読んだもののタイトルくらいはメモしておこう、と思って手帳にメモしていたので、昨年10月からここまでのメモからピックアップして感想。
・母性天使マザカルカノン
twitterで見かけて買ったギャグ漫画。天使が舞い降りる話。成年コミック誌のギャグマンガ枠で連載されていたものらしい。
筆者様がシンデレラガールズのネタで二次創作を書いていたノリのままだったので楽しめたけど、さすがに一冊通しで読むと味が濃い。……まぁ、雑誌のギャグ枠というのはそのインターバルで読むから良いものであるのはよくあることです。少しずつ読もう。まだ1巻のみ。
・鬼滅の刃
わざわざここで書く必要があるか否か。鬼に家族を殺され、妹を鬼にされた少年が鬼を狩るため、妹を人に戻すために強くなる話。アニメで観る方がよいと言われてその通りにしてから、続きを漫画で借りて読みました。アニメ版で動きがとてもよく描かれているので、本当にアニメから入るのが吉という感じですね。キャラクターの死生観はとても良いなと思います。良い漫画でした。全23巻。
・ほうき世界のアレアとイアラ
ファンタジー作品が多く載るような雑誌レーベルのそれらしいファンタジー物は短く終わってしまう印象がある流れに反しない全2冊。どうしても最後が駆け抜けたような印象になっちゃうのはさみしいところです。
・チェンソーマン
これもここで書く必要があるだろうか? チェンソーの悪魔と同化した少年がデビルハンターとして働く話。愛着の生まれたキャラクターを後半ばっさばっさとやってしまう潔さはすごいと思います。いろいろな考察もあるみたいだけれど、そのあたりをすべて説明せず、絵と勢い優先の展開は力強いと思いました。通しで読むと楽しいしちょうどよい。全11巻。
・怪獣8号
第一話が強すぎる漫画。怪獣の力を得た主人公が怪獣狩りとして戦う話。でもこの熱さは「ULTRAMAN」などでも経験しているので、ここからどう推移していくかを見守りたいところ。まだまだこれから。既刊2巻。
既刊5巻あたりでどんどん面白くなってきた。前からのキャラクターの再利用の仕方が素晴らしい。ストーリー協力としてクレジットされてる方の腕だろうか。前シリーズを手放していることをちょっと後悔している今日この頃。
・プリンタニア・ニッポン
プリンターから出すふしぎな生き物のお話……と思いきやかなりSFSFしているので、のどかなようで世界設定に引きずり込んでくれる、先が楽しみな作品。既刊1巻。いま入るのがいいと思う。
・ここは今から倫理です
倫理の先生を題材にしていて、生徒のドラマを高校の倫理分野、すなわち哲学や人文社会の面から展開していく。「鈴木先生」が好きな人は好みだと思う。5巻からは新しい学年に入っていて、鈴木先生のような生徒たちのドラマとはスピードが少し違うところも面白い。既刊5巻。
・まくむすび
全5巻。だけどまだ4巻までしか読んでない。打ち切りになったアクタージュでぽっかり空いた心の穴にするっと入ってくれると思っていたのに……!! 演劇で脚本を書くことになる主人公とひとくせもふたくせもありそうな演劇部の話。上にあるとおり、アクタージュが終わってしまって悲しい方に。
・ゲーミングお嬢様
おハーブ生えるネットミームっぽい格闘ゲームギャグ漫画……と思いきや結構しっかりキャラクターも立っているし、ゲームについても真面目に書かれているので、このままいい雰囲気で進んでほしいなと思う漫画既刊1巻。ネット掲載時から絵を整えたっぽくて、LINEスタンプ買ったら随分線がその……ラフで意外だった。
・娘の友達
娘からも疎まれるひとり親の主人公が、なぜか娘の友達からアプローチされ……という年の差恋愛漫画。いろいろと話題になった漫画だったけれど世間からはすっと忘れ去られ、自分は追い続けたけれど最後まで最後まで辛かった。結局のところ、良い話というのはどれだけ良い大人がいるかというのが大事なんだと思う。大人が成長するためにはもっと大人が出ないとだめだけど、この作品にはそういう大人はいない。マジでしんどい全7巻。
・初恋の世界
40歳になる主人公が務めるカフェで勝手に良い料理を出す一回りも下の店員と、最初は敵対心から始まる恋愛漫画、既刊9巻。主人公の同級生たちもそれぞれひとくせふたくせある恋愛事情を抱えていて、恋愛ものとは価値観の殴り合いなのだということを見せてくれるドラマの構成の美しさに唸っている。これからこの方の他の作品も読んでいきたい所存。
・紛争でしたら八田まで
主人公の八田が地政学で世界各地でのビジネスにまつわるトラブルを(時にプロレス技で)解決していく漫画。単純に勉強になるなぁ、日本はそういう紛争とは無縁だし……と思っていた矢先に日本を題材にしたエピソードを交えられて舌を巻く。既刊5巻。
・チ。地球の運動について
地動説を唱えれば異端として処刑される時代の中で地動説の美しさから命を懸けて証明に取り組む人たちのドラマ。既刊3巻。恐ろしく引き込まれてしまってぐいぐい読んだ。早く続きが読みたい。
・ILY.
スーファミライクなドット絵表紙に惹かれて読んだ一冊。引きこもっていた主人公が10年も前に音信不通になったはずの彼女と急に連絡が取れ、彼女は10年前の姿で現れ――というところから始まる既刊1巻。たぶんホラー寄りのミステリーになる気がする。
以上です。ではまた。