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ksk@ぴよによるノンジャンルみだれ手記

セクシャルマイノリティに理解があっても異性装は奇妙だと思う話

GAMEバンドでは女装が飛び交うこともあるので誤解を受けないように書きたいなと思うんですが、異性装はイカンと言っているのではないですよ。

 

異性装は奇妙だと思うんです。特に女装か。

この説明は簡単だと思っていて、日本で男性がスカートを履くのとスコットランドで男性がキルトを履くのとでは全く文化的に違う、ということでカタが付きます。

 

異性装というのは、セクシャリティとかそういうこととは切り離して考えるべきだと思うけど、同一にされがちの問題なのです。異性装を積極的にしたいことの理由にセクシャリティを持ち出すというのも一つの戦略だと思う。しかし異性装の話をするならばセクシャリティは切り離していきましょう。葬式でサンバ衣装を着る、サウナにスーツで入る、そういう行動が奇妙に映るのと同じように、異性装をしていない人間が大部分の状況下においての異性装はやっぱり奇妙なんですよ。だからといってセクシャルマイノリティがいかんとは絶対に言わない、それとこれとは別。

 

では異性装をしてはいけないのかというとそうではない。ただ、異性装が奇妙だと思われる場所での異性装を行うことは、その場の文化を書き換えようとする行為です。それには当然抵抗が起こる。

そういうことですので、僕は異性装は奇妙ですよと言うことは臆面なく言えると思うのです。GAMEバンドとかでしてる異性装も基本的には奇妙だと思って観てます。

 

まぁ、しかしこれが面白いのですが、ほんの十年弱前くらいまでは、コミケとかでも女装って批判が強かったと思うのです。それが今や男の娘とかでジャンル化し、会場でもたくさんの女装の方を観ることができる。文化がちょっとずつ書き換わったのですよね。自分の所属するバンドとかでもいつのまにか女装することに誰も何も言わなくなり、男性全体の40%くらいが女装するようになるかもしれない。そういう未来がないとはいいきれない。

 

でも今はそうではないから抵抗しようと思うんですよね。奇妙に見えてるからね、いまんとこ。