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ksk@ぴよによるノンジャンルみだれ手記

映画のレビューの感想の話

 映画の「ヘラクレス」(2014年10月24日公開のブレット・ラトナー監督のほう)を見たときに、twitterで「この映画面白いよ!」というのを見かけたことがきっかけだったんですけれど、自分の記憶ではこの頃くらいから、自分のtwitterのTLに映画情報が流れてくるようになったんです。

 

 以降、Twitterで盛り上がっている映画は比較的外れがないぞ、という時期が続きました。劇場版ガルパンシン・ゴジラズートピア、さよ朝、ってなもんで、だいたいどこかしらから面白い映画情報が入って来てて、それはあんまり外れがなかった。

 

 で、ここからする話は「Twitterをもとにして観たら外れるようになった」という趣旨ではありませんので、それは先にはっきり言っておくとしてなんですけども、Twitterを使って映画の感想を言うというのが一般化してきたような印象があるとともに、原作ありのメディアミックス映画の感想が入ってくると、Twitterの感想をうのみにしていいのかは判らなくなってきたということが言いたいのです。

 

 つぶやいてる人も最初から高いテンションで観に行って「良かったよ!」を言うために見てるような感じ。それを言わせるために映画も最初からハッシュタグ用意したりしますよね。#マジジュマンジ とかそういうの。

 

 さらにキャラクターものだと、それ以前の作品のブーストがかかっているので更に判断が難しくて、たとえばコナンとか、刀剣乱舞とか、いまやってるのだとシティーハンターは観る人は相当ブーストかかってると思う。

 

 実際、最近シティーハンターは観に行ったんです。で、これは面白かったのか、面白くなかったのか、と言えば面白かったんです。が、自分はシティーハンターをアニメでも漫画でも通ってきてないので、ブーストしてる人達に置いてかれてる感じはあるし、面白かったけれどめちゃめちゃ名作だったか!? っていうと正直そうは思えてはいない。同窓会みたいな。

 

 逆に、自分は先日のドラゴンボールブロリーを観て絶賛したんですが、これもたぶんドラゴンボール通ってない人とかだと、そこまで名作にならないのかもしれない。

 

 ということで、前と同じ感覚でTwitterから情報を手に入れても、Not for meになる確率が高まってる気がするなぁ、と思ったのでした。

 今は「アクアマン」は、使われている語彙がちょっとブーストかかってるなぁ、って思っています……が、これはこれで逆方向へのバイアスがかかりやすいので、よろしくないんですよね。

 

 なんていう感想を、Twitterに流れるレビューを観ながら思っていたのでした。