「ひきだしにテラリウム」で魅せられ購入してみました。こちらも「竜の学校は山の上」と同じく、ある程度のページ数がある短編集です。
世界観に応じて多彩な画風が使い分けられていて、それらが決して画力を失わないのがすごい。収録されたお話の中では「金なし白祿(びゃくろく)」が好きです。最後のページのたった三コマで心に確実に気持ちを打ち込まれてしまいました。
収録されたお話は、どれも特異な設定を持つなんらかの日常を描くもので、それは時代や描かれた日常の規模は別ですが、どれも何らかの日常にまつわる悩みがあり、短編ながら世界観の深さに驚かされます。
- 作者: 九井諒子
- 出版社/メーカー: エンターブレイン
- 発売日: 2012/10/15
- メディア: コミック
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