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ksk@ぴよによるノンジャンルみだれ手記

オブラディン号の帰還 感想

ゲーム「オブラ・ディン号の帰還」をプレイしました。

 

store-jp.nintendo.com

ほかsteamやPS storeでも販売されており、自分はsteam版でプレイしました。

 

ある船から消えた60人の行方や死因を探る謎解きゲームです。プレーヤーは調査官となり、乗員の死の瞬間を観ることが出来る不思議な懐中時計を手に、調査を行います。

 

船の中には死の痕跡があり、そこで時計を使うとその死の瞬間を観ることができます。その死の瞬間の映像を元に、手元の乗員リストから、誰がいつどうやって死んだのかを特定していくゲームです。

 

たとえば、死の前後になされた会話に名前が含まれていたならば、乗員リストから当該の人物を探し、映像で死因を探り、特定する、というような手順で、これだけ聴くとかなり地味な作業に思えますし、実際、派手な演出があるわけでもないです。

 

が、プレイ中の爽快感は飛びぬけて優れています。

 

特定の順番は好きに行って構わないのですが、三名の特定に成功するごとに、名簿が確定されていきます。この三名が確定するごとに「キターーーー!!」という興奮を得られるわけです。これが都合20回くらいあるわけです。

 

あるレビューでは「プレイ中に自分の解像度が上がっていく」という評価がなされていて、これが非常に的を射ていると思うのですが、最初に60人を特定し始めるときの「誰が誰だかぜんっぜんわからん」という感覚から少しずつ、誰が誰だかわかるようになり、特定手順がわかるようになり、そして最後に全員を解明したときの開放感は無二です。これは是非、攻略サイトを使わずにプレイして終わりまで頑張るべきでしょう。

 

が、一方でかなり難しい特定もあります。3人セットで確定されることを利用して最後の一人をあてずっぽうで当てはめまくったり、ある程度まで絞れたところは組み合わせをがちゃがちゃ取り替えて確定させたり、というラフなテクも使えるので、この「3人」というのはゲーム上もとてもバランスが良いです。

 

それでもわかんなかったら既プレイヤーに聞きましょう! ちょうどいいヒントを得るにはそれしかない。自分は配信しながらプレイしていたので、観てくださった方が上手に導いてくれました。

 

総プレイ時間は12時間ほど。さくっと……というにはやや根気のいる作業ですが、お勧めです。