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ksk@ぴよによるノンジャンルみだれ手記

2024/11/5の雑記 がんばれゴエモン東海道中大江戸天狗り返しの巻 をクリア

がんばれゴエモン東海道中大江戸天狗り返しの巻 をクリアしました。タイトルが長い。ニンテンドーDSのゲームで2005年の発売作品です。
がんばれゴエモンのタイトルはスーパーファミコンの二作目以降を観ればむしろ長いことが多いのですが、タイトルが長いというよりもナンバリングがされていないことの方が混乱のもとです。
たとえばがんばれゴエモンDSなどとしてくれれば、後ろのサブタイトルは略してもいいと思うのですが、SFC四作目のきらきら道中以降は数字やアルファベットでのナンバリング・プラットフォーム表記がありません。だから長いサブタイトルを書くしかない。

クリア時間は概ね十時間前後でしょうか。ゲーム全体は八話構成になっており、東海道を江戸から西へ京まで行くようなストーリーになっています。メンバーはゴエモン・エビス丸・サスケ・ヤエちゃんの四人レギュラーメンバーです。

プレイの大枠の感想としては「可もなく不可もなく」というところでした。ゲームとしての作りが雑だということはなくて、アクションゲームとして楽しめるし、ニンテンドーDSのタッチ機能を使ったギミックも、もう少しエフェクトで丁寧に誘導してほしいところはありつつも、ものすごく難しいということもなかった。インパクト戦も新しいことに挑戦していて、(従来からのインパクト戦の楽しさが完成されているので)全く違うバトルになっているのは賛否はあろうと思いますが、それ自体はスーパーファミコンのきらきら道中でも同じことをしているわけだし、今回も面白い遊びだと思います。

一方、がんばれゴエモンの世界観としては物足りない印象でした。東海道を旅するけれど、登場するモノ、ヒト、お話が全体的に薄味という印象です。特にSFCシリーズあたりでは「最後に対峙する大ボス」と「その部下的立ち位置の中ボス群」の配置や立ち回りのバランス、ゴエモンたちとのかけあいの妙に楽しみがあったと思うのですが、そのあたりがどうも弱い。もっとはっちゃけた設定でもよかったのでは、と感じます。

和風の水彩みたいなグラフィックは味があってよかったのですが、斜め見降ろし3Dのマップでのリーチの短さがどうにも掴みづらくてストレスになるのと、特殊能力の使いどころの少なさ、術のありがたみの薄さなどが残念なポイントです。「とりあえずゴエモンにあるものはひととおりある」のですが、どれも活躍シーンが少なかったように思います。

がんばれゴエモンのシリーズとしてはこれが最新作のようで、ちょっと寂しいですね。作中のナレーションは故・桂歌丸師匠で、懐かしいお声でした。