感想戦の続きだよ。
CDは全部三日目です。同じく敬称略。
・「AD:PIANO VIVACE」/Diverse System
毎年何かしら買っているレーベルの新譜。ピアノコンピ――という表現で良いのかわからないけれど、主にピアノを使った楽曲。このレーベルはずっと同人音楽の一つの先端を行きつづけているので、これからも追っかけ続けると思う。作り手の側にとってもきっと一つのバロメーターなのではないか。
・「デレリコ」「ふえらいぶ!6」「ふえらいぶ!7」/Music Load
リコーダー多重録音をコンスタントに作成されているサークル。ラブライブとデレマス。生音の同人二次創作音楽はかなり希少だと思っているので気を付けて観ています。まだ全部聴けてないけど、こういうのを聴くたびにリコーダーいいよなぁって思っちゃうね。
・「NestrinG -Retro Game Music Classical Vol.8 ゼルダの伝説夢を見る島~後編~」/NestrinG
こちらのサークルもずっと生音でのアレンジをされ続けているサークル。レトロゲームの中でもメジャータイトルが多いので元ネタヒット率が高い。同じく応援し続けたいサークルさん。
・「We Bros.X2」/SBFR
スマブラアレンジ。こちらのサークルは打ち込み系だけれどもコンスタントに任天堂アレンジをされている。ゴリゴリしたかんじのアレンジが多いので好き嫌いは出るかもしれない。
こうして並べてみると、いつも買っているところが多いというのと、ゲーム音楽系のアレンジちょっと減っちゃったかなぁ……というか、音楽系の二次創作全体が減ったのかもしれないな、となんとなく思っていたのだった。
とはいえ、それは主観でしかないのでなんとも言い難い。今回は西をざっと回ったけど、初めて自分が責任を持たなくちゃいけないサークルがあったわけだし、しっかり見なかった、というだけかも。ただ、欲しいものは買っておこう、が基本となるであろうコミケにおいて、一時期はCDで鞄がパンパンになるくらいだったのに、今回はぜんぜんそこまでにならなかった、というのはちょっと印象的。
コミケ全体の感想、といったらちょっと語弊があるけれど、今回は「二次創作の漫画」を考え直すきっかけになった。正直にいって、二次創作の漫画って、描きたいものをかいているからこそ、読み手のことは二番目でよかったような印象があって、実はこれまでもいろんな人からちょこちょこ借りていたけれど、プロのものでもないかぎりそこまで楽しんで読んだ記憶がなかった。
けど、ずいぶん違ってきてた。漫画は面白いし、画もキレイ。ブックオフで売ってる100円棚のアンソロジーとかよりもレベルが高いのがいっぱい。レベルが高いってことは参入障壁が高いってことかもしれない。でも全体のクオリティが上がるっていうのは、面白いことだと思う。
場としてのコミケ(というか、即売会、という発表場所)は今後も変わるのだろうし、それはちょろっとしか参加していなかった自分としてもわくわくするなあ、というのが今回の大きな感想。大変お疲れ様でした。