もう十年以上前から、家の中で音楽などのデータを保存するためにNASでミラーリング設定を使ってたんですが、ちょっと前にHDDが逝きました。データはミラーリングということで生きてたんですが、その直後にコピーのHDDも逝き、同じタイミングで買ったHDDなんだからそりゃそうよなという感じでした。危ないところだった。たぶん6~7年くらいは持った気がする。
NASのキットもあやしい動きをしていたので買い替えに至ったんですが、もともと使っていたShuttleのNASキット(当時はこれが一番安かったので……)がもう製品展開されていなかったのでsynologyのものに買い替えました。
それとはまた別の時期ですが、使用していたiPhoneXsがいよいよ電池もヘタッてきたなということでiPhone13miniに切り替え、合わせて通信量が無制限のプランに変わりました。
よって、音楽はもうiPod Touchで持ち歩くよりもNASから直接端末で受け取る方がいいな、と考え、SynologyのNASと併せて提供されているアプリ「DS audio」で音楽を聴くことにしていた……のですが、どうにもアプリの使い勝手がよくない。音楽CDから取り込んだファイルのフォルダはどうしても作者名やタイトルでフォルダ名の字数が多くなってしまうのですが、アプリが表示できる文字数が少なく、かといって音楽ファイルに設定されているジャケット画像を表示してくれるでもない。いまいち使いづらいのです。プレイリストの画面もあまり整理されていないし。
困っていたけれど、まぁ使えなくもないしいいか、とぼちぼち使っていたところで知ったのがPlex Media Serverでした。
これをsynologyのサーバーの中にインストールして使用しています。synologyのサーバー管理画面のアプリ一覧からも導入はできるみたいだけれど、これでは不十分で、plexの画面からパッケージを落としてきてsynologyの管理画面からインストールする必要がありました。
ルートフォルダなどを指定して、ファイルをスキャンさせれば準備が完了です。
plexが良いのは(iPhoneのアプリは買い切り版800円を買う必要があるけど)デザインです。上記のDS audioに比べてはるかにしっかり文字数もビジュアルも表示してくれる。
さらにもともとiTunesを使っていた身としては、プレイリストが使いやすい。プレイリストを設定した後にファイルを移動するとiTunesさんがファイルが行方不明だよ! って怒ったけれど、plexはもう一回ファイルをスキャンさせればちゃんとプレイリストも再構築してくれました。これで自分の好きなようにフォルダ構成をいじりなおしても混乱しない。やった。
もともと大量のディスクをフォルダごとに分けていて、複数ディスクのサントラなんかもそれだけのフォルダを作ってしまっていましたが、これを一つのフォルダにまとめる作業だけがちょっと面倒です。が、それを押しても今のところ最も使いやすい。
どうもplexがちゃんと知ってる音楽だと自動でいろいろまとめる機能もあるっぽい? ともかく、現状気に入って使用しています。捗るぞ。