「ノンアルコールビールは焼酎を割るのにいい」という話題を聴いてこれは試してみるしかないということになり、各社銘柄を揃えて割って飲み比べをするという非常に頭の悪い酒クズな会が催されましたのでレポートいたします。
まず焼酎はご存知下記の二銘柄。
最初はキンミヤだけでいいかなって考えていたのですが、集まった面子的にこれはキンミヤのボトルは瞬殺だな……と思いJINROを買い足しました。この判断は結果的に正解。
ノンアルコールビールは下記の四銘柄。
条件を対等にするのであればそれぞれの注ぐ量を均等にしてテイスティングすべきなんでしょうが、酒を飲んでるときにそんなこといちいち考えてのまないなということでどのように適当に割ってもいいルールになりました。
先に、焼酎について。こっちのほうが劇的に合う! という感想はなく、どれもキンミヤのほうがやや甘い、という当然の結果になりました。
さて、気になるそれぞれの銘柄でのレビューは下記の通りです。
・アサヒ ドライゼロ
甘い。どう考えてもビールとは程遠い。発泡酒とも違うもの。どちらかというとJINROと合わせたほうが甘さが抑えられて合うような気がする。
・サントリー オールフリー
同じく甘いがアサヒほどではなく、アサヒをのんだときのややベタつくような甘さは抑えられている。それでも甘いことに代わりはない。
ここまででようやく缶に書かれた成分表示を読みまして、つまりは人工甘味料アセスルファムがこの甘さを生み出しているようだという感想となりました。
・キリン 零ICHI
ここでついに「甘くない!」という感想が出ました。零ICHIにはアセスルファムが使われておらず、甘さを感じさせそうな原材料は水あめ。
味わいはちょっとした発泡酒のようで、それまでの「甘いなんか炭酸のアルコール」とは違ったはっきりした感動を覚えたのでした。
そして最後に残ったサッポロです。
・サッポロ 麦のくつろぎ
こちらはアセスルファムが入っているにもかかわらず、商品のアピールポイントの通りフルーティーさが加わり、まるでベルギービールのような味わいに。ホワイトベルグやヒューガルデンホワイトのような方向性を思わせます。これなら「そういうもの」として飲めそうです。
以上の通り4銘柄で比べたわけですが、結論としては「発泡酒とかホワイトベルグ買ったほうが安い」という身もふたもない結論となりました。
そりゃそうだ。
もともとホッピーの代替になるかと思って飲み比べをしてみたわけですが、ホッピーとは似て非なるものとなってしまいました。
しかし、ノンアルコールビールは上記の4種類のほかにも様々な銘柄が出ており(大手じゃないところも多くて非常に見つけづらいのですが)まだ可能性があるのがノンアルコールビール×焼酎と言えるのではないでしょうか。
言えなくてもいいかもしれない。
ちゃんとしたビールが飲みたいです。
最終的にキンミヤもJINROもボトルが空いてしまったのでウィルキンソンのジンを飲んで会は終了となりました。あるのか次回!