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ksk@ぴよによるノンジャンルみだれ手記

紀文の気分 ~豆乳飲料研究委員会~(2009/11/14 過去記事サルベージ)

アイドルマスターシンデレラガールズの関係で豆乳が盛り上がっていたので「そういや昔豆乳のレビュー記事書いたな……」と思ってHDDを掘ったら出てきたのでまるっとサルベージです。

美味しいですよ紀文の豆乳。

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思い出していただきたい。 コンビニエンスストアのパック飲料コーナーを。

緑色の飲料があったはずだ。 爽健美茶ではない。 そう それは豆乳。

そしてさらに思い出してほしい。 その隣に、さらに違う飲み物がなかっただろうか?

そう、それが紀文の豆乳飲料である。 さて、この紀文の豆乳飲料、 実はかなりの種類があるのをご存じだろうか。 ご存じない方は公式ウェブサイトをご覧いただくといい。 少し気合いの入ったスーパーとかでは多数置かれているが、 普通のコンビニエンスストアではせいぜい2、3種しか置かれていない。

今回は、これらを出来る限りの種類飲み、レビューしてみたいと思う。 というわけで、男4人が紀文豆乳飲料を飲みまくる会 「第一回紀文豆乳飲料研究委員会」 を開催したわけである。

 

集められたフレーバーは実に11+プレーンの12種。

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そうそうたるメンバーである。 ちなみに二段目のひな壇であるが… なんと、豆乳飲料で作られているのである! うんざりしそうだ!

ちなみに、断っておくがメンバーに 紀文の社員は含まれていない。

基本ルール。

飲むときの掛け声:「豆乳を投入!」

豆乳度と○○度(それぞれの品名の味の調査)をそれぞれ評価する

一杯飲むごとにプレーン豆乳を投入し、コップと口を洗う。

基本として、プレーンの豆乳飲料(緑のやつ)は豆乳度が高いはずなので プレーン豆乳 豆乳度:★★★★★ と評価。これが基本評価となる。

乳飲料は1本あたり200ml。四人で分けても、12種類なら 一人当たり50ml×12=600ml飲む計算である。 どう考えても、飲みすぎである。

飲む順番はフリーソフト「抽選王」で決定した。 以下その順番でレビューは進んでいく。

 

1.いちご

メンバーの「いちごとか甘い奴は最後のほうがいいよね」 という希望を見事に裏切った一本。 飲んだ時からいきなり豆乳を見失い戸惑う会員たち。 そしていちごとも何かが決定的に違うのである。 結果導き出された評価は以下。

豆乳度:★

いちご度:★★★

いちごキャンディー度:★★★★★

 

コメント。

・いちごキャンディーを溶かした感じ

耳鼻咽喉科でもらった飴を思い出した。

 

2.焼きいも

乳飲料を世に知らしめた話題作と言っていいだろう。 このどう考えてもB級飲料ながら「なんか飲める」「確かに芋」 というこの一本は、おもに某大学の生協で以外にも好評だった。 しかし、焼き芋独特の皮の香ばしさが感じられないことから メンバーの評価は以下のようになった。

豆乳度:★

焼き芋度:★★

スイートポテト度:★★★★★

 

コメントは

・匂いがもう芋

である。

鼻を近づけると完璧に芋の匂いがする。

 

3、バナナ

比較的「普通」と思われているのではないだろうか。 コンビニでもよく見るタイプの一本である。 そしてこの一本は以外にも「豆乳っぽさ」が残っている。 しかし、バナナそのものの味かというと、果物とはまた異なる。 よって評価は以下のようになった。

豆乳度:★★★

バナナ度:★★★

混ざっていないバナナシェイク度:★★★★★

 

コメント

・甘い

・あとから豆乳が帰ってくる

 

この「後から豆乳が帰ってくる」というのは、 最初の口当たりはバナナ味だが、後味で急激に豆乳が その味を主張し始める現象をさす。 これについて、我々は協議の結果 「豆乳二段返し」という名をつけた。 ちなみにおしくも選外の次点は「ブーメラン効果」である。

ここまでで「いま1/4だよー^^」という会員の言葉により まだ1/4で既にダメージをうけつつあった会員は激萎え。 しかしまだ作業は続くのである。

 

4、フルーツミックス

一同、「風呂上がりのフルーツ牛乳」を想像していたのだが、 しかし何かが決定的に違った。それはオレンジやパインの酸味度である。 一見「なんかよう判らん味」なのだが、しっかり味わうことで 酸味がかなりあることに気づく。 そして豆乳が見当たらない。 この豆乳が見当たらないことは 「豆乳どこいった?」「豆乳居るか?」と 今後にわたって会員を苦しめることとなった。

評価。

豆乳度:★

オレンジ度+パイン度:★★★★★

 

コメント。

・ヤクルトの底辺(底の部分という意味

・酸味が強い(フルーツ牛乳とは違う

確かに、何かのどの奥に残るものがあった。

 

5.ココア

「そろそろコーヒーとかいきたいなぁ」という会員の言葉を 見事に裏切った一本である。

 

評価。

豆乳度:★★

ココア度:★★

溶けたチョコアイス度:★★★★★

つまりココアというよりもチョコに近いイメージなのである。 パッケージを変えて「チョコ」って言われても判らないと思う。 この一本も豆乳の味は見えないと思いきや、 しかしどこかでふっと顔を出すものがあった。

 

よってコメントでは

・豆乳は這い寄っている

という評価が下された。 「豆乳は一段ずつ階段を上っている」 「一段ずつ電話で報告している」 など、まるで妖怪もしくは都市伝説のような評価を下されている豆乳。 なお、このあたりで会員のうち 「よくわかってないまま参加した」2名が脱落。 豆乳に対して深いトラウマを残す結果となった。 罪つくりな企画である。

 

6.マロン

この一本に関しては、なぜか紀文サイトで見つけることができなかった。 (11/13現在)すなわち隠しキャラか、または季節限定である。 評価は「豆乳も見えないし栗ともなんか違う」である。 そして結果、我々の評価はこうなった。

 

豆乳度:★

マロン度:★

キャラメル度:★★★★

モンブラン度:★★★★★

つまりモンブランっぽい味だが、どこかに強いキャラメル感を 感じたという結果になった。これについてはパッケージに モンブラン風味であることは伝えられているので、 結果としてはしっかりしているということになる。

 

コメント。

・甘い

つまり、もうだいぶグロッキーなのである。 しかし。 今折り返したところである。 書いている僕もつらいのである。

 

7.紅茶

なんとご丁寧にも「アールグレイ」とうたわれているチャレンジングな商品である。 飲んだ結果「豆乳を抜いて飲みたい」というほどにしっかりとアールグレイの味がしていた。 評価。

豆乳度:★★

紅茶度:★★★★

 

コメント。

・しっかりアールグレイの味がしてる ・

でも後味は豆乳!

そろそろ豆乳の味がしていることに驚く我々である。

 

8.爽香杏仁(さわやかあんにん)

爽香杏仁は、筆者が豆乳飲料に目覚めたきっかけともなった ある意味自分としては至高の豆乳飲料である。 というか、僕は杏仁豆腐が基本的に好きなのである。 こちらも豆乳の姿は見えなかった。 しかし杏仁豆腐は非常に強く主張していた。 このままカンテンにしたかった。 杏仁豆腐食べたい。

 

豆乳度:★

杏仁度:★★★★

イチゴを抜いたドクターペッパー度:★★★★

ここで異例の評価が出たのは、 つまり「人工的」な味がしていたためである。 そして「ドクターペッパーからイチゴ味を抜くと杏仁豆腐」という 謎の新情報は完全に我々の評価を狂わせたと言っていい。

 

コメント。

・人工物っぽい

・さわやかではない

そろそろ紀文に怒られそうである。

 

9.麦芽コーヒー

そしてついに現れた麦芽コーヒー。 こちらもコンビニで見つけやすい一本である。 会員の間では「麦芽ってなに?」という会話が見られたが とりあえず飲んでからの話なのである。 評価。

豆乳度:★★★

コーヒー度:★★

麦芽?度:★★★★

つまり何となくコーヒーではないが、しかし確かに豆乳で、 あと一個ある味がなんかよくわからん、という感じなのである。 これ麦芽なの?

 

コメントも当然このように。

・結構苦い

・この味は何なんだ? これが麦芽

・そもそも麦芽ってなに?

 

10.黒ごま

このころ、前述のダウン会員も徐々に復活してきて 「ちょっとだけ注いで」とかわけの判らないことを言っていたが、 ここにきて我々は未知のゾーンに突入している。 まずは評価を見ていただきたい。

 

豆乳度:★★★★★

ごま度:★★★★★

つまり完全に豆乳とゴマからきていることが判る味なのである。 これまで豆乳か、もしくはイチゴ、バナナなどの味か、 どちらかに偏っていたものが、ここにきて両立を見せるという 未曾有の事態が訪れたのである。 「どちらも豆なのに」「そもそもなぜ豆に豆を混ぜる」 と議論が交わされたが、つまるところ

・水と油

・のどに絡まる

・豆乳にゴマペースト

・豆乳とごまの二列縦隊

という評価におさまった。 お互いがお互いを思いやり、それぞれの味が両立する。 これはこれで、美しい調和の姿なのである。 そしてついに最後にたどりつく。

 

11.抹茶

なぜ最後に抹茶なのか、それは抽選王の気まぐれにすぎない。 我々の評価は「なんか抹茶とは言いたくない」 と、パッケージにも歌われている黒糖について 「確かに黒糖っぽい」という評価であった。よって

豆乳度:★★

抹茶度:★★★

(安い) 黒蜜度:★★

という評価になったが、ここで大変な事実が発覚した。 味が「抹茶→黒蜜→豆乳」 と順番に入れ替わるように感じられるのである。

コメントでは

・抹茶の味に違和感を感じるとすぐに黒蜜、最後に残るのが豆乳

となり、この未曾有の連続攻撃には 「ジェットストリームアタック」 という名前がつけられた。

 

以上を持って、約2400円の私費を豆乳…いや投入した 我々の研究は終わりを迎えた。 もう若干濁った色の飲み物すら見たくないし、 いくつかの残った飲料のことも考えたくはなくなっていた。 もうイソフラボンという言葉だけでもいやだ。 結局、その後スマブラして帰った。

 

最後に、審査員のベストオブ豆乳を発表しよう。 ・いちご ・焼きイモ ・プレーン ・杏仁 以上である。参考になっただろうか。 飲むときは一本ずつ購入されることをお薦めする。 以上で第一回豆乳飲料研究委員会の幕を閉じたい。

アイドルマスターシャイニーカラーズをプレイした千雪Pの話

今なら無料10連! に釣られてアイドルマスターシャイニーカラーズをプレイ開始しました。

 

shinycolors.enza.fun

 

好きな結果になるまで引きなおせるガチャで千雪さんが出るまで回し続け、千雪さんのSSRを引いてはじめました。もう千雪さんしか見えないと思っていたので千雪さんだけ見てました。

 

で、思ったよりハマってプレイし続けてしまいました。育てゲーで一回のプレイが三十分くらいで終わるのでお手軽で楽しい。ガチャ要素やは大いにあるんですが、中身としては(自分がプレイしたのがそれくらいしかないのだけど)アイドルマスターSP(PSPのやつ)なので、ゲームのルールが判ってくるとそれなりにしっかり先に進めるし、確率との戦いでついつい熱くなっちゃう。

アイドルマスターを全然やらない人はパワプロサクセスモードっぽいと思っていただけるといいかもしれない。お手軽なので一度くらいやってみると面白いと思います。Live2D的なキャラクターの動きも面白い。

 

で、キャラクターについて。千雪さんは思った通りの包容力に溢れるお姉さんなんですが、イベントなどプレイしているとアルストロメリア(千雪・甘奈・甜花のユニット)がヤバい。

闇の方向でヤバい。

 

引きこもりの甜花の精神年齢が実年齢17に対してかなり低くて、甜花自体には精神面での成長というドラマが大いに用意されているのだけれど、甘奈が甜花大好き過ぎて強い強い共依存が成立しています。

さらにそれを包容力に溢れる千雪さんがまとめているので、依存を依存で包んである。で、もちろんアイマスなのでアイドルとプロデューサーは共依存関係にある。共依存の三乗です。

ドラマ性はものすごく高いんだけど「誰も怒る人が居ない」ヤバさがあって、いくら創作の世界と言えど、温かいやりとりの裏に破綻がありそうな暗さを感じてひええって思ってしまいました。

でも千雪さんPとして生きていきたいと思います。そう心に誓った。

 

せっかくなのでアルストロメリアのCDも買いました。途中で急に6/8拍子くるのすごい好き。

 

アルストロメリア

アルストロメリア

 

 

あ、いま初見ですか? 右上の麗しいお姉さんが千雪さんです。溺れろ。

 

プレイしていると他のキャラクターも見ることになるんですが、今のところは園田智代子ちゃんが気になってきています。

 

まだTrueENDにはたどり着けてないのでなんとかしたい。

【感想】戦場のヴァルキュリア3(プレイ開始)

 かねてより興味があった「戦場のヴァルキュリア3」をプレイしてみています。

戦場のヴァルキュリア3 EXTRA EDITION - PSP

戦場のヴァルキュリア3 EXTRA EDITION - PSP

 

 

人が実況配信しているのをちらっとだけみた程度だったんですが、サントラで曲を聴いていて、また友人からも勧められたのでプレイしてみることに。

 

最初はいわゆるタクティクスオウガスーパーロボット大戦的なゲームシステムかと思っていたんですが、どちらかというとファミコンウォーズ的なゲームシステムとバランスでした。ジョブごとの特性や相性がきっちりしていて、個々の強さよりも進軍の方法やリソースの管理が鍵。頭を使わないと先に進めない詰将棋タイプのゲームです。

 

ドラマとキャラクターはしょっぱなから最高にトガった部分を見せてくれていて、お手本のようです。指揮官であるクルトさんの二面性をはじめて見るシーンは素晴らしい。

 

スタートして10時間程度の今のところはまだ偵察兵、衛生兵によい使い方を見いだせてない状態。戦車頼りの進軍はこのままでいいのかなぁ、と思いながらプレイしています。一方で狙撃兵が便利すぎる。

ゲームにやいやい言っているという自覚は感じつつ、1メートル先から機関銃で打たれてもさっと身を(その場で)かがめて回避成立してるのと、1メートル先に手りゅう弾炸裂させて自分は無事、そもそもそのくらい近づかないと手りゅう弾が届かない、というのはビジュアル的についつい笑ってしまうポイントでした。

 

かなりボリュームありそうなのでじわじわと遊んでいく予定です。終わったらまた感想書こう。

一ノ瀬志希と私 2019-2016

一ノ瀬志希にゃんがいま自分の中でアツいと書いたのは2016年のことであった。

 

paperview.hateblo.jp

 

それから志希を含めてシンデレラガールズで二次創作をしてきたんだけれども、なにがしか書くなら感想だけじゃなくて情報のあるものにしようと思ったので、志希感というよりも志希テキストの読み込みということで連ねてみたいと思います。

 

一ノ瀬志希総論

 筆者がデレステしか主にプレイしていないことをご留意願います。

 総じて感情の振れ幅が狭い。(声優の方もあまり演技の幅を広く取っておらず、ライブ等で声を作るときは概ね同じ程度のテンションで演じているように思われる)感情がダウナー側に振れるシナリオがいくつかあるため、それに触れると幅を感じることができる。

 

・ギフテッド論

 ギフテッドについてはWikipedia等についての項目を参照のこと。単純に(志希においては科学分野の)学習能力が高いという性質のものではなく、知的好奇心の高さ、同年代に比べての習熟の高さの一方で周囲とのバランスのとり方が異なっていて、ADHDに似た振る舞いを見せる場合もある。gift-edと受動態となることからも、先天的であり”本人が望んでいるわけではないが、獲得してしまった能力”であるという認識が重要。志希自身はギフテッドであることについての葛藤はなく、折り合いがついている様子。

 

・感情

 志希の感情は他人との人間関係において総じてフラットであまり振れ幅がない。これはプロデューサーやユニットメンバーについても同様。ほぼ全員に対して自分を崩さない半面で、他の人間が自分のことをどう思っているか、自分のあり方について悩むような場面は見られない。

 自分の想定通りに能力が発揮できない場合は弱みを見せる様子。「つぼみ」コミュではスタッフに対し”謝る”ほどの失態を自覚、またアイドルコミュ4などで自分の想定以上のことが起こった際に身体側に揺り戻しが来ている描写を見ることができる。一方、それ自体を過度に引きずることもなく、自身の現段階の能力の限界も含めて興味の対象にしている。

 

・身体

 上記に関連して、自分の身体について、精神と一体だと考えていない様子。ノーマルカードのホームではへそが出ていることをプロデューサーから指摘されても、それはプロデューサーによる観測の問題であると返答する。身体は外部刺激の入力装置であり、自我とは切り離して考えている様子。

 

・人間関係

 奏コミュでフレデリカから怒られたときにしおらしくするという一面があるが、この感情がどこからどこに向いているものなのかは不明。フレデリカや奏との関係で多少奏から距離を置かれたところで反省しそうもないものだが、志希自身の想定以上にはしゃいでしまったことへのズレを持っているのかもしれない。

 ステレオタイプな正義感については懐疑的な様子。Trust meコミュで南条光とのかかわりの中、道端に食べ終わったチキンの骨を投げ捨てるという行動に出る。直後に南条光がその行動を正すが、この志希のインモラルな行動は光が「目の前で同じ側に居る人間が悪を行ったときに正すことができるか」をテストしたと考えると納得がいきやすい。

 フレデリカとの関係(または、レイジーレイジーとそれに応対するプロデューサーとの関係)では「理解させない」で一貫している。天才やギフテッドという特性は常人から理解できないところが特徴なので、それが正解である一方「なにも情報がない」ままでもある。

 フレデリカとの会話中のテキスト読み込みは量が多いのでこのエントリーでは諦め。

 

・家族関係

 特に語られていないので情報なし。よいとも悪いとも存命とも如何様にでも取れる。

 

・失踪について

 本人にとっては合理的選択であり、失踪は関係性の中で合理的なワードが選択されたものと考えられる。(イベントの性質上やむをえないのだが)ライブの本番を欠席していないことを考えると、志希がプロダクションと結んでいる契約の文面上、本番で志希(あるいはプロデューサー)にとって問題がない完成度になるならば、あるいは完成度を高めるためには課されているレッスンやミーティングを欠席しても差し支えないと判断できる内容であると考えられる。

 目的に対して最も合理的な選択をしているが、一般的に目的と癒着する価値について志希自身は目的と切り離すことができるので、レッスンに参加することが価値に合致していても目的に対して合理的でない場面で躊躇なく不参加を選択できる。その際に「失踪」という語彙が選ばれるのは、目的と価値を切り離して考えることをしない他者に合わせた表現と考えることができる。

 この合理的選択はアイドルがほかのアイドルといがみ合わないという前提でしか達成できない。

 

 

ここまで私見

 

ここから私情。

シンデレラガールズというコンテンツが自分の中で二巡くらいしたような気がしているので、自分の中で志希について思いを巡らせていたんですけども、今思い返してこれが志希まわりのコンテンツで一番最初に思い出すなーってのがこちらでした。

 

 

匂いのエロティシズム (集英社新書)

匂いのエロティシズム (集英社新書)

 

 

これは一ノ瀬志希の楽曲「秘密のトワレ」の作詞作曲をされたササキトモコさんがご自身のブログで秘密のトワレについて書かれている背景にある本です。

 

この記憶が残っているのは、一ノ瀬志希に付随する「知識」だからだと思っています。なのであとは「ギフテッド」という概念についても記憶に残っています。「ボタニー」もかな。

 

あとはLippsかっこよかったなーっていう記憶が強いです。

 

なんだよじゃあお前はもう一ノ瀬志希のことはどうでもいいんか! 荒木比奈に鞍替えしたんか!

というお言葉があるかと思うんですが、荒木比奈についても頭の中で二巡くらいしてます。しかしここでは一ノ瀬志希Pとしてお話をしようかなと思うので比奈の話は置いておきましょう。

 

「(アイマスにおける)プロデューサー」としては一ノ瀬志希を消費する瞬間と生産する瞬間があります。このうち前者については、クレイジークレイジーイベントなんかもあったんですが、新しい知識が増えたりはしませんでした。志希自体はソロのときの周りを奔放に振り回すキャラクターと、他のメンバーと一緒に出るときの振り回しながら悪になってはいけないキャラクターのあいだのバランス取りがものすごく大変そうで、各イベントのテキストを見ながら、細いロープの上を渡っているようなバランスのとり方にハラハラしながら読んでいるような記憶が強いんです。

で、このキャラクター自体は当初に見ているものとそんなに変わらないので、正直新しい学びは無いんです。知ってるキャラ。同窓会への出席に近い。同じ感情の確認。

 

さて一方生産するときなんですが、生産するときはほかも含めて出来るだけ色々と調べるようにしていて、志希は匂い分野のエキスパートなので匂いについて調べる……というのが大変なのでできていません。びえー。これは机上だけでは実体験が伴わないのと、いい香りを得ようとすると本当に資力が必要になってくるのでそこまでできなかった、というのが強いです。一時期はフレグランスについて多少の興味を持ったりしたんですけど、普段使いできる男物はやや香りが強いというか、方向性が苦手で、掘り下げようと思えなかった。

 

その他についてはだいたいここに書いていたことと同じ。

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総選挙で界隈が盛り上がってるので、今までのことを思い出して連ねてみました。来年も総選挙あるのかな?

そのときはどう思ってるんだろう。楽しみですね。

【感想】レトロゲームファクトリー(柳井政和)

 

レトロゲームファクトリー (新潮文庫nex)

レトロゲームファクトリー (新潮文庫nex)

 

 

現代ものの小説。表紙の二人が主人公で、片方が腕の高いプログラマー、もう片方がレトロゲームにこだわりがあるディレクター。大手企業と因縁を持つ二人が、あるゲームの移植をきっかけに……というあらすじ。

 

それぞれのキャラクターがそれぞれにピーキーで小気味いい。悪い奴は悪く、いい奴はいい。登場してくるゲームは架空の物と実在のものが入り混じっていて、ファミコンの時代を生きた人には懐かしい名前がたくさん。

 

と、これだけの要素だとなんだか人間ドラマがあるのか、という疑念があるけれども、実際には人情モノ。ほろっとするような展開も。

 

レトロゲームは定期的にブームが来て、だいたい十年周期くらいで回っている気がする。十五年前くらいにはトンガリキッズとかが出て、コンビニで8cmCDのついた食玩が発売されてた頃。チップチューンという言葉が出たのもこの頃の気がする。

で、最近ではミニファミコンに始まる懐かしアイテムなど。

レトロゲーム自体はレトロ、というけれども、ゲームとしてはむしろハイエンドゲームが重たくなりすぎている今、ドットだったりチップチューンみたいなものは一つの様式として再度出てきていて、steamにもドットの90年代のようなゲームは多いので、レトロ、というよりもそういう様式美なのだと思って観ていた方がいいと思う。そう言う流れの中にこの本もあるのかもしれない。

 

ジャンルとして確立されているその一方で、こういうものもそうじゃなくても、ゲームは安く叩かれているというイメージを個人的には強く持っているので、この小説を読んでいると、主人公たちは果たして今後どのくらい食えるんだろう、というところはちょっと心配になったりする。

 

本書の中では開発者がゲームに込める思いがあるんだけれど、一方で子どもがどういう風に遊ぶか、というのについては、結論は人間ドラマに負けてしまっていた感じがして、読んで暫くしてから冷静になったらここはもう少し掘り下げてもらえたらよかったな……などと贅沢なことを考えてしまった。人間ドラマの方がテンポも含めて素晴らしいので、そんなに気にならないんだけど、子どもたちはもっともっと自由に遊んでしまいそうだな、と思ったのだった。

 

キャラクター的には拡がりがあると思うので、2が出て欲しいなー、という気持ち。

環境構築してるときが一番楽しい

iPad air(2019年モデル)を買った。

Apple iPad?Air (10.5インチ, Wi-Fi, 64GB) - シルバー

Apple iPad?Air (10.5インチ, Wi-Fi, 64GB) - シルバー

 

もともとゲームを遊ぶようがほとんどの用途だったiPad mini4のスペックが古くなってきたからだったけれど、iPhoneをSEからXsにしたので、iPad miniとのサイズ差があまり感じられなくなりiPad airに移行することにした。値下がりもしないので、それなら大型連休前に買ってしまったほうが使う機会も多いだろうという判断。

 

新しい端末は環境構築しているときが一番楽しくて、ケースを選んだりフィルムを選んだりしているときが、お金はかかるけど一番わくわくしている気がする。Apple pencil対応のケースにしようかと思ったけど結局今までと同じ使い心地のものにした。ケースは通販で買ったんだけど、重さをチェックできないのはしまったなと思っているところ。持って出かけることもあまりないと思うけれど。

 

それとは関係なく、PCでtwitterを見る環境をjanetterからtweetdeckに変えてみた。こちらも環境構築にえっちらおっちら。ツイートの方法の手癖を変えないといけないけれど、twitter公式なのでAPI制限がないのか、タイムラインが爆速で流れていくのが楽しい。

 

環境構築をしていて、ふと、windowsXPのときにシェルを変更するとかカスタマイズで遊んでいたことを思い出す。そういうのを晒すスレッドのまとめとかもあった気がする。アイコンとか。

結局windowsのシステムに更にかぶせることになるので、結果見た目はいいけど使い勝手が悪くなったりするし、windows vistaからはそういうこともできなくなった(はずな)ので精々クイックランチャーを置いたりする程度に落ち着いた。

 

けど、こういう環境構築って自分の身の回りの情報の巡り方が変わるから意外と大事だな、とふと思いだしたのだった。昔RSSでニュースを集めていたころを思い出す。

twitterももう十年以上使われているわけで、昔は「100人以上フォローすると景色が変わる」みたいなこと言われてたけど、今はtwitterを使っている人口そのものが多いから100人なんて大した量ではない。でもインターフェースはそんなに変わっていないので、その分流通している情報の価値が変動してしまっている。

そろそろ、twitterでなにか受信したり発信したりするのは限界が近づいているのかもしれないなー、と思い、アンテナ立て直さなきゃ、と思ったりしたのだった。

 

”新規楽団”においては第一党ムーブに気を遣って欲しい話

かなり前の話なんだけれども「コントラバスが欲しいんだよね」と、楽団に奏者として誘われて断ったことがあったんです。

なんというか、誘ってくれた人に恨みは無いけれど、そこの楽団にはいろいろあって関わらないぞと決めているので、特に躊躇せず断りました。

逆に言えば誘ったって参加しないことは断られた相手方には分かっていたと思うんですよね。同じ「いろいろ」を共有したのですから。

 

それでもその人が自分のことを誘わざるを得なかったのは「コントラバスが足りてなかった」だと思います。まぁ、そんなに持ってる人が豊富に居るものでもないですからね、コントラバス

 

上記の前置きをなぜ挙げたのかですが「人」と「楽器」が両方必要なのが楽団です。「私」と「コントラバス」はセットで「奏者」として楽団に参加します。また様々な例外はありますが、基本的に楽器は高価なので、貸し借りはあまりないと思います。

一方で楽団には一般的に「定員」があります。定員に多少足りなくても成り立ちますが、ちょうどいいバランス、曲が問題なく成立するくらいの人数が集まらないと楽団として動き出せません。吹奏楽だと大編成と言われるもので40人前後かな?

 

そのため「人と楽器を募集しなくてはならない」「多すぎると断らなくてはいけない」「足りないと成立しない」という条件に縛られ、新設楽団はオープン募集を始めます。

オープン募集してもそれでバランスよく集まるわけはないですから、実質的には先にある程度中心メンバーが集まっていて、そこにプラスで人を足す形で成立させていくとというのが普通のやり方だと思うんです。

そういう募集の仕方をすれば当然、楽団には第一党と、そのほかの人達という差が産まれます。人が集まれば当然コミュニティが出来ます。

 

ここで第一党、つまり中心メンバーの人達は「自分たちが第一党である」ということに自覚的に動いて欲しいんです。具体的には「それ以外の人に気を遣ってよ」ということです。たとえば、

・第一党ではない人に積極的に声をかけていく、ちやほやする

・第一党の人達が過度に固まりすぎているのをバラして新しい人と混ぜる

こういうことです。多少過激なことを言うなら、それをやらないんだったら募集の時点で奏者という「楽器と人のセット」のうちの「人」については一切ケアしませんと説明が欲しい。

 

何のために音楽をしているのかという理由は人それぞれだと思います。曲の為かもしれないし、楽器そのものかもしれないし、もしくはそのコミュニティかもしれないし、それらが組み合わさってることがほとんどだと思います。

第一党に居ると気づきづらいんですが、自分が第一党じゃない場合に第一党の存在に気づいたときの「外様感」ってすごい強いんです。曲や楽器そのものの為に来ているんだったら構わないのかもしれないけれど、コミュニティの要素を大事にする人は疲弊するのではないでしょうか。

 

とはいえ、一応「募集」という形式をとっているのだから、第一党なんて居ないよ、というのならそれはそれでいいと思います。「新しいところに入っていくんだったら、自分から前に出ないと駄目でしょ」これも正論。(実際は”募集なので第一党は居ません”という嘘が先にあるんですけど、ややこしいので割愛)でも第一党ムーブをしておくといいこともあると思うんですよね。まず危ない人を排除できる。大体40人くらい居るとちょっとおかしな人もそれなりの確率で混ざります。こういう時に声をかけて回っておけばその人がヤバそうでも早い段階で対処ができます。

 

ここ十年くらいで、楽団は地方、地域依存からタイトルやジャンル毎の開催への転換が進んでいると思うんですけど「奏者は公募だよ」としておいて、実際には既に出来上がっているコミュニティの欠員募集であるパターンがあるようです。自分も経験があるし、身の回りからもちらほら聞きます。それって「奏者」募集じゃなくて「楽器」募集ですよね。

それはそれで、利害が一致すればいいとは思うんですけれど、一致するかどうかすらわからないので、できれば第一党がいるのかどうかはっきりした状態で募集をかけていただくか、もしくは第一党が居るなら第一党ムーブをしてほしいな、と思うのでした。