なんどかしたかもしれないですが、たまにしておきましょう。
Twitterなんかで誕生日がお祝いされているのですが、色々あって特に、様々な方にフォローしていただいている自分のアカウントでは、パブリックではない方のお誕生日をお祝いすることを控えています。
理由は二つありまして、ひとつは個人的なもので、ある人の誕生日を祝ったのにある人の誕生日を祝いそこねる(忘れたり見逃したりして)と色々申し訳ないと思い、対面で会ったときに誕生日、もしくは近辺だったり、お祝い事があったときに積極的に祝うようにしていると。
もう一つは大学の授業で、色んなサイトへの登録についても誕生日は個人情報保護のためにもずらしたほうがいいよ、ということをきいたり、また別の講師から「住所の末尾に適当なアルファベットをつける、着けてもとくに問題なく郵便物は届くので、アルファベットを記録しておけばどこからどこに個人情報が漏れたかチェックできる」みたいなことをきいて、個人情報への自衛について意識がちょっと高まったことがありまして。
ただ、これだけだと「誕生日ってそんなに危ないの?」はピンとこないと思うんですよね。そういうわけでまずはこちらをご紹介します。
ソーシャルハッキングから殺害まで至った例です。「加害男性の行動~事件後に判明した事柄」をご参照ください。ソーシャルハッキングっていうのは、電話などで個人情報を持ってそうなところから入手する手口です。
単純に、名前/居住自治体/生年月日 が割れたら、ソーシャルハッキングを繰り返すことで個人の住所にたどり着けると思っていただいたらいいと思います。
この中で大きいのが生年月日でして、月と日が判ると単純に1/365に分母を絞ることができます。年まで含めるとボリュームゾーンがあるとしても大幅に精度を上げることができるでしょう。
自治体人口はこちらに資料がありましたので、ぜひお住いの地域を365で割ってみてください。
あとは生まれ年と居住地域と名前とですが、ここら辺はツイッターを監視し続けていると、名前以外は結構出てきます。居住地域は大まかに割り出せればいいですし、名前は怨恨なら先に知っているでしょうし、生まれ年は何世代かでもそこそこわかります。
あとはソーシャルハッキングをかけて足りない情報をゲットすればOKです。名前と生年月日なら、自治体レベルなら1名~2名まで絞れるでしょう。
当然、誕生日「だけ」ではそこまでではないんですが、それ以外の情報がそこそこ気を遣われるのに対して、誕生日は結構オープンにされちゃう。
ので、ちょっと意識的になるくらいがいいと思うんですね。調べようと思う人は信じられないまでの労力をかけて調べますので、究極、なんとかしてたどり着くんでしょうが、その片棒を自分が担いでいたとなってしまうと気分が悪い。
お祝いはDMなど、オープンなところに出ない手段でされるといいと思います。