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ksk@ぴよによるノンジャンルみだれ手記

一年間で50万字達成した話

一年前に、五十万字書くぞ、と言っていました。

 

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が、無事に達成できました。363日経過した現在時点で、一年間で書いた文字量は

513,928字に達しています。なお、このエントリーは含みません。

前半はとくに怪しげなペースでしたが、後半なんとか持ち直すことができました。

 

50万字とはどんなもんじゃい、というとおおよそ一日当たり1,370文字。週当たりで9,600文字。月あたりで42,000文字。これを多いと思うか、少ないと思うかは人によって違うところだと思いますので、それぞれの感覚にゆだねるとしまして。

個人的には、フルタイムで勤務、楽団の運営をしつつ、同人誌と同人CDのとりまとめをしつつ、イベント運営をしつつ、遊びまくりながらもなお50万字達成できた、ということで非常に満足しています。

結局のところ、50万字を書く、という行為自体には、その50万字の中身の意味の重みとかは一切含まれていません。駄文積み上げても五十万字にはたどり着けます。だから、ここで達成したのは一年間の生活の中に50万字書く時間を捻出するというセルフマネジメントが一番大きい。

 

次いで、50万字書いたのだからそれなりの情報量は作成した、というのは、前段と矛盾しますがそれなりに価値のあることではないかと思っています。価値の多寡はともかくとして、文章の価値を客観的に数値化するのが難しい以上、尺度の一つは文字数になります。少なくとも「自分にとって」はそれなりに誇らしい。

 

書き続けていて思ったのは以下のようなことです。

・ゼロから書く場合、ブログの記事のようなエッセイ、論説文は2,000字前後が目安

体力の話です。テーマだけ決めて書きだす場合、概ねこのくらいのところである種の限界に達するか、もしくは話題に対する満足に達しているようです。ただ、ブログの場合2,000字は読む文章としてはやや長め。もうすこしまとめたいところです。

 

・ゼロから書く場合、小説文は1,000字前後で一度息切れする

体力の話です。あまりしっかりしたプロットが用意されていない、頭のなかにしか用意していない場合、小説文は1,000字前後あたりで脳が疲労感を訴えてきます。書きづらい箇所だともっと少ない場合があります。

 

・エッセイ、論説文ならテーマが変わればいくらでも書ける

恐らく、エッセイや論説文ならテーマさえ与えられれば何本でも書けると思います。自分の主観視点で語っていいという話であれば「面白くする/しない」がどうでもよければいくらでもどうにでもなりそうです。面白くしなさい、と言われたらたぶん悩むでしょう。

 

・小説文はどんなに頑張っても一日五千字くらいが限度

時間がいくらあったとしても、プロットがしっかり作りこまれていたとしても、小説を書くのは合計で五千字くらいが限界のようです。過去一年の文字カウントでも最も多かった日で8,000字。これが現在の自分の限界値といったところなのだと思います。これ以上は脳が疲れます。

 

一カ月間で最も多く書いた月は55,000字でした。このあたりが限度なのかもしれない。

今回書いたものたちのなかには、表に出したものも出していないものもあるんですが、量を書いたことによって、初稿の精度はすこし上がったような気がします。

 

・反省

公募に出せそうな小説文をこさえられるかなと思っていたんですが、なぜか50万字も書いたはずなのにそこには達しませんでした。困ったな。ファイナルファンタジー5の小説ばっかり書いていたからだろうか。反省です。

 

・次の一年は

小説文に限って30万字、くらいがいいのかもしれないです。ただ、プロットをしっかり練ることが大事だということと、プロットと小説本文でのカウントは重複していないのか? あたりが少し気になっているところです。

とりあえず、完成した作品を作ろう、ということで。

 

・次の一年は:2

絵を描けるようになってみようと思います。とはいえ綺麗なイラストを描けるようになることを目指すのではなくて「人体の構造を把握する」「表情を描ける」「立体物を描写できるようになる」あたりを目指したいと思っています。理由は、人とイラストに関する打ち合わせをしているとき、自分は文字しか伝達手段を持っていないためです。ここで「こんな感じ」とラフスケッチを出せることは強みになると思うのです。

 

ということで、2016年個人チャレンジは「365日でA4用紙365枚以上をスケッチ等で埋める」「小説文で30万字以上書く(プロットを含む)」の二本でいきたいと思います。両立は厳しいかもしれないが……まずはやってみましょう。