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ksk@ぴよによるノンジャンルみだれ手記

im@s PBで指揮のパントマイムしてきた話

アイドルマスタープロデューサーズ楽団というところで自分で編曲した曲を指揮してきました。

 

twitter.com

 

アイドルマスタープロデューサーズ楽団は、上記リンクに書かれているように「アイドルマスターの楽曲を演奏するオフ会」です。基本的には吹奏楽編成で書かれていますが、どんな楽器でも受け入れてくれる懐の広い活動です。

 

さて、ここからは「im@sPBに参加する人」もしくは「7/21のオフに参加した人」向けの話となります。

 

・自己紹介

・オフ会について思うこと

・少ない参加回数だけどim@sPBを観察する

・im@sPBでのムーブ

・感想と反省と展望

 

こんな感じの目次で進めます。

 

・自己紹介

まず自己紹介(PB向け)から。

シンデレラでは志希/フレデリカ/比奈のPを主にしており、最近は凪や大沼のくるみちゃんにもご執心です。

ミリでは歌織さん、最近では諸事情で風花さんもどんどん気になってきて、バリボーの水着衣装を「ン”ッ!!」って言いながら手に入れました。

シャニでは千雪さんに人生をおかしくされたいと思っています。

 

主に文章方面で活動しておりまして、シンデレラは結構な量のSSを書きました。

www.paper-view.net

https://www.pixiv.net/member.php?id=549581

 

音楽関係ではGAMEバンドというところで10年ちょい活動をしていまして、編曲はここで数作やっておりました。とはいえ音楽についてはそんなにしっかりした経歴を持ってないので、編曲も演奏も小手先で趣味として納得の行く範囲でやっております。

 

 

という人間がここから先を書きます。

 

今回は編曲で持っていくついでに「im@sPBで自分が出来そうなアクション」を詰めてみたので、それが今後参加される、かつキーマンになりそうな人に何か資すればと思いまとめていくことにします。

 

なぜそれをするかを正直に言うと、im@sPBには確か今回で3回目くらいの参加だったと思いますが、二回目までで「本来こういう活動がしたかった、もしくはこれまでできてたというものがあるはずだけど、今はそれが必ずしもベストな形で成立してない感じがする」と思ったからです。

 

 

・オフ会について思うこと

そんなに何度も「オフ会」の類に参加するわけではないんですけど「オフ会」に類するものはとにもかくにも「ホスピタリティ」によって全体の満足度が決定されると思います。

となると「誰がホスピタリティを発揮するのか」ですが、その話に入る前に、多くの「新しい」活動はその活動をすること自体に喜びがあります。ので、実はイノベーター/アーリーアダプターくらいまではそんなに意識しなくても、そもそもすべてが新しい、新鮮な事なので自動的に満足感が出ます。

が、その新鮮さが幾分か薄れてくると、そういうことを意識していったほうが経験的にはよいのではないかと思います。

っていうとちょっと説教臭くなっちゃうんですが、つまり「楽しい余暇時間を過ごすためにやってる」ので「楽しい」を追求するためにはどうするのがベストか、ということをちょっと俯瞰して考えてみようということです。

 

・少ない参加回数だけどim@sPBを観察する

3回しか参加してないわけですが、自分が観てきた各種の「合奏」なんかと併せて見ていくと、im@sPB(関東)は80回以上の開催。おそらくこの開催の中で培われたスタンダードな「流れ」(※これは誇るべきものです)が出来ている。

毎曲の合奏はこの流れをトレースすることで成立している。

流れは「音源を聴く」→「全体を通す」→「合奏をする」→「全体を通す」が1セットで、指揮者が前に出てその流れを実行する。

だいたいこんな感じで、通常の楽団における合奏とほぼほぼ同じですが、最終的な発表の場がセッティングされているわけではないのでもっと緩い。おそらく目標は「楽曲を通す」これ自体と見ていてよいと思われます。

なので「楽曲を通す」ということ自体が強い目的であれば問題がないけれど「アイマスの曲が演奏できる」「初めての楽譜を演奏できる」あたりの動機の新奇性が時間やその曲の合奏回数と共に弱まっていく。

これがどのくらい弱まるかは個々人の状況によって異なっていくことと思います。初めて参加する人はまだまだ新鮮に思うかもしれないし、PBの中に友人知人が多い人はそれもまた楽しさを補強しているはず。

 

ちなみに自分はというと、それこそ10年近く手製の楽譜を演奏するということをやり続けていて、アイマスについても演奏だけでなく765プロ全員俺の声をやった(その節はPBから観覧のPさんありがとうございました)こともあるくらいなので、実はやや新奇性については失っていると自覚しております。

 

ということで「このフォーマットならもうちょい立ち回りを工夫することもできそうだなぁ」なんて考えることがありました。

 

・im@sPBでのムーブ

そんなことを考えたのと、たまたま「O-Ku-Ri-Mo-No Sunday!」を聴いてブチ上がったことからノリと勢いで楽譜を作ってちょうどよかったので「指揮振ってみたいです」とお願いさせてもらいました。

ちなみに指揮の経験は全くないです。合奏はこれまでそこそこの数の指揮者に乗ったし、人を動かす言葉とかについては日々考えて様々な分野で実践をしているので、自分の持っている色んなものを組み合わせて当日に、指揮経験ゼロのパントマイム指揮者として臨むことにしました。

 

余談ですが知っている人は何度も伝えて知っていると思いますが、自分の音楽人生に大きく影響を与えたものに「ダニー・ケイとニューヨークフィルの夕べ」があり、指揮はパントマイムでも、演奏というエンタテイメントは高い水準に達することができる! と信じております。

 

自分が目指したものについて。

■前に立った瞬間から参加された奏者の皆様は自分のする話の観客扱い

「合奏をする」のは当日までに専門知識を十分に蓄積することができませんが、上述のように自分はストーリーテラーとして一次創作・二次創作しておりますので、檀上でのプレゼンはある程度の準備の上で臨むことができます。

なので、自分が担当した30分の自分の満足の設定は、目の前の人達に総体として面白いと思ってもらうこと。

 

自分が読み取ったim@sPBでのスタンダードな「流れ」では、合奏中は指揮台に立つ人が支配者であり、この指揮台に立つ人は自分の最大の満足を得るために考えうる最大のムーブをしていいが、それは流れを破壊せず、かつ参加者が満足するものにすべきであると思いました。

 

なので話した言葉も、楽譜の(例のバズった)指示も、その場に参加している人達を楽しませ、それを見て自分が楽しむための装置です。楽しんでいただけていれば幸い。やりすぎてたら見誤り、ごめんなさい。

 

■合奏時間の配分を考える

自分の場合には30分の合奏時間を貰ったわけですが、このうち音源を聴くのと通しが2回あることを考えると、その動きの前後と、自己紹介や曲の説明も併せて残っている時間は20分程度。この間に出来ることは相当に限られます。

ということでこの時に自分が決めていたことは「言葉に悩まないこと」でした。悩む時間を持って「時間が途切れてしまう」ことを忌避しました。プレゼンだったとしたならば、必要のない空白はダレを生じてしまう。

そもそも合奏自体には狙う完成形はないので、最初の通しで受け取ったことをどのくらいリプライできるか、最後の通しがどのくらい気持ちよくなるか。

これは自分の技術水準でも、音についてもっときちんと考えて臨むこともできたんだと思いますが、後悔するほどひどくはなかったのでいいことにします。立ちどまらなかっただけで自分よく頑張ったと思う。

言葉は自分が今まで聞いてきて印象に残っている指揮者さんたちの言葉を大量に借りました。

 

・感想と反省と展望

いやー指揮者って大変ですね。実感した。テンポキープするの大変だし、左手で感情つけるみたいなの全然できる気しないし、合奏見ながらスコアめくれないし。

でも陶酔感はすごい。なんで棒振ってるだけなのにみんな一斉に楽器演奏しだすの……? すごい……みんなついてきてくれてるけど、目の前に居るそいつ15時間前まで記憶なくすほど泥酔してたクズだからね……? ありがとう……大感謝だ……と思いながらやってました。

たったの30分なのに腕もスゲーだるいし。

 

反省として。出来ればもっと全パート褒めちぎっていくべきだった。特にベースやテナーサックス、ギター辺りはあまりおいしいフレーズを配置できなかったので、苦労をねぎらうべきでした。皆さんありがとう。こんな15時間前まで便器抱いてた酒クズに付き合ってくれて……

またもう一点、合奏上での小目標は明言すべきだったなと思いました。合奏の共同作業でいくら時間や完成形に確たる目標がないとはいえ「今回はこれを目指してみましょう」「目指したことはこのくらいできたね!」は判りやすい楽しみとなるはずなので、何か一つでも設定してみればよかった。

 

展望として。少なくとも自分は、合奏に乗っているときは引っ張ってくれる指揮者の方が気持ちよく乗れます。ので、これは希望なんですけれども

★指揮者はその時間を強く支配して、自分の希望やエゴをどんどん明言してほしい。

★支配することに奏者として付き合うので、指揮者が考える奏者としての愉しみを与えて欲しい

★「流れ」の中で「楽しい」なら色んな遊びをしていいと思う

 

ということがうまく回れば、単回単回がより楽しそうだなと思いました。

勿論他にも「オフ会」を楽しくする手段はいくらでもあると思います。ひとまずここではその一つの手段として「その時間を支配している指揮者のエゴと、それに付き合う奏者の関係」を追求してもよいのではと思い、明文化させていただきます。

 

長々書きましたが「アイマス曲をやる!」の愉しみを「いま」最大化するためには「前に出た人は微塵も遠慮しない方が全体的にプラスだと思う」ということを「意識してやる」ことが「歴史を重ねている」からこそ必要で、意識していったほうがより楽しくできると思うということを言いたかったわけです。

 

なかなかPBにコンスタントな参加は難しいので、ここに記しておきます。

7/21関東はありがとうございました。お疲れ様でした。