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ksk@ぴよによるノンジャンルみだれ手記

デレマス大喜利参加してきた話

なんだかおもしろそうだぞ、と思ったのでデレマス大喜利に飛び込んでみました。

デレマス大喜利とは!

アイドルマスターシンデレラガールズを題材に大喜利を行ういわゆるオフ会である!

 

イベント概要は当日のtwipla見ていただくのがよろしい

【打ち上げ詳細あり】7/16 デレマス大喜利初心者会 #デレマス大喜利会 - TwiPla

 

こういう場でしり込みするほど繊細でない自信はありつつも、どちらかといえばにわかPである自覚があるので、友人ぶっこみPが居なければ参加しなかったかもですが、参加者の名前にあったので気軽にインしました。

 

先に結果を書いておきますとすげー面白かったです。間違いなく。

 

会場は一般的な公共施設の会議室。なんかデジャブってるなぁと思ったら、おおよそ8年ほど前に別件で訪れていました。

友人とは特に示し合わせたりしてなかったので、順調に現場でぼっちになる。こういう場ではどうしてもね。

 

で、大喜利が始まり、ルールの説明等ありつつ、最初の数問……のあたりでは、これはしょうがないにしてもうっすらと、グループの偏りを感じてはいました。いわゆる「一般募集といいつつ実際には身内グループで固まっちゃってて新参がアウェイするやつ」です。これはどうしても経験者・新参お互いの要因で起こってしまうところで、多かれ少なかれ起こります。この気配は確かにあったけれど、これまで経験した中ではとても薄い方でした。これは運営の皆様の心配り、大喜利のゲーム性と、プレーヤーの皆様のマナーのよさによるものだと思われます。

 

で、前半は「これはテンションで押すのは精神力を要するぞ」と思ったので、そうではない回答にできるだけ徹していました。あまり意識はしていないですが回答はパッションがらみのものが多かったです。ウケはちょこちょこ。

 

後半の憑依大喜利(=プレーヤーがキャラクターになり切って回答する。司会に呼ばれるときもキャラクター名で呼ばれる)は、キャラクターの縛りがあるので非常に困難を極めました。これ、なにが困難なのかわかりづらいと思います。

 

ルール上は

・シチュエーションが発表される

・1分で憑依するキャラを決める

・試合時間3分を同キャラになりきって発言する

 

だけなんですが、これはさらに分解すると

・シチュエーションが発表される

・1分で「憑依するキャラと、それで最初に話すべき内容を決める」

・3分でゲームメイクしつつ、追加のネタを考えつく

・余裕があれば周りの回答をネタに取り込む

・クロージングする

ということでして「1分でプレゼンの方向性と少なくともオープニングをキメる」という、かなり高度なことを求められます。

 

ですがこの憑依大喜利、思ったよりも「できる」し「アツい」。「できる」し「アツい」と思わせてくれるのは司会の方々の力量が高く、いい感じに盛り上げてくれるからなのですが、意外と戦えるものです。ここら辺は後述もする。

 

思った以上にクレバーな他プレーヤーたちに驚きつつ、まけてたまるか、こちとら長年の内P視聴でシャドーは十分なんじゃあ! と気合を入れて臨みました。

プレイしながら思っていたのは「この感じ……キャッチョコでやった……!(進研ゼミ顔)」ということ。

 

キャット&チョコレート 幽霊屋敷編 (Cat&chocolate) カードゲーム

キャット&チョコレート 幽霊屋敷編 (Cat&chocolate) カードゲーム

 

 

その場の瞬発力と言い方で戦うという意味ではかなり似てると思います。

キャッチョコを

・出たカードで3分間、自由発言回数無制限ルール

・使っていい小道具は一枚だけ

・一番面白かった人の勝ち

にしたら同じ。というかそれが大喜利

 

で、(そんなに意識してプレイしてないけど)ゲームメイクが思ったよりうまくいって決勝まで行けました。決勝ってなんぼのもんじゃいってことですが、全体の1/5までは行ったということです。がんばったでしょ?

 

自分の振り返りをしておきましょう。他の方を振り返るほどの余裕は当日にはなかった。

・1戦目/お題(うろおぼえ)世界に男性はP独りぼっち/選択アイドル:荒木比奈

シチュエーション聞いたときに「終末のハーレム」が頭によぎってしまいそれ以上のことが考えられなくなり、仕方なく荒木比奈を選択。比奈でテンションをあげるには比奈自身を危機的状況にするしかないので、これは大失策。

が、状況文脈的に「状況を演じる」ではなく「状況文脈を与えられたアイドルたちによる大喜利」であると解釈してメタで回答に差を出す作戦にシフト。

挙手は2回。一回目は『「男しかいなければ当然こうなります」と絵を描いたけどリアルすぎたので修正がかかる』というネタだったけれどスカる。

二回目は『皆さんのネタ、とってもよかったので次の夏に使わせてもらうっス』で「おお~」を貰う。笑いではなかった。けどこれで1票頂いたので首の皮一枚で三位入賞、次戦へ。

 

・2戦目/お題(うろおぼえ)Pが骨折、印象的なお見舞いをしろ/選択アイドル:宮本フレデリカ

1戦目の個人反省でインターバル中に使えるキャラを超吟味する。いけそうだと思ったのは・フレデリカ ・中野有香 ・日野茜 ・堀裕子 あたり。日野茜はものすごく回数が出ていたのと、テンションで戦っても勝てないと思っていたので選外に。一方フレデリカは大会中回数が出ていなかったので有力だったが、強カードだったのでどこで切るかを真面目に悩む。骨折というフィジカルなお題だったので最後までフレデリカと中野有香で悩んで、結局フレデリカに。

アイドル決定からすでに戦いは始まっているのだ。ということで「アンドレ」と表示するが反応が薄すぎてやらかす。えっ!? アンドレ通らないですか!?

って思ったけどアンドレってフレデリカソロCDドラマパートとジュエリーズのドラマパートでしか出てなかっただろうか。知っといてよアンドレ。宿題だよ?

 

 

THE IDOLM@STER CINDERELLA MASTER Cute jewelries! 003

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THE IDOLM@STER CINDERELLA MASTER 033宮本フレデリカ

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話題を戻しましょう。ここは今日イチエネルギーを使うことに決定。フレデリカは人でなしにするほど面白くなると確信していたので不謹慎ネタだけで攻める。

挙手は3回。一回目「(骨折なので)もう一本! もう一本!」開幕オープニングに刺すことだけを意識。まぁまぁ。骨折と説明した方が良かったか。面倒くさがりすぎた。

二回目「次(お見舞いに来るの)志希ちゃんと晶葉ちゃんのどっちがいい?」でややスカ。テンションは押さえた。SSでは志希と晶葉から始まるのは鉄板だけど、この流れで「なんか(余計な事)しそうな二人である」と判っていただけるコンテクストの高さは有難い。

三回目「(お見舞いの花買って来たけど)菊しかなかったー♪」でヒット。全体の流れにスピード出てきたところに差しこめた奴。前2問もそうだけど、括弧内は口には出しておらず、このパート説明を端折りまくっているので、よく「菊しかなかった」で全部理解してもらえたなぁ、と思ったところ。このヒットが決り手で決勝進出。

 

・3戦目/お題 あと一回歌ったら二度と歌えない/選択アイドル:堀裕子

2戦目でフレデリカを切ってしまったので、同キャラは良くないと事前に考え再度手札吟味。場にほぼ出てない片桐早苗市原仁奈を手札に加える。問題発表で危機的状況系と見たので万能性の高いユッコで臨む。

「あと一回歌ったら二度と歌えない」はシチュエーション的に何度か戦わなきゃいけないので、ユッコと組み合わせると「代替でなんか出して凌ぐ」と「喉を使わずテレパシー」が基本戦略になった。テレパシーはラストに温存。

挙手は4回。「代替でなんか出してしのぐ」で三回。初手はスプーンに顔かいて「これはユッコじゃなくてスプーンだからノーカン」。意図してなかったけど司会から「ユッコ」って呼んでもらえるので「ちがいます!」につなげやすかったのは僥倖。第二手「ここからは(歌ではなく)ユッコのMagic Showで(持たせます)」でスカりそうになったので「二時間!」を重ねてフォローする。もうちょいシチュエーション説明してよかったと思う。第三手「禁じ手です。歌えないなら→『まさかのゲスト』→ん……? あの孤独なシルエットは……? →(フリップをどかして着ていたコブラTを見せる)」でスカる。あまり意識せず着ていったTシャツの思い付きに縛られる悪いパターン。最後にクロージング代わりで白紙のフリップを上げて「もう最後の歌も歌ってしまいました。でもわたしにはこれがあります、伝われ!」でエモく締め。結果優勝は逃す。ぐやじい

 

・反省会

すごく大事なのはオープニングとクロージングを決めることで、制限時間が終わったあとの泣きの一回的「マジックタイム」が伸びがちになるようですが、印象点を獲得するのが全てなので致し方ないことなのだと。で、キャラを決めた時点で初手=オープニングはどうにかなるんですけど、気の利いたクロージングをキメるのが非常に難しい。

 

そのためにはとにかく引き出しが多い必要がある。ここが致命的に弱かったのが反省です。大喜利強キャラについての勉強をもっとしておくべきだった。メタゲームに時間をかけなくてはならないのだ!

 

・短観

 ・自分がよく知らないキャラの魅力を引き出せている人がすげー

 ・すごく演じれている人がすげー

 ・ヘレンは強い、かつ男性の演技に違和感がないな、ということを考えていたら唐突に友人Pの「ヘレンの誕生日ってオカマの日だから、実は男なんじゃないかと思う」という発言を思い出す

 ・神は降りるときは降りる

 

で、最初にちょっとアウェイ感を感じる場面はあったものの、全体としては運営・司会の皆様のホスピタリティと、参加者のマナーのよさで非常に楽しい催しであったと思います! 五時間があっという間でした。ここしばらくで最も頭を使った一日だったなという感覚があり、楽しい知能バトルでした。キャッチョコとかでもそうなんだけど勝ったときのドヤ感と「あのときああしていれば……」がそのまま次回の動機になりますね。ん? この感じどこかで……

 

リアル脱出ゲームか!

 

・次回があれば

 できるだけ参加したいと思うし、自信が無くても参加するとものすごく面白いし、なんなら観覧だってすごく楽しめるので、超お薦めのイベントですよ。ぜひぜひ。