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ksk@ぴよによるノンジャンルみだれ手記

一ノ瀬志希と私 2019-2016

一ノ瀬志希にゃんがいま自分の中でアツいと書いたのは2016年のことであった。

 

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それから志希を含めてシンデレラガールズで二次創作をしてきたんだけれども、なにがしか書くなら感想だけじゃなくて情報のあるものにしようと思ったので、志希感というよりも志希テキストの読み込みということで連ねてみたいと思います。

 

一ノ瀬志希総論

 筆者がデレステしか主にプレイしていないことをご留意願います。

 総じて感情の振れ幅が狭い。(声優の方もあまり演技の幅を広く取っておらず、ライブ等で声を作るときは概ね同じ程度のテンションで演じているように思われる)感情がダウナー側に振れるシナリオがいくつかあるため、それに触れると幅を感じることができる。

 

・ギフテッド論

 ギフテッドについてはWikipedia等についての項目を参照のこと。単純に(志希においては科学分野の)学習能力が高いという性質のものではなく、知的好奇心の高さ、同年代に比べての習熟の高さの一方で周囲とのバランスのとり方が異なっていて、ADHDに似た振る舞いを見せる場合もある。gift-edと受動態となることからも、先天的であり”本人が望んでいるわけではないが、獲得してしまった能力”であるという認識が重要。志希自身はギフテッドであることについての葛藤はなく、折り合いがついている様子。

 

・感情

 志希の感情は他人との人間関係において総じてフラットであまり振れ幅がない。これはプロデューサーやユニットメンバーについても同様。ほぼ全員に対して自分を崩さない半面で、他の人間が自分のことをどう思っているか、自分のあり方について悩むような場面は見られない。

 自分の想定通りに能力が発揮できない場合は弱みを見せる様子。「つぼみ」コミュではスタッフに対し”謝る”ほどの失態を自覚、またアイドルコミュ4などで自分の想定以上のことが起こった際に身体側に揺り戻しが来ている描写を見ることができる。一方、それ自体を過度に引きずることもなく、自身の現段階の能力の限界も含めて興味の対象にしている。

 

・身体

 上記に関連して、自分の身体について、精神と一体だと考えていない様子。ノーマルカードのホームではへそが出ていることをプロデューサーから指摘されても、それはプロデューサーによる観測の問題であると返答する。身体は外部刺激の入力装置であり、自我とは切り離して考えている様子。

 

・人間関係

 奏コミュでフレデリカから怒られたときにしおらしくするという一面があるが、この感情がどこからどこに向いているものなのかは不明。フレデリカや奏との関係で多少奏から距離を置かれたところで反省しそうもないものだが、志希自身の想定以上にはしゃいでしまったことへのズレを持っているのかもしれない。

 ステレオタイプな正義感については懐疑的な様子。Trust meコミュで南条光とのかかわりの中、道端に食べ終わったチキンの骨を投げ捨てるという行動に出る。直後に南条光がその行動を正すが、この志希のインモラルな行動は光が「目の前で同じ側に居る人間が悪を行ったときに正すことができるか」をテストしたと考えると納得がいきやすい。

 フレデリカとの関係(または、レイジーレイジーとそれに応対するプロデューサーとの関係)では「理解させない」で一貫している。天才やギフテッドという特性は常人から理解できないところが特徴なので、それが正解である一方「なにも情報がない」ままでもある。

 フレデリカとの会話中のテキスト読み込みは量が多いのでこのエントリーでは諦め。

 

・家族関係

 特に語られていないので情報なし。よいとも悪いとも存命とも如何様にでも取れる。

 

・失踪について

 本人にとっては合理的選択であり、失踪は関係性の中で合理的なワードが選択されたものと考えられる。(イベントの性質上やむをえないのだが)ライブの本番を欠席していないことを考えると、志希がプロダクションと結んでいる契約の文面上、本番で志希(あるいはプロデューサー)にとって問題がない完成度になるならば、あるいは完成度を高めるためには課されているレッスンやミーティングを欠席しても差し支えないと判断できる内容であると考えられる。

 目的に対して最も合理的な選択をしているが、一般的に目的と癒着する価値について志希自身は目的と切り離すことができるので、レッスンに参加することが価値に合致していても目的に対して合理的でない場面で躊躇なく不参加を選択できる。その際に「失踪」という語彙が選ばれるのは、目的と価値を切り離して考えることをしない他者に合わせた表現と考えることができる。

 この合理的選択はアイドルがほかのアイドルといがみ合わないという前提でしか達成できない。

 

 

ここまで私見

 

ここから私情。

シンデレラガールズというコンテンツが自分の中で二巡くらいしたような気がしているので、自分の中で志希について思いを巡らせていたんですけども、今思い返してこれが志希まわりのコンテンツで一番最初に思い出すなーってのがこちらでした。

 

 

匂いのエロティシズム (集英社新書)

匂いのエロティシズム (集英社新書)

 

 

これは一ノ瀬志希の楽曲「秘密のトワレ」の作詞作曲をされたササキトモコさんがご自身のブログで秘密のトワレについて書かれている背景にある本です。

 

この記憶が残っているのは、一ノ瀬志希に付随する「知識」だからだと思っています。なのであとは「ギフテッド」という概念についても記憶に残っています。「ボタニー」もかな。

 

あとはLippsかっこよかったなーっていう記憶が強いです。

 

なんだよじゃあお前はもう一ノ瀬志希のことはどうでもいいんか! 荒木比奈に鞍替えしたんか!

というお言葉があるかと思うんですが、荒木比奈についても頭の中で二巡くらいしてます。しかしここでは一ノ瀬志希Pとしてお話をしようかなと思うので比奈の話は置いておきましょう。

 

「(アイマスにおける)プロデューサー」としては一ノ瀬志希を消費する瞬間と生産する瞬間があります。このうち前者については、クレイジークレイジーイベントなんかもあったんですが、新しい知識が増えたりはしませんでした。志希自体はソロのときの周りを奔放に振り回すキャラクターと、他のメンバーと一緒に出るときの振り回しながら悪になってはいけないキャラクターのあいだのバランス取りがものすごく大変そうで、各イベントのテキストを見ながら、細いロープの上を渡っているようなバランスのとり方にハラハラしながら読んでいるような記憶が強いんです。

で、このキャラクター自体は当初に見ているものとそんなに変わらないので、正直新しい学びは無いんです。知ってるキャラ。同窓会への出席に近い。同じ感情の確認。

 

さて一方生産するときなんですが、生産するときはほかも含めて出来るだけ色々と調べるようにしていて、志希は匂い分野のエキスパートなので匂いについて調べる……というのが大変なのでできていません。びえー。これは机上だけでは実体験が伴わないのと、いい香りを得ようとすると本当に資力が必要になってくるのでそこまでできなかった、というのが強いです。一時期はフレグランスについて多少の興味を持ったりしたんですけど、普段使いできる男物はやや香りが強いというか、方向性が苦手で、掘り下げようと思えなかった。

 

その他についてはだいたいここに書いていたことと同じ。

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総選挙で界隈が盛り上がってるので、今までのことを思い出して連ねてみました。来年も総選挙あるのかな?

そのときはどう思ってるんだろう。楽しみですね。