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ksk@ぴよによるノンジャンルみだれ手記

Twitterの性質が随分変わったような気がする、という話

ここ一年くらいでツイッターの景色が変わったような気がする、という主観的な感覚があったのですが、それについて思いついたことがあったのでメモっておくことにします。

 

・だいたいどの人もみんなフォロー/フォロワーが増えている

ツイッターは「マイクロブログ」と呼ばれていたけど、今もそれで正しいか?

・時系列では表示されていないから、どちらかというと野良ニュースになってる

 

ということに言及したいなと思っております。

 

日本でTwitterが注目を浴び始めたのは2011年の震災で、ダウンせずに情報のやり取りが続いたのが大きかったのかなと思っていますが、過去は「フォローが100人を超えると/1000人を超えると景色が変わってくる」なんて言われていたような気がします。

 

現在ではフォローやフォロワーが100や1000ではそこまで珍しくもないようになりました。企業や芸能人も現役で使用していない人を探す方が難しいくらい。

 

が「タイムライン」の機能はそんなに変化していないんですよね。140字までが制限である1回のツイートがどんどん流れていく。

ただし、100や1000のツイートを時系列にすべて追うのはずっと見続けていないと無理なので、デフォルトの表示が時系列ではなく、話題性の高いツイートが優先されるようになった。

 

てことは、つまり「知り合いの誰かのブログを時系列に読む」という感覚ではなくなってるわけですね。

 

過去にブログが流行った時は、そもそもブログをやる知り合いなんて十数人とかだったのでお気に入りで充分巡回できたし、RSSリーダーを使用したりして、時系列で誰が何を述べたんだなということがわかるようになっていた。

 

その後にSNSが流行った時も、フォローフォロワーは相互承認制だったので、せいぜい数十~百いくらで、これらも時系列順だった。

 

が、Twitterは、リリース当初こそ時系列だったけれども、今は話題のツイートが優先表示になっていて、対象とするアカウントは「フォローとフォローのリツイート」なので、実質的に無限大のネットの海から情報が拾われてくるわけです。

 

従来はマイクロブログと呼ばれたりして(※Twitter社自体はこの呼称を自認しているわけではないようです)個々のフォロー、フォロワーの日常をつぶやきとして見て、生活の間接同期みたいなことをしていたわけだけども、どうも最近はそういう用途で使うには対象が広がりすぎている気がする。少なくとも、ブログという感覚では使い難い。

 

フォロー、フォロワー自体は自分で選んでいるけれど、それぞれのフォロー先が数百以上のフォロワーを持っていると、そりゃあ話題の方向性は出てくるけれども、選んだ方向については無限に広がった状態になっているわけで、それがTwitter社のアルゴリズムによって話題性の高い順に共有、拡散されていくとすると、これはもうソーシャルネットワーキング、というよりも、単に拡散力が高い人の声を広げるニュースメディアにすぎないような気がしてきます。

 

 

それでどうなるかというと、結局のところは

 

・「すごく話題になってる情報」と「すごく身近な情報」の間くらいの「自分の興味から少し離れている、中程度に話題になってる情報」が見つけづらい

・「自分の発する情報は身内レベルですら拡散しづらい」

ということが起こるのかなと思っています。

 

これをどうにか(Twitterを使用しない方法も含めて)解決したいなと思ってはいるのですが、ブレイクスルーは見えてない状況です。