな。

ゲームはやや安定性を欠き、たびたびクラッシュしてしまうのが難点。イベントシーンも含めマップが切り替わるたびにオートセーブが入るのでロスは少ないですが、ストレスはあります。よいシーンだと特に。

ラスボス戦の演出は非常に良かったです。難度もちょうどよく、アクションRPGとしてのバランスは問題なかったので、だからこそストーリーの説明や音楽が良ければ超名作と呼べただろうなぁ、という惜しさを感じました。うーん、ドット絵が好きならお勧め。