読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

paper-view

ksk@ぴよによるノンジャンルみだれ手記

NGMEさんの第二回演奏会を観に行ってきたよ

筆者の所属上、どうしても批判的側面も出るのでご勘弁くださいね。
奏者や楽団の運営者の方向けの記事になると思います。

 

名古屋ゲームミュージックアンサンブルさんの第二回演奏会に行ってきました!
前日に友人の結婚パーティーがあったので、新幹線で行って聴いて飯して帰る強行スケジュール。
移動距離だけなら旅行。
もうちょいのんびりしたかった……

 

感想です。セットリストなんかは含みませんのでご勘弁。

 

演奏について。
とても上手でした。何度か鳥肌も立ちました。
分解すると、縦横のズレだったり、配置にありがちなドラムとベースの距離の問題だったり、木管の音量だったり、そういう細かい指摘事項はあるんですけど、そんなことは織り込み済みだろうし、個々の技術力の高さがそれを補って余りある、といった印象です。
各々のソロは危なげなく、華々しく。
整ってたし、これからもっと整うんだろうな、と感じました。

 

舞台について。
「華のある舞台でした」。そして「真面目だなぁ」と感じてました。
後者は僕のようにGAMEバンドみたいな団体に乗ってる人間に言われてもなんというか「そりゃそうだよ」ってなって終わりだと思うんですけども。

 

第一位に照明がすごい。
これは機材的に、金銭的に、超えようと頑張っちゃいけないとこだと思います。
贅沢な照明、それを実現している企画実行力、そしてその下に構える演奏。
ただ、施設依存になる要素でも当然あるんで、あんまり深入りしません。
とにかく本当にかっこよかったです。

 

いわゆる小芝居について。
自分で考える時もとても難しいんですけど、見に来る人が何を知ってて、何を知らない可能性が高いか、ということがあります。
これは100%は目指せないんだけど「演出が出るその瞬間まで」に、認知率が閾値を超えてないと最大の効果=お客さんの反応、が出ない。
だから、そこまでにどうやってそれを補助してあげるか、ということになります。
これをしっかりやる楽団さんは今まであんまり見たことないです。
今回の舞台では、記憶する限り「サンソフト」の「水戸黄門」と「さる時計」が閾値を超えた二つだと思います。
それ以外は、全体で盛り上がった、というところまではいけなかったのでは。

 

もちろんステージとしては成功してるんですよ。
演出構成もとても整っているんです。
でも「もともとの認知度」+「演出の瞬間までに得た認知」+「見た目の面白さ」で一定数に達してないと、リアクションが鈍い。
と、いうのは経験則なんですけれども。

 

それ以外の演奏以外の要素について。
ゲストさん呼んだり、サンソフトの開発の方にインタビューしたり、そういうところはとっても「らしい」と思っていました。
まじめだなぁ。

 

華について。
舞台に華がありました。
最後に全力のブレイブリーデフォルトを聴けたのもよかった。
照明はもちろん良かったし、演奏がすごくよかった。
ソロの音の華も。
これは欲張りすぎかも、と思いつつ、ここまで華々しく行くのなら、奏者さんはもっと華を背負ってもらいたい、というのが感想です。

 

各キャラの最初の登場後や各ソロの後にも拍手をさせていただきたかったし、それ以外の奏者の人も(これは2部もですけど)もっと体が動いていてほしかった。
ひょっとしたら、意図的に抑えていたのかもしれません。
それでもそう思うのは、照明や衣装などの全体で見て、客である自分からは、そうあってほしいステージに見えたからです。

 

と、ここまで色々と挙げたんですけど、終わったあとに行ったメンバーでものすごく真面目な話をするくらい、とてもいいコンサートでした。
二回目でこれ、で、演奏力で完全に負けていて、うぐぐぐ、悔しい、羨ましい、もっと頑張らなきゃ、という想いでおります。
名古屋まで弾丸ツアーで行って良かったです。


以下は当日聴きながら考えた一般論の話。

 

編曲について。

何度か似たようなこと書いたような気がしますけれど、そのメロディが「作品」でなく「シリーズ」を代表するような曲だったり、ストーリー性を排した曲だけで戦える、も
しくは曲そのものがストーリー性を負っていないのでなければ、同シリーズ間でも異なる作品のメドレーは、非常に難しいと思います。

 

そもそも、同じ一つの作品内ですら、メドレー選曲ってすごく難しいわけで、その選び方だけでストーリー性が壊れてしまったりする。
聴く側は創る側の意図なんざおかまいなしなわけで、容赦のない部分だと思います。

 

じゃあ何が正解なのか、っていうと難しいのですけど、たとえばコース料理だと仮定して、いくらお薦めの料理ばっかりですよって出したとして、1品目と2品目の調和がとれてなかったらだめなわけで、いいとこどり、がいいとこにならないこともある。
では中華とフレンチをつなげてはいけないのか、というとそうではなくて、中華からフレンチに渡すとき、どうやったら一番舌が拒否しないか、を考えて渡す必要があるんだ
ろうな、と、そういうことなんだと思います。
なんら具体性のない話ですけど、ドツボにハマりそうなのでこの辺で。


自分へのフィードバックとして。
上手くなりたい。ただその一言なのです。
自分が上手くなるのと、乗ったバンドの演奏が上手くなるのと、ステージが上手くなるのとは全部違うことです。
それでもとにかく今回NGMEさんを見て思ったのは「演奏」がもっと上手くなりたいんです。
なんかそれについて言葉を尽くすのはできると思うんですよ。
でもそれはここまで何年とやってきたので、言葉はもうよくて、結果に結び付けたい。
ステージも妥協しない、自分も練習する。
それと同じく、演奏も上手くなりたい。
上手くなった演奏の中に居る自分でありたいし、その中で恥じない自分でありたい。

 

「ぼくの技術」は5年前より上手くなったか?
「ぼくらの演奏」は5年前より上手くなったか?
「ぼくらのステージ」は5年前より面白いか?


それらは、かけた5年間という時間に見合う上昇か?

 

保身はしないようにしたい。

 

なぜなら、そろそろタイムリミットでもあるのです。