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ksk@ぴよによるノンジャンルみだれ手記

2023/7/18の雑記 アクロスザスパイダーバースを観た

映画「スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース」を観ました。

www.spider-verse.jp

 

いや最高でしたね。

感想に入る前に、この「アクロス・ザ・スパイダーバース」は前作「スパイダーマン:スパイダーバース」の続編となっていて、そして続く「ビヨンド・ザ・スパイダーバース」と併せての三部作となります。

よってこれだけでは完結しません。

自分はスパイダーマンの素養が全然なくて、それこそマーベルVSカプコンシリーズくらいの知識しかないのですが、映画スパイダーバースが良すぎたのでこれは絶対に観に行かなくてはならないと思い、何とかチャンスを得ました。

よかったとこ。話がスパイダーグウェンから始まるのがよいです。前回どうしてもマイルス以外のキャラの掘り下げはあまりなかったのでそこを丁寧にやってもらったのがよかったですね。

よかったとこ。ぐりぐりカメラを回転しながらの戦闘描写。ただでさえスパイダーマンは上下左右の壁に吸着して360度の戦いができるのに、さらに敵は空間移動するものだから三次元以上の表現になってます。でも何が起こってるのかわかる画の明快さ。厳しい状況でも飄々と戦うスパイダーマンたちと、その状況でも人助けは絶対に忘れない、スパイダーバースをさらにパワーアップさせたような表現が非常に心地よいです。

よかったとこ。スパイダーマンシリーズにある「お約束」がそのまま話の要素となっているのもよいです。メタ的ではあるけど、それが野暮ったかったり、話が陳腐になってしまうようなことはなく真剣さがあって、冷静になってしまわずに先へ進めます。

よかったとこ。映像の表現も相変わらず良い。カトゥーンのような表現、様々なスパイダーマンそれぞれの出自の表現がミックスされているのに自然。すごいことです。

よかったとこ。第一作からの話しの続け方。「あ、そういえば!」という要素を持ってきてそのまま次につなげられるのはすごいです。ベーグルに印象残っているもの。最終的にスパイダーマンVSスパイダーマンVS悪という三つ巴構造を示して終わったわけですが、この悪側=スパイダーマンにならなかった別の宇宙のマイルスの存在も非常に自然に入って来て、ほんとに脚本が上手い~! ってなりました。本当に素晴らしかった。絶対にビヨンドも観ます。