ワンダースワンで発売されていた「アークザラッド機神復活」をクリアしました。
2002年発売のゲームで、アークザラッド3のその後のストーリーを描いた作品です。
ゲーム機本体の改造にハマっていたころにスワンクリスタルをIPS液晶化しており、せっかくだから噂のアークザラッドをやりたいな~と手に入れていたものをプレイしました。
プレイ時間は20時間程度で、最初から攻略サイトを解禁してプレイしていました。
以下ネタバレありの感想です。
物語はアークザラッド1~3の500年後の世界。蘇ったグロルガルデにより窮地に陥った人類は、レジスタンスの一人の少女を過去に送り込み歴史改変を試みます。この少女がたどり着いたのがアークザラッド3の3年後の世界。ここでエルクと出会い……というお話。未来から来た少女「フィニア」は、ククルの種族の隔世遺伝でもあり、姿がククルに似ていて、エルクとククルに似た少女が各地を巡る……というお話です。
グロルガルデって誰やねん。2に登場する、ヂークベックが宿敵としていた古からの機神ですね。今回はラスボスです。でもヂークベックは本編に登場しません。
登場キャラはプレイアブルでフィニア、エルクのほかにシュウ、リーザ、アレク、マーシア、アンリエッタ、ちょこ。グラフィックで登場するのがアーク、ククル、シェリル。3の3年後となってますが、グラフィック上は大きな違いはありません。
お話はシンプルで、グロルガルデを蘇えらせようとする勢力と戦い、最後にグロルガルデを倒し、フィニアは歴史が変わった未来へ帰る、というものです。本編はワンダースワンの容量に併せてコンパクトになっていて、味方キャラは3人まで(しかもフィニアとエルクは確定なので実質1名しかサブキャラ枠がない)ですが、全体的にしっかりアークザラッドの世界をやってくれるので嬉しいです。
ストーリー面で特に嬉しかったのが大人になったエルクとリーザのエピソードが観れたこと。とはいえエルクがリーザをほったらかしにしているようで、なんともやきもきさせられる場面でした。もっと! もっとこの二人を見せてちょうだい!!
ゲーム面では、攻略を読んでいたのでわかってはいましたがちょこが絶大に強い。まさか令和に入ってからもちょこのキックに世界を救ってもらうことになろうとは思いませんでしたね。
ギルドのお仕事で沢山戦闘するのですが、戦闘楽曲は一種類なので耳にこびりついてしまいました。音楽は全体的に良質なのですが、パターンが少ないのがちと寂しい。
総合的に良作でした。久しぶりにアークザラッドの世界に浸ったら途端になつかしくなってしまった……