以前こんなことを書いていたのですが。
これが何かっていうと、つまり自分がどんな情報を得たいと思っていたとしても、Twitterで繋がっている人たちが数百を超えるのが普通になって、さらにその先の人たちも数百のつながりを持っていたら、RTを含めると実質的に無限大のつながりの中からTwitter社のアルゴリズムによってえらばれたトップツイートが表示されてる状態ですよね、ということを書いたわけです。
Twitterを使って作った繋がりがある人はTwitterから離れがたいわけで、そうなるとTwitter社のアルゴリズムにメディア環境の肝を握られた状態になる……というとちょっと大げさですが、その影響をゼロにすることは難しいと思うんですよね。
で、ここしばらく、なんか精神的に疲れるな、気持ち振り回されてるな、と思ったんですが、とりあえず気が滅入ることが多いように思ったのでTwitterのタイムラインを時系列で取得するのを辞めたんです。
辞める以前の自分のTwitterの使用環境は、
PC→Tweetdeckで自分の身の回りの人たちを中心のリスト+時系列タイムライン+ニュース的に見ているリスト
スマホ→ヘリウム2でPCにほぼ近い環境+twitter公式アプリで通知などを確認する
てな使い方をしていました。
これで「良くない」と思ったのは、ある程度の数に絞ったリストだと、情報が有限になるので全部追うことが出来ちゃうんですね。それができる状態だと、とりあえず上から下まで見ておくか、という気持ちになってしまう。
てことは、その有限のタイムラインの中にある情報はポジティブなものもネガティブなものも全部吸収することになる。
有限のタイムラインの中にある人たちはTwitter社のアルゴリズム+その人の興味領域でタイムラインを構築していて、その中で共有したい話題をRTしたりする。
ということは、社会が余裕ない状態になると、Twitterで見える情報も当然余裕がないものが増えるんですよね。
今はコロナウィルスの猛威で社会的に余裕がある状態とはお世辞にも言えないと思うわけです。
てことは、自分の身の回りの人も当然普段よりピリピリしていくし、身の回りの人たちの選んだタイムラインを作るユーザーの人も普段よりピリピリしていく。
と、自分が選ぶ情報が普段より何割かピリピリする。
と、自分も多かれ少なかれピリピリすることになる。
こりゃよろしくないな、と思うと同時に、その影響をゼロにすることはちょっと難しいな、と思ったので、Twitterを使う環境を大幅に変えて、時系列に観るのをひとまず放棄しました。
これだとお祝い事や一般に向けて放たれた大事なことなんかも見落とす可能性が高くなっていくんですが、今はネガティブな情報をカットするほうが自分の生活のクオリティをあげる、と思いそのように転換してみました。
過去、フォロー数が増えるとタイムラインの見え方が変わってくる(=面白くなる)と聞いてそれはそれで面白さを実感したんですが、世の中が上向いてる状態かどうか、というのはきちんと考えたほうがよさそうだと思ったのでした。