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ksk@ぴよによるノンジャンルみだれ手記

映画と舞台の話 20180311

このブログを更新するのも久しぶりですが、更新するのが久しぶりということは自分自身の身の回りが充実しているということです。有難い。

 

■セッション

2014年の映画です。この後に「ラ・ラ・ランド」を観る予定で、さらに「グレイテストショーマン」が放映中だったので観ました。

音楽、バンドを題材にした映画ですが、音楽ならではの気持ちよさは最後の最後の10分まで我慢する必要があります。

とにかく最後の10分まで観る! ということが前提です。溜めに溜めて放出される最後のカタルシス。最後にスタッフロール画面に切り替わったときには(自宅で見ていたのですが)騒いでしまいました。

お話の雰囲気としては全体的に結構辛いものがあるので、それを乗り越えることが重要です。

 

ラ・ラ・ランド

前作の翌日に観ました。ミュージカル映画、ということで歌う、踊る。ド頭のワンカット長回しのハイウェイでのシーンで作品の性質をこれでもかと見せつけてくれます。これは映像的にめっちゃ楽しいのでなんどでも繰り返して観たい映像。

後は多くをあまり語ってしまうと面白くはないのですが、何をもってしてよい人生、よい人間関係、さまざまに「よい」と言えるか。どうしても「売れる映画の物語」を考えたときにはストーリーは定型になっていくのでしょうけれども。

でも、人生にはやっぱり山あり谷あり、禍福は糾える縄の如しで、全部が全部かっちりはまる、ってことはないし。

ハッピーを描くときに、それ以外に手に入らなかった物に想いを馳せることって実際の人生ではよくあることで。

そういう哀愁が描かれてるのってよかったな、っていう映画でした。

 

グレイテスト・ショーマン

そのままラ・ラ・ランドのスタッフのつながりで。しかしこれは興行師のP・T・バーナム氏の歴史を描くものでモデルあり。

これもミュージカル映画で、特にバーでのダンスシーンが素晴らしい。サーカスを題材にしている点もあって、ファンタジックな表現が多いですね。

 

キングスマン

イギリスのアクション映画。

キングスマンゴールデンサークルが公開されてた頃に面白いらしいぞということで観ました。非常に頭の悪いスパイ映画で、全体に攻撃力が高いけれど防御力が弱すぎる。お酒を呑み笑いながら観るのがよいと思います。コリン・ファースが集団を相手に大立ち回りするシーンはなんどでも繰り返して観れます。ちょっと暴力的なシーンは多いのでそこらへんは要注意。

あとこれを見ると特定クラシック曲に対する変なイメージが添加されますので、そちらもご注意。

 

キングスマン:ゴールデン・サークル

前作を見た翌朝に観ました。

前作でやったことはだいたいひっくり返していて、ご都合主義も何のその、主要メンバーが大体爆死(でも次作で戻ってきそう)ってな感じの映画でした。攻撃力が高いけれど防御力が弱すぎる。

前作よりもグロ濃度が増しているので、前作でもきつかった、というのであればちょっと辛いかもしれません。

主要キャスト大体吹っ飛んじゃいましたけど、次作でどうやって出すんでしょうか?

ていうか、あんなに吹っ飛ばしたら組織もクソもなくない?

 

シェイプ・オブ・ウォーター

ギレルモ・デル・トロ監督の映画。

主要キャストの年齢が高く、映画の定型、美男美女のあれやこれや、ということはなくて、すごく広く深く作られた世界設定の中のひとつの部分をクローズアップしたような映画です。ラストシーンでは「んあああ~なるほど!」となってしまった部分もあり、監督の趣味がとてもよく見えました。

描かれなかったことがすごくたくさんあるのですが、思った以上にそれが気にならなかったのは監督、脚本の妙なんだと思います。

 

■直撃!ドラゴンロック2・轟天大逆転~九龍城のマムシ

1999年の劇団☆新幹線の舞台の録画です。コメディとアクションなんですが、とにかく元ネタが多いので今でいうとポプテピピック(アニメ)のような感覚。特にパロディしているところの勢力が大きすぎるところばかりで本当に大丈夫だったのか当時、と不安になるくらいに満載でした。

と、これはキャラクターものなので、あまり文章でつらつら書く、というのに適したものではないと思われます。

舞台装置としてはありとあらゆるものがマイクになっているのが面白かったです。