paper-view

ksk@ぴよによるノンジャンルみだれ手記

音楽と物語の話

アイドルマスターシンデレラガールズ4thLIVEのライブビューイングに行ってきたのでそれの話をするんですけど、ライブそのもののこれがすごかったねっていう話はあんまりしないかもしれない。

 

二十年くらい前に「ウリナリ!」っていうウッチャンナンチャンの番組で、ポケットビスケッツというユニットがCDデビューして、そのときにやってたのがオリコンに入らなかったら即解散、というような番組内企画で。

そういう企画に合わせてCDを売り出して、敵役としてブラックビスケッツっていうユニットをだして、それらも同じようにプロモーションしていったりして……

と、いうのはなんだか、AKB48そのほかの握手券のなんたらとそんなに変わらないことだよなぁ、考えてみれば。という記憶があるんですけども。

 

結局のところそれで消費者たる我々が参加したのはなんだったのかっていうのは、つまりそこでポケットビスケッツブラックビスケッツ、AKB48っていう物語に参加したのだと。

音楽というか、創作物を買うというのは基本的にはその物語を買っているわけで。CDが売れなくなった、という話を聞きますが、それって結局、買うべき物語が音楽に付随しなくなったってことだと思うんですよね。

過去は、単純にCDを買うことそのものが物語だった。ミリオンセラーだったり有名歌手のものを買って、その体験を周りの人と共有するということが物語だった。

現在はそれだけではだめになってしまったが、売り手からすると「CDが売れなくなった」という事実だけが見えた。

 

とはいえ、CDが売れなくなったと言われ始めてから時代も過ぎておりますので、売ることを考える人はもちろんどんな物語を買い手に与えるか? というのは日々頭を悩ませているところなのだと思います。

 

そんなわけで、先日はライブビューイングを通してシンデレラガールズという物語に参加してきたわけです。この物語が大きい大きい。大きくて広い。アニメから入って二年くらいこの物語を見ている気がしますが、ぜんぜん全容が掴めない。面白いですね。

 

ライブビューイングはSSAの1日目を観ていて、そのときに出たアイドルはアニメに出ていたメンバーは殆どいなかったので、また新しい物語の広がりを感じたのでした。今日二日目の発表で何か新しいことがおこるかな、とわくわくしています。

一方で、もうエンターテイメントというのは情報量がとにかく増えすぎていて、これから先は全ての物語が一カ所でかみ合うような情報の爆発を常に意識しないといけないくらい、ものづくりのレベルが上がっているのだなと思いました。

 

なんにせよ、元気とやる気が出た。またがんばっていきましょう。