観ました。
構成が良すぎましたね。
最終章の対BC自由学園戦は、終盤を徹底的に「王者・大洗学園」という描き方で進め、その中でもギリギリまで食らいつき戦い抜くBC自由学園を描いていて、なるほど一度王者となった大洗学園を強者として描く中で、それぞれの学校の個性を出していくのだな、という感覚でいたのです。最後なんてほとんど、大洗学園のメンツは顔すら出てこないですから。
それは対知波単戦でも変わっていなかったはずなのです。知波単が追われる側。
でも最終的に、大洗はかなり追い込まれた、というか、突撃以外の戦い方が使えるようになった知波単にほぼ負けていた。
一方、王者である大洗学園という描き方から、王者であるあんこうチーム、という描き方にするっとシフトしていて、あの呼吸をするような戦車内担当変えと、ほぼ一両で相手をせん滅し続けるやり方で、やはりあんこうチームは強く、かつそれを撃破しただけで知波単が浮かれてしまうくらいの練度の戦士なのであというのをこれでもかと描いたうえで。
の、継続高校戦で最初に白旗になるあんこうチームです。
そりゃそうだろう、と思う展開だけれども、だからこそ滾る、というものでした。ずっと大洗を追う各校のドラマを観たうえで、最後に未だ勝利したことがない対聖グロリアーナ戦をどう戦うのかという描き方になると思っていたのに、まだまだいろんな見せ方を楽しませてくれるなんて。
しかしてっきり、継続高校には愛里寿が転入してくると思っていたのに……
早くディスクでもう一度観たいという気持ちもありますが、今回は4DXでの見たさが大きいです。それにしてもジャングルと無音の描写は本当にすごかったなぁ。