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ksk@ぴよによるノンジャンルみだれ手記

DQ5のビアンカとフローラの選択の話

ビアンカとフローラのどっちと結婚するのか!?

という話です。

定期的に目にするのでドンピシャのファンとしてはものすごく嬉しいんですが、根本がだいたい置いてけぼりになってるので、まとめておきます。

 

DQ5の結婚におけるビアンカとフローラの選択肢は、そもそもビアンカとフローラのどちらを選ぶか、という選択ではありません。

じゃあなんなのさ。

 

ビアンカ「天空の盾」の選択です。

覚えてる人と覚えてない人といると思うんですが、この論争はあまりにもビアンカとフローラの選択で語られすぎまして、もともとどういうことだったのかっていうことが置いてけぼりになってます。

 

参考サイト。

Light and Dark様

 

の、ドラクエのストーリーセリフのページ。引用させていただいてます。

 

1.パパスの遺言(〇〇は主人公名)

○○よ!伝説の勇者をさがすのだ!

 私の調べたかぎり魔界に入り邪悪な手から妻を取り戻せるのは…

 天空の武器と防具を身につけた 勇者だけなのだ。

 私は世界中を旅して 天空の剣を見つけることができた。

 しかし いまだ 伝説の勇者は見つからぬ…。

 ○○よ! 残りの防具をさがし出し 勇者を見つけ そしてわが妻マーサを助け出すのだ。

 私はお前を信じている。たのんだぞ ○○!”

非常に印象的な部分です。ドラクエ4で勇者の最強武器だった天空の剣が手に入った、それはプレーヤーを興奮させるでしょうが、肝心のこの武器を主人公は装備できない。主人公は勇者ではない。

で、主人公の使命は「残りの防具をさがし出し」勇者を見つけることになるわけです。

 

2.サラボナのイベント

*「他の町でも有名な大金持ちルドマンさんが ひとり娘の結婚相手を募集するそうですよ。

  もちろん条件はきびしいですが 結婚が決まったら家宝の盾もくれるとか」

 

 町の噂です。ここ、超重要な事項ですので、かなり何度も言われます。主人公の使命である「天空の防具を手に入れる」が突き付けられるわけです。

つまりフローラは盾のバーターです。(この時点)

 

で、そのミッションの前半である炎のリングイベントをこなしたのち、後半の水のリングではまさかのビアンカとの再会。蘇るビアンカとの日々、そして冒険。この滝の洞窟では当然、いい感じになったのでしょう。そういう想像を働かせることが大事です。

突然の幼なじみの登場。しかもフローラはアンディっていういい幼馴染がいるみたいだし……

 

で、水のリングまで手に入れて、結婚直前でこれです。

 

3.フローラの提言

フローラ「お待ちください!

     もしやビアンカさんは ○○さんをお好きなのでは…?

     それに○○さんも ビアンカさんのことを…。

     そのことに気づかず私と結婚して ○○さんが後悔することになっては…」

 

 ああっややこしいことになった!

そんでルドマンさんは一晩悩んでいいよっていう寛大な処置。

はい、悩みましょう。

・使命に生きた父の遺言に従い、世界のため、天空の盾を手に入れるためにフローラと結婚するか?

・父の遺言に背き、どうやら想いあっている幼馴染ビアンカと結婚するか?(しかも、フローラもアンディとくっつけるかも、感情的にはみんなハッピー!)

この二択です。

 

だいたい「ビアンカを選ぶか」「フローラを選ぶか」で論争になってますし、呑み会の話題としてはそれでいい、おてんばな幼馴染か、セレブリティな淑女か、何とも悩ましいラブコメのような選択肢。

 

でも! 本当は! 使命を取るか、愛を取るかなんですってば!

 

しかしその後の展開、どっち選んでも天空の盾はもらえて使命には問題ないことが知られてしまっているがゆえに、ビアンカとフローラどっちがいい? になってしまうのは、仕方がない。

それでもプレイするとき思い出してほしいんですよね。パパスの手紙をさ。

そして天空の盾は、ビアンカと結婚するともらえないってことをさ。これからどうやって天空の盾手に入れようっていうことをさ。

そういう気持ち、父に対する想いみたいなのを持って、結婚式に臨むと、また違った感慨があると思うんですよね。

 

で、おまけです。なんでビアンカと結婚しても天空の盾もらえるんだっけ?

     ヘンリーさんたちは今朝早くお帰りになったが……

     ○○のことをいろいろと聞かせてもらった。

     なんでも伝説の勇者をさがして旅をしているとか。

     そこでだ!私からの祝いを受けとってくれい!

     うしろの宝箱のカギをあけておいたから なかの物を持ってゆくがいい。

 

 

ヘンリーのおかげでした。やったぜ!