前編はこちら。
ホテルで朝食の前に朝風呂。シーサイドホテルのオーシャンビュー大浴場です。とはいえ部屋でもほぼ同じ風景が見れますし、男湯は立ち上がるとそれだけで外から丸見えなので、散歩の人とかがいるとちょっと気を遣います。
朝食を取ってチェックアウト。雨が強くなってきていたので、マリンタワーは上らず一階だけ。シーサイドステーションと併せて観光しました。シーサイドステーションはいろいろあったみたいですが、この辺は合わせて後述とします。
ガルパンギャラリーはちょっと展示が少なくなったでしょうか。映画の理解が深まったので奥の方まで行って、戦車が下ったエスカレーターも観てきました。
で、ここにきていまさら「るるぶ」を買いました。
最初にあればよかったけれど、おそらくもう一回くらいは来るような気がするので、記念に。
お昼は少し早めを狙って、行くたびに長蛇の行列を見ていた「かあちゃんの店」へ。海鮮の定食が美味しいお店です。
せっかくなのでスペシャルな定食1600円。ボリューム満点です。でも内容からしたらお安いと思います。
最後に同行者が聖地巡礼アプリで取り損ねているポイントをいくつかゲットして、今回の大洗旅行は終了となりました。前回行けなかったところにほとんど行けたのがうれしいところでした。もし次回があれば、次回はクックファン(とんかつのお店)や、アクアワールドなんかにも行ってみたいと思っています。
以下は大洗について思ったこと。
半年前の旅行でコンテンツツーリズムについて考えてみましたが、こと今回の大洗の件において考えてみて、実際に現地を歩いてみると、ホテル周辺、また海岸を走る道路の地区は「観光地」と言えますが、商店街はそうではない、ということを強く感じました。ここは「ロケ地」ではあるし「ガルパンの聖地」だけれども「観光地」ではない。
この土地の商店街は、そもそも土地の人の生活で商売を成り立たせている。外部からも人が来れば潤うだろうけれど、それによって観光者が極度に「観光者ヅラ」するのはちょっと違うような気がする、という感覚がありました。
きっと、コンテンツツーリズム、というのはここをきちんと考えなくてはいけないと思います。ガルパンのように「日常的風景」をその舞台として使うのであれば、きっとこういう、観光地ではない場所が聖地になっていく。そこを観光地扱いしてしまうと、多かれ少なかれ、その土地で暮らす人の日常が壊れることになるかもしれない。
お邪魔させてもらう、という感覚が大事だなと、いくつかのお店を巡って思いました。
一方で観光地としてはどうか。シーサイドステーションは経緯と改装とがあって、ゴーストタウン状態でした。今後リニューアルによってどのような変化をするのかが気になるところです。
けれども、大洗という場所はそもそも、商業施設というよりも、漁港を中心に観光を成り立たせていると思うので、果たして商業施設がどのくらいの効果を発揮するのかは、今のところ疑問です。
ホテルのお客さんは思った以上に「ガルパン」関係以外の方も多かったです。おさかなが美味しい、ということは強いのだなと実感しました。これは「ガルパン」熱が無くても、一定以上の賑わいを保つと思います。なによりアクセスがいい。日帰りできる。
今回の旅行によって、より行ったことのない場所への興味も深まりました。美味しいものを食べに、また出かけようと思います。