Amazon Primeビデオで「きさらぎ駅」を観ました。
80分くらいでお手軽なホラー、よくまとまってる、という印象です。
「きさらぎ駅」自体は有名なネットロアで、様々な媒体で引用されています。この物語では主人公が大学の研究の一環できさらぎ駅を体験したという女性に聞き取りを行い、その女性の物語が前半、後半は主人公が実際にきさらぎ駅へ向かい……というもの。
演技は味が強いめで、B級感あるんですが、でもものすごく安っぽいか、というとそういうこともなくて、B++くらいはあるんじゃないでしょうか。こういうホラー映画に造詣が深くないので正当な評価かどうかわからないです。
「きさらぎ駅」については「裏世界ピクニック」のイメージを強く持ってしまっているので、それと比べて「異世界に入った」ということを示すオブジェクトが少ないところがちょっと表現としては物足りなかったかなぁ、と感じました。
いつ買ったかわからないのですが「はじめてのUIデザイン」を読みました。
内容がイメージしているものは全体的にスマートフォンや現在のwebサービスのデザインで、機能面とデバイスの条件、どちらかといえば特に後者を元に話されていました。図表は実際のデザインツールを前提として、概念図よりも実物+文章という組み合わせ。
UIだからそりゃそうだ、という感じですね。「はじめての」が入っているので、入門編として一通り実践するメソッドが入っている一方、趣味として触れるにはやや淡白に感じるかも。趣味でUIデザインするというのがまずレアケースか。
2021年の本なので、現代の概念としてはこれでいいと思いますが、併せてプロダクトデザインの総論なんかも入れておかないと、このテキストが依拠しているマインドを捕まえられないままになりそうだな、と感じたところです。いろいろツールが紹介されていたので、どれか試してみるのも面白そう。