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ksk@ぴよによるノンジャンルみだれ手記

【感想】NieR:Automata(ニーア オートマタ)

PS4のニーアオートマタ(GOTYエデュション)をプレイしました。感想はネタバレを一杯いれますので、プレイしていない方は注意してね。

 

 

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web媒体で小説文を書くときに意識するといい体裁の話

webでSSイベントを主催するなどしてネット上の文章に触れることが多くなったので特にそう感じることが多くなったのですが、文章のデザイン面、体裁に気を遣ったほうが圧倒的に読みやすくなると思いましたので記事化しておきます。

 

とはいえ文章とデザインとでは分野が大きく異なり、文章を書く人にデザインを気にしてと言ってもどういうことだかよくわからないと思いますので、ここでは実例を挙げて実感していただくとともに、最終的に「これだけ気にすればいいと思うよ」ということをお伝えしたいと思います。

 

結論を先に。

・多くのSNSは理想としている体裁が既に決まっているので、その理想に合わせたほうがよい

・pixivなどの縦書き横書き表示を選べる場合は、段落の改行有無によってこちらから縦横を指定した方がよい

・縦書きの場合は小説本の体裁にできるだけ近づけたほうがよい

 

ということです。

筆者の側でコントロールすることはひとまず2点のみでよいでしょう。

・地の文の段落頭を一字下げるかどうか

・段落ごとに改行を挟むかどうか

 

この2点です。とりあえずこの二つだけでも気にしておけば大幅に変わってきます。

「いやでもそんな変わらんでしょ」という方もいらっしゃるとは思うんですが、大量の文章を読むことになると、ほんの少しの差が読み疲れするかどうかに関わって来て、かつその体裁の読みやすさ自体が作品の評価につながってしまうこともあるわけです。

 

凄くいい内容だったんだけど、疲れちゃって二度と読みたくない、と思われるよりかはまた同じ人の作品を読みたいなぁ、と思ってもらえる方がよいでしょう。

 

「体裁がよくなかった」ということに読む人が気付けるとは限らず、疲れの原因が体裁にあったとしても「あなたの作品は体裁がよくなかった」とは言ってもらえません。しかし体裁を綺麗にすればそれだけで内容の評価までもが上がる可能性があるわけで、やる価値は大きいと思います。

 

以下は実際の文章を見ていただきたいと思います。

各サンプルは画像で用意していますので、縦幅または横幅を適宜調節して見比べてください。

横書きの場合は行間を広くとって、さらに改行も適宜加えていく方がすっきりします。

まず行間が狭く、改行がない文章。なお、MS明朝でポイント数は全て同じです。

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余白が多いですが、どのくらい縦に伸びるかも見て頂こうと思って統一しています。ご容赦ください。

続きまして行間は変わらず、改行があるもの。

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すこしブロックが分かりやすくなったと思います。

さらに行間を開いて、改行も入れたもの。

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だいぶすっきりしました。

行間があっても改行がないとちょっと詰まって見えます。

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また、ここまでのサンプルは字下げを入れましたが、横書きの場合は字下げが無くてもあまり読みやすさに影響はなさそうです。

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このブログ記事も字下げしていないです。

 

次に縦書きで同様に見ていきます。縦書きは画面の横幅によりますが、横書き文章より行間が狭くてもあまり視認性を損ないません。一方、字下げがないと読みづらい印象があります。

まず字下げなし、行間は詰め、改行はなし。

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ここからは左側に余白があります。媒体によってはサンプル画像が見づらいかも……

次に同じ条件で字下げを入れます。

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これで概ね小説本と同じような体裁です。

では次に、改行を加えていきます。

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読みづらいということはないですが、テンポ感に差が出てくると思います。

ちなみに、PCのモニターなどはどうしても横長で、横に文字が伸びていくととても読みづらくなります。(なので、こういうブログなどの媒体では多くの場合横の長さを制限して調整しています)pixivの縦書きモードでは、ipadの横持ちなど媒体によっては画面横幅一杯に文字を表示するので、改行がないとかえって煩わしく感じる場合もあります。

さらに行間を開けてみましょう。

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このくらい伸びます。小説文っていうよりも詩っぽい印象に寄って行きます。段落ごとの繋がりが弱まっていく感じです。

 

サンプルはひとまず以上です。

 

ということで

■横書き媒体の場合

改行は段落ごとや会話文の前後など多めに。字下げするかどうかは好みで。

 

■縦書き媒体の場合

小説文なら改行はなくてもよい。字下げはあったほうがいい。

 

以上を自分としてはお薦めします。pixivは投稿時に作者側が縦横どちらの形式で表示するかを選択できますので、文章の状況により選択しておくとよいと思います。

 

参考になりますれば。

紀文の気分 ~豆乳飲料研究委員会~(2009/11/14 過去記事サルベージ)

アイドルマスターシンデレラガールズの関係で豆乳が盛り上がっていたので「そういや昔豆乳のレビュー記事書いたな……」と思ってHDDを掘ったら出てきたのでまるっとサルベージです。

美味しいですよ紀文の豆乳。

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思い出していただきたい。 コンビニエンスストアのパック飲料コーナーを。

緑色の飲料があったはずだ。 爽健美茶ではない。 そう それは豆乳。

そしてさらに思い出してほしい。 その隣に、さらに違う飲み物がなかっただろうか?

そう、それが紀文の豆乳飲料である。 さて、この紀文の豆乳飲料、 実はかなりの種類があるのをご存じだろうか。 ご存じない方は公式ウェブサイトをご覧いただくといい。 少し気合いの入ったスーパーとかでは多数置かれているが、 普通のコンビニエンスストアではせいぜい2、3種しか置かれていない。

今回は、これらを出来る限りの種類飲み、レビューしてみたいと思う。 というわけで、男4人が紀文豆乳飲料を飲みまくる会 「第一回紀文豆乳飲料研究委員会」 を開催したわけである。

 

集められたフレーバーは実に11+プレーンの12種。

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そうそうたるメンバーである。 ちなみに二段目のひな壇であるが… なんと、豆乳飲料で作られているのである! うんざりしそうだ!

ちなみに、断っておくがメンバーに 紀文の社員は含まれていない。

基本ルール。

飲むときの掛け声:「豆乳を投入!」

豆乳度と○○度(それぞれの品名の味の調査)をそれぞれ評価する

一杯飲むごとにプレーン豆乳を投入し、コップと口を洗う。

基本として、プレーンの豆乳飲料(緑のやつ)は豆乳度が高いはずなので プレーン豆乳 豆乳度:★★★★★ と評価。これが基本評価となる。

乳飲料は1本あたり200ml。四人で分けても、12種類なら 一人当たり50ml×12=600ml飲む計算である。 どう考えても、飲みすぎである。

飲む順番はフリーソフト「抽選王」で決定した。 以下その順番でレビューは進んでいく。

 

1.いちご

メンバーの「いちごとか甘い奴は最後のほうがいいよね」 という希望を見事に裏切った一本。 飲んだ時からいきなり豆乳を見失い戸惑う会員たち。 そしていちごとも何かが決定的に違うのである。 結果導き出された評価は以下。

豆乳度:★

いちご度:★★★

いちごキャンディー度:★★★★★

 

コメント。

・いちごキャンディーを溶かした感じ

耳鼻咽喉科でもらった飴を思い出した。

 

2.焼きいも

乳飲料を世に知らしめた話題作と言っていいだろう。 このどう考えてもB級飲料ながら「なんか飲める」「確かに芋」 というこの一本は、おもに某大学の生協で以外にも好評だった。 しかし、焼き芋独特の皮の香ばしさが感じられないことから メンバーの評価は以下のようになった。

豆乳度:★

焼き芋度:★★

スイートポテト度:★★★★★

 

コメントは

・匂いがもう芋

である。

鼻を近づけると完璧に芋の匂いがする。

 

3、バナナ

比較的「普通」と思われているのではないだろうか。 コンビニでもよく見るタイプの一本である。 そしてこの一本は以外にも「豆乳っぽさ」が残っている。 しかし、バナナそのものの味かというと、果物とはまた異なる。 よって評価は以下のようになった。

豆乳度:★★★

バナナ度:★★★

混ざっていないバナナシェイク度:★★★★★

 

コメント

・甘い

・あとから豆乳が帰ってくる

 

この「後から豆乳が帰ってくる」というのは、 最初の口当たりはバナナ味だが、後味で急激に豆乳が その味を主張し始める現象をさす。 これについて、我々は協議の結果 「豆乳二段返し」という名をつけた。 ちなみにおしくも選外の次点は「ブーメラン効果」である。

ここまでで「いま1/4だよー^^」という会員の言葉により まだ1/4で既にダメージをうけつつあった会員は激萎え。 しかしまだ作業は続くのである。

 

4、フルーツミックス

一同、「風呂上がりのフルーツ牛乳」を想像していたのだが、 しかし何かが決定的に違った。それはオレンジやパインの酸味度である。 一見「なんかよう判らん味」なのだが、しっかり味わうことで 酸味がかなりあることに気づく。 そして豆乳が見当たらない。 この豆乳が見当たらないことは 「豆乳どこいった?」「豆乳居るか?」と 今後にわたって会員を苦しめることとなった。

評価。

豆乳度:★

オレンジ度+パイン度:★★★★★

 

コメント。

・ヤクルトの底辺(底の部分という意味

・酸味が強い(フルーツ牛乳とは違う

確かに、何かのどの奥に残るものがあった。

 

5.ココア

「そろそろコーヒーとかいきたいなぁ」という会員の言葉を 見事に裏切った一本である。

 

評価。

豆乳度:★★

ココア度:★★

溶けたチョコアイス度:★★★★★

つまりココアというよりもチョコに近いイメージなのである。 パッケージを変えて「チョコ」って言われても判らないと思う。 この一本も豆乳の味は見えないと思いきや、 しかしどこかでふっと顔を出すものがあった。

 

よってコメントでは

・豆乳は這い寄っている

という評価が下された。 「豆乳は一段ずつ階段を上っている」 「一段ずつ電話で報告している」 など、まるで妖怪もしくは都市伝説のような評価を下されている豆乳。 なお、このあたりで会員のうち 「よくわかってないまま参加した」2名が脱落。 豆乳に対して深いトラウマを残す結果となった。 罪つくりな企画である。

 

6.マロン

この一本に関しては、なぜか紀文サイトで見つけることができなかった。 (11/13現在)すなわち隠しキャラか、または季節限定である。 評価は「豆乳も見えないし栗ともなんか違う」である。 そして結果、我々の評価はこうなった。

 

豆乳度:★

マロン度:★

キャラメル度:★★★★

モンブラン度:★★★★★

つまりモンブランっぽい味だが、どこかに強いキャラメル感を 感じたという結果になった。これについてはパッケージに モンブラン風味であることは伝えられているので、 結果としてはしっかりしているということになる。

 

コメント。

・甘い

つまり、もうだいぶグロッキーなのである。 しかし。 今折り返したところである。 書いている僕もつらいのである。

 

7.紅茶

なんとご丁寧にも「アールグレイ」とうたわれているチャレンジングな商品である。 飲んだ結果「豆乳を抜いて飲みたい」というほどにしっかりとアールグレイの味がしていた。 評価。

豆乳度:★★

紅茶度:★★★★

 

コメント。

・しっかりアールグレイの味がしてる ・

でも後味は豆乳!

そろそろ豆乳の味がしていることに驚く我々である。

 

8.爽香杏仁(さわやかあんにん)

爽香杏仁は、筆者が豆乳飲料に目覚めたきっかけともなった ある意味自分としては至高の豆乳飲料である。 というか、僕は杏仁豆腐が基本的に好きなのである。 こちらも豆乳の姿は見えなかった。 しかし杏仁豆腐は非常に強く主張していた。 このままカンテンにしたかった。 杏仁豆腐食べたい。

 

豆乳度:★

杏仁度:★★★★

イチゴを抜いたドクターペッパー度:★★★★

ここで異例の評価が出たのは、 つまり「人工的」な味がしていたためである。 そして「ドクターペッパーからイチゴ味を抜くと杏仁豆腐」という 謎の新情報は完全に我々の評価を狂わせたと言っていい。

 

コメント。

・人工物っぽい

・さわやかではない

そろそろ紀文に怒られそうである。

 

9.麦芽コーヒー

そしてついに現れた麦芽コーヒー。 こちらもコンビニで見つけやすい一本である。 会員の間では「麦芽ってなに?」という会話が見られたが とりあえず飲んでからの話なのである。 評価。

豆乳度:★★★

コーヒー度:★★

麦芽?度:★★★★

つまり何となくコーヒーではないが、しかし確かに豆乳で、 あと一個ある味がなんかよくわからん、という感じなのである。 これ麦芽なの?

 

コメントも当然このように。

・結構苦い

・この味は何なんだ? これが麦芽

・そもそも麦芽ってなに?

 

10.黒ごま

このころ、前述のダウン会員も徐々に復活してきて 「ちょっとだけ注いで」とかわけの判らないことを言っていたが、 ここにきて我々は未知のゾーンに突入している。 まずは評価を見ていただきたい。

 

豆乳度:★★★★★

ごま度:★★★★★

つまり完全に豆乳とゴマからきていることが判る味なのである。 これまで豆乳か、もしくはイチゴ、バナナなどの味か、 どちらかに偏っていたものが、ここにきて両立を見せるという 未曾有の事態が訪れたのである。 「どちらも豆なのに」「そもそもなぜ豆に豆を混ぜる」 と議論が交わされたが、つまるところ

・水と油

・のどに絡まる

・豆乳にゴマペースト

・豆乳とごまの二列縦隊

という評価におさまった。 お互いがお互いを思いやり、それぞれの味が両立する。 これはこれで、美しい調和の姿なのである。 そしてついに最後にたどりつく。

 

11.抹茶

なぜ最後に抹茶なのか、それは抽選王の気まぐれにすぎない。 我々の評価は「なんか抹茶とは言いたくない」 と、パッケージにも歌われている黒糖について 「確かに黒糖っぽい」という評価であった。よって

豆乳度:★★

抹茶度:★★★

(安い) 黒蜜度:★★

という評価になったが、ここで大変な事実が発覚した。 味が「抹茶→黒蜜→豆乳」 と順番に入れ替わるように感じられるのである。

コメントでは

・抹茶の味に違和感を感じるとすぐに黒蜜、最後に残るのが豆乳

となり、この未曾有の連続攻撃には 「ジェットストリームアタック」 という名前がつけられた。

 

以上を持って、約2400円の私費を豆乳…いや投入した 我々の研究は終わりを迎えた。 もう若干濁った色の飲み物すら見たくないし、 いくつかの残った飲料のことも考えたくはなくなっていた。 もうイソフラボンという言葉だけでもいやだ。 結局、その後スマブラして帰った。

 

最後に、審査員のベストオブ豆乳を発表しよう。 ・いちご ・焼きイモ ・プレーン ・杏仁 以上である。参考になっただろうか。 飲むときは一本ずつ購入されることをお薦めする。 以上で第一回豆乳飲料研究委員会の幕を閉じたい。

アイドルマスターシャイニーカラーズをプレイした千雪Pの話

今なら無料10連! に釣られてアイドルマスターシャイニーカラーズをプレイ開始しました。

 

shinycolors.enza.fun

 

好きな結果になるまで引きなおせるガチャで千雪さんが出るまで回し続け、千雪さんのSSRを引いてはじめました。もう千雪さんしか見えないと思っていたので千雪さんだけ見てました。

 

で、思ったよりハマってプレイし続けてしまいました。育てゲーで一回のプレイが三十分くらいで終わるのでお手軽で楽しい。ガチャ要素やは大いにあるんですが、中身としては(自分がプレイしたのがそれくらいしかないのだけど)アイドルマスターSP(PSPのやつ)なので、ゲームのルールが判ってくるとそれなりにしっかり先に進めるし、確率との戦いでついつい熱くなっちゃう。

アイドルマスターを全然やらない人はパワプロサクセスモードっぽいと思っていただけるといいかもしれない。お手軽なので一度くらいやってみると面白いと思います。Live2D的なキャラクターの動きも面白い。

 

で、キャラクターについて。千雪さんは思った通りの包容力に溢れるお姉さんなんですが、イベントなどプレイしているとアルストロメリア(千雪・甘奈・甜花のユニット)がヤバい。

闇の方向でヤバい。

 

引きこもりの甜花の精神年齢が実年齢17に対してかなり低くて、甜花自体には精神面での成長というドラマが大いに用意されているのだけれど、甘奈が甜花大好き過ぎて強い強い共依存が成立しています。

さらにそれを包容力に溢れる千雪さんがまとめているので、依存を依存で包んである。で、もちろんアイマスなのでアイドルとプロデューサーは共依存関係にある。共依存の三乗です。

ドラマ性はものすごく高いんだけど「誰も怒る人が居ない」ヤバさがあって、いくら創作の世界と言えど、温かいやりとりの裏に破綻がありそうな暗さを感じてひええって思ってしまいました。

でも千雪さんPとして生きていきたいと思います。そう心に誓った。

 

せっかくなのでアルストロメリアのCDも買いました。途中で急に6/8拍子くるのすごい好き。

 

アルストロメリア

アルストロメリア

 

 

あ、いま初見ですか? 右上の麗しいお姉さんが千雪さんです。溺れろ。

 

プレイしていると他のキャラクターも見ることになるんですが、今のところは園田智代子ちゃんが気になってきています。

 

まだTrueENDにはたどり着けてないのでなんとかしたい。

【感想】戦場のヴァルキュリア3(プレイ開始)

 かねてより興味があった「戦場のヴァルキュリア3」をプレイしてみています。

戦場のヴァルキュリア3 EXTRA EDITION - PSP

戦場のヴァルキュリア3 EXTRA EDITION - PSP

 

 

人が実況配信しているのをちらっとだけみた程度だったんですが、サントラで曲を聴いていて、また友人からも勧められたのでプレイしてみることに。

 

最初はいわゆるタクティクスオウガスーパーロボット大戦的なゲームシステムかと思っていたんですが、どちらかというとファミコンウォーズ的なゲームシステムとバランスでした。ジョブごとの特性や相性がきっちりしていて、個々の強さよりも進軍の方法やリソースの管理が鍵。頭を使わないと先に進めない詰将棋タイプのゲームです。

 

ドラマとキャラクターはしょっぱなから最高にトガった部分を見せてくれていて、お手本のようです。指揮官であるクルトさんの二面性をはじめて見るシーンは素晴らしい。

 

スタートして10時間程度の今のところはまだ偵察兵、衛生兵によい使い方を見いだせてない状態。戦車頼りの進軍はこのままでいいのかなぁ、と思いながらプレイしています。一方で狙撃兵が便利すぎる。

ゲームにやいやい言っているという自覚は感じつつ、1メートル先から機関銃で打たれてもさっと身を(その場で)かがめて回避成立してるのと、1メートル先に手りゅう弾炸裂させて自分は無事、そもそもそのくらい近づかないと手りゅう弾が届かない、というのはビジュアル的についつい笑ってしまうポイントでした。

 

かなりボリュームありそうなのでじわじわと遊んでいく予定です。終わったらまた感想書こう。

一ノ瀬志希と私 2019-2016

一ノ瀬志希にゃんがいま自分の中でアツいと書いたのは2016年のことであった。

 

paperview.hateblo.jp

 

それから志希を含めてシンデレラガールズで二次創作をしてきたんだけれども、なにがしか書くなら感想だけじゃなくて情報のあるものにしようと思ったので、志希感というよりも志希テキストの読み込みということで連ねてみたいと思います。

 

一ノ瀬志希総論

 筆者がデレステしか主にプレイしていないことをご留意願います。

 総じて感情の振れ幅が狭い。(声優の方もあまり演技の幅を広く取っておらず、ライブ等で声を作るときは概ね同じ程度のテンションで演じているように思われる)感情がダウナー側に振れるシナリオがいくつかあるため、それに触れると幅を感じることができる。

 

・ギフテッド論

 ギフテッドについてはWikipedia等についての項目を参照のこと。単純に(志希においては科学分野の)学習能力が高いという性質のものではなく、知的好奇心の高さ、同年代に比べての習熟の高さの一方で周囲とのバランスのとり方が異なっていて、ADHDに似た振る舞いを見せる場合もある。gift-edと受動態となることからも、先天的であり”本人が望んでいるわけではないが、獲得してしまった能力”であるという認識が重要。志希自身はギフテッドであることについての葛藤はなく、折り合いがついている様子。

 

・感情

 志希の感情は他人との人間関係において総じてフラットであまり振れ幅がない。これはプロデューサーやユニットメンバーについても同様。ほぼ全員に対して自分を崩さない半面で、他の人間が自分のことをどう思っているか、自分のあり方について悩むような場面は見られない。

 自分の想定通りに能力が発揮できない場合は弱みを見せる様子。「つぼみ」コミュではスタッフに対し”謝る”ほどの失態を自覚、またアイドルコミュ4などで自分の想定以上のことが起こった際に身体側に揺り戻しが来ている描写を見ることができる。一方、それ自体を過度に引きずることもなく、自身の現段階の能力の限界も含めて興味の対象にしている。

 

・身体

 上記に関連して、自分の身体について、精神と一体だと考えていない様子。ノーマルカードのホームではへそが出ていることをプロデューサーから指摘されても、それはプロデューサーによる観測の問題であると返答する。身体は外部刺激の入力装置であり、自我とは切り離して考えている様子。

 

・人間関係

 奏コミュでフレデリカから怒られたときにしおらしくするという一面があるが、この感情がどこからどこに向いているものなのかは不明。フレデリカや奏との関係で多少奏から距離を置かれたところで反省しそうもないものだが、志希自身の想定以上にはしゃいでしまったことへのズレを持っているのかもしれない。

 ステレオタイプな正義感については懐疑的な様子。Trust meコミュで南条光とのかかわりの中、道端に食べ終わったチキンの骨を投げ捨てるという行動に出る。直後に南条光がその行動を正すが、この志希のインモラルな行動は光が「目の前で同じ側に居る人間が悪を行ったときに正すことができるか」をテストしたと考えると納得がいきやすい。

 フレデリカとの関係(または、レイジーレイジーとそれに応対するプロデューサーとの関係)では「理解させない」で一貫している。天才やギフテッドという特性は常人から理解できないところが特徴なので、それが正解である一方「なにも情報がない」ままでもある。

 フレデリカとの会話中のテキスト読み込みは量が多いのでこのエントリーでは諦め。

 

・家族関係

 特に語られていないので情報なし。よいとも悪いとも存命とも如何様にでも取れる。

 

・失踪について

 本人にとっては合理的選択であり、失踪は関係性の中で合理的なワードが選択されたものと考えられる。(イベントの性質上やむをえないのだが)ライブの本番を欠席していないことを考えると、志希がプロダクションと結んでいる契約の文面上、本番で志希(あるいはプロデューサー)にとって問題がない完成度になるならば、あるいは完成度を高めるためには課されているレッスンやミーティングを欠席しても差し支えないと判断できる内容であると考えられる。

 目的に対して最も合理的な選択をしているが、一般的に目的と癒着する価値について志希自身は目的と切り離すことができるので、レッスンに参加することが価値に合致していても目的に対して合理的でない場面で躊躇なく不参加を選択できる。その際に「失踪」という語彙が選ばれるのは、目的と価値を切り離して考えることをしない他者に合わせた表現と考えることができる。

 この合理的選択はアイドルがほかのアイドルといがみ合わないという前提でしか達成できない。

 

 

ここまで私見

 

ここから私情。

シンデレラガールズというコンテンツが自分の中で二巡くらいしたような気がしているので、自分の中で志希について思いを巡らせていたんですけども、今思い返してこれが志希まわりのコンテンツで一番最初に思い出すなーってのがこちらでした。

 

 

匂いのエロティシズム (集英社新書)

匂いのエロティシズム (集英社新書)

 

 

これは一ノ瀬志希の楽曲「秘密のトワレ」の作詞作曲をされたササキトモコさんがご自身のブログで秘密のトワレについて書かれている背景にある本です。

 

この記憶が残っているのは、一ノ瀬志希に付随する「知識」だからだと思っています。なのであとは「ギフテッド」という概念についても記憶に残っています。「ボタニー」もかな。

 

あとはLippsかっこよかったなーっていう記憶が強いです。

 

なんだよじゃあお前はもう一ノ瀬志希のことはどうでもいいんか! 荒木比奈に鞍替えしたんか!

というお言葉があるかと思うんですが、荒木比奈についても頭の中で二巡くらいしてます。しかしここでは一ノ瀬志希Pとしてお話をしようかなと思うので比奈の話は置いておきましょう。

 

「(アイマスにおける)プロデューサー」としては一ノ瀬志希を消費する瞬間と生産する瞬間があります。このうち前者については、クレイジークレイジーイベントなんかもあったんですが、新しい知識が増えたりはしませんでした。志希自体はソロのときの周りを奔放に振り回すキャラクターと、他のメンバーと一緒に出るときの振り回しながら悪になってはいけないキャラクターのあいだのバランス取りがものすごく大変そうで、各イベントのテキストを見ながら、細いロープの上を渡っているようなバランスのとり方にハラハラしながら読んでいるような記憶が強いんです。

で、このキャラクター自体は当初に見ているものとそんなに変わらないので、正直新しい学びは無いんです。知ってるキャラ。同窓会への出席に近い。同じ感情の確認。

 

さて一方生産するときなんですが、生産するときはほかも含めて出来るだけ色々と調べるようにしていて、志希は匂い分野のエキスパートなので匂いについて調べる……というのが大変なのでできていません。びえー。これは机上だけでは実体験が伴わないのと、いい香りを得ようとすると本当に資力が必要になってくるのでそこまでできなかった、というのが強いです。一時期はフレグランスについて多少の興味を持ったりしたんですけど、普段使いできる男物はやや香りが強いというか、方向性が苦手で、掘り下げようと思えなかった。

 

その他についてはだいたいここに書いていたことと同じ。

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総選挙で界隈が盛り上がってるので、今までのことを思い出して連ねてみました。来年も総選挙あるのかな?

そのときはどう思ってるんだろう。楽しみですね。

【感想】レトロゲームファクトリー(柳井政和)

 

レトロゲームファクトリー (新潮文庫nex)

レトロゲームファクトリー (新潮文庫nex)

 

 

現代ものの小説。表紙の二人が主人公で、片方が腕の高いプログラマー、もう片方がレトロゲームにこだわりがあるディレクター。大手企業と因縁を持つ二人が、あるゲームの移植をきっかけに……というあらすじ。

 

それぞれのキャラクターがそれぞれにピーキーで小気味いい。悪い奴は悪く、いい奴はいい。登場してくるゲームは架空の物と実在のものが入り混じっていて、ファミコンの時代を生きた人には懐かしい名前がたくさん。

 

と、これだけの要素だとなんだか人間ドラマがあるのか、という疑念があるけれども、実際には人情モノ。ほろっとするような展開も。

 

レトロゲームは定期的にブームが来て、だいたい十年周期くらいで回っている気がする。十五年前くらいにはトンガリキッズとかが出て、コンビニで8cmCDのついた食玩が発売されてた頃。チップチューンという言葉が出たのもこの頃の気がする。

で、最近ではミニファミコンに始まる懐かしアイテムなど。

レトロゲーム自体はレトロ、というけれども、ゲームとしてはむしろハイエンドゲームが重たくなりすぎている今、ドットだったりチップチューンみたいなものは一つの様式として再度出てきていて、steamにもドットの90年代のようなゲームは多いので、レトロ、というよりもそういう様式美なのだと思って観ていた方がいいと思う。そう言う流れの中にこの本もあるのかもしれない。

 

ジャンルとして確立されているその一方で、こういうものもそうじゃなくても、ゲームは安く叩かれているというイメージを個人的には強く持っているので、この小説を読んでいると、主人公たちは果たして今後どのくらい食えるんだろう、というところはちょっと心配になったりする。

 

本書の中では開発者がゲームに込める思いがあるんだけれど、一方で子どもがどういう風に遊ぶか、というのについては、結論は人間ドラマに負けてしまっていた感じがして、読んで暫くしてから冷静になったらここはもう少し掘り下げてもらえたらよかったな……などと贅沢なことを考えてしまった。人間ドラマの方がテンポも含めて素晴らしいので、そんなに気にならないんだけど、子どもたちはもっともっと自由に遊んでしまいそうだな、と思ったのだった。

 

キャラクター的には拡がりがあると思うので、2が出て欲しいなー、という気持ち。