ガルパン漫画いっぱい読みました……が、それは最後にしてそれ以外から。
■だがしかし(7)
まさかの新キャラ。でも、このまま駄菓子漫画ではいられないだろうし、展開は必要だろうし……というところでちょうどよかったのかもしれない。この巻はとにかく「引き」で、それ以上のことは言えない、言わない。
■クズの本懐(8)(完)
7巻で「えっこれ畳まるの!?」って思ったけど畳まった。ただどうしても「この話は誰が主人公だったのか?」というところを考え出すと深みにはまってしまうと思う。これを成長物語と位置付けられるかどうかは、人と経験によるのかもしれない。
これは読みたい話だったか。美しい話だったか。難しいところですよ。でも、冒頭を考えたらこう着地するしかなかった、と言えるかも。
■惑わない星(2)
なんとなく2巻がちゃんと出てほっとしている。確か色々ご健康の面でありましたよね、作者様に。
「もやしもん」もそうだったけれど、純粋に「知識」をくれるメディアは楽しいもの。大人になればなおさらかもしれない。ここからの展開も期待。
■どこか遠くの話をしよう(上)
表紙で買ってみた。集落に迷い込んだ、言葉の通じない謎のおっさんと、集落の少女の話だが……途中で大きく展開する。下巻でそれにどういう結論がつくのか楽しみ。あ、ひょっとすると中巻もあるかもしれないのか……?
どこか遠くの話をしよう 上<どこか遠くの話をしよう> (ビームコミックス)
- 作者: 須藤真澄
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / エンターブレイン
- 発売日: 2017/03/25
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■アオアシ(1~8)
サッカー漫画。主人公がユースの試験を受けて、サッカー選手として成長していくのだけれども、「ユース」というものについてしっかり描いてあることが面白い。プラス、主人公がどんどん目覚めていくのも面白い。
いわゆるスポーツ漫画で主人公が何かに開眼していくのは面白ポイントだと思うけど、それを盛り上げるための装置がいちいち面白い。特に鳥の画は秀逸。サッカーよく知らなくてもサッカーのことを描いて「それはすごい」って思わせるのって、きっと難しいと思うんだよね。
以下ガルパン。
■激闘! マジノ戦ですっ!
練習試合がもう一つあったのさ、というお話。
これに限った話ではないけど、どうしてもアニメから入って戦車の「動き」に魅せられてしまうと、ちょっと情報量が少なく感じてしまうのは致し方ないところ。
ガールズ&パンツァー 激闘!マジノ戦ですっ!! 1<ガールズ&パンツァー 激闘!マジノ戦ですっ!!> (コミックフラッパー)
- 作者: 才谷屋龍一
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■リトルアーミー
リトルアーミーは2種類あり、1が小学生時代のみほと仲間の話。2が1で登場したキャラクターが、TV本編後の大洗でみほ含むTV版メンバーらと対決する話。1が2冊、2が3冊、計5冊で完結。ややこしいなぁ。(笑)
自分にとってはガルパンは「キャラの濃さを戦車戦の情報量でねじ伏せる」だと思っているので、どうしても漫画だと情報量不足に陥ってしまうのが辛いところ。戦車戦が。
ガールズ&パンツァー リトルアーミー 1 (MFコミックス アライブシリーズ)
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ガールズ&パンツァー リトルアーミーII 1<ガールズ&パンツァー リトルアーミーII> (コミックアライブ)
- 作者: 槌居
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■もっとらぶらぶ作戦です!
戦車成分が少ない、四コマなどを交えた日常コメディ。キャラクターに十分親しんだら、マンガとしてはこちらの方が楽しめると思う。本編のキャラクターをよく吸収、昇華していて、スピンオフものとしてよく楽しめます。
ガールズ&パンツァー もっとらぶらぶ作戦です! 1<ガールズ&パンツァー もっとらぶらぶ作戦です!> (コミックアライブ)
- 作者: 弐尉マルコ
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■リボンの武者
最もすさまじかった漫画。今回はこれに字数を割いて行きたいと思います。すさまじかったのは、映像情報量が多いこととキャラクター性のバランスを奇跡のようなレベルで魅せた「TVアニメ→映画版」『ガルパン』に対して「漫画」の土俵で本編と渡り合っていること。画の一つ一つは素晴らしく濃くて、ルールを「戦車道」から小型戦車の「タンカスロン」に変えたことで、漫画のコマでも十二分に激しい動きを表現。登場キャラクターはいずれも「戦士(武士)」として描かれていて、主人公が受けるものとしての殺気や闘気みたいなものを容赦なく強者の表現で描いてるところがすごい。顔を真っ黒に塗りつぶされたダー様が、でも強者って絶対これだよ! という表現にきちんとなっている。各キャラへのリスペクトもしっかり。新キャラもしっかり立っている。すごいよ。
今後も絶対に買うしかないシリーズ。映像化はきっとしないほうがいいと思うんだけど、最終章でちょっとだけ触れられたりしたらすっごく楽しいと思うな。