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ksk@ぴよによるノンジャンルみだれ手記

音楽というかジャズのCDの話「Tre farger」

このブログを定期的に読むユーザーが果たして何人いるのか。

いや「ドロップフレーム」で検索して読んだついでにこっちも読むかもしれない、というほっそい希望をもとにこの記事を書いておきましょう。 

 

Tre farger

Tre farger

 

 

初見でトラファルガーって読んだよね。マンガ脳だからね。しかたない。でも同じこと絶対言われてると思うんですよ。トレファーゲルですって。

さてこのブログにたどり着いたなかに普段ジャズとか聴く人が果たして何人いるのか。

自分もそんな聴きません。コントラバス弾いててもよくわかりません。書けるのかジャズのCDでブログとか。

 

このジャケットの右上に写っているのが僕の学友でマイコントラバスの前主、小美濃くんです。この写真だとシュッとしてるけど前に合ったらもうちょいふっくらしてました。斜めから撮ったトリックだよ。自分のほうが増えたと思うからこの話はこの辺にしておこう。ジャズの話をしろよ。

 

せっかく会ったのでCDを買わせろよー! と言って本人から直接CDを買わせてもらいました。同じ機会でさまざまな方向性の談議に華を咲かせつつ。

 

ジャズが聞かれるにはどうしたらいいんだろうね? というお話。Blue Giantとかで聴く人増えてないの? とか思ったんですけども、そうでもないらしい。確かにジャズには入口がない。人はふらっとお店で知らんCDを買うようにはできていない。普段聴くテレビとラジオと、動画のBGMに出てこないものは判らない。そういうもんなのです。でも物語とくっつけるしかないと思うな。ジャズに限った話じゃないけどね。

 

だからここで書いてちょっとでも聴いてもらえるといいかもしれないよね。俺って私ってジャズ聴いてるんだって言いたい少し背伸びしたい感じのボーイズエンドガールズにね。そこまでの影響力はこのブログにはないけどね。CDの話をしろよ。

 

大丈夫、小美濃くんとは付き合い長いから。

 

CDの話します。CDを聞いた率直な感想は全体的に「おお? 思ったより前に出てこない」でした。ここまでジャズわかんねーって書き倒しましたけど、それでも十年ちょい前(十年ちょい前かもう……)くらいには小美濃くんの出てた路上ライブとかを聴いてたりしてたんですよ。逆に言うとそのくらいの感覚しかないけど。

そこで聴いて感じてた自分のなかのジャズ感って、主題とかがあって、それからソロ回しがあって、で主題とかにもどって終わる、っていう構成のなかでの、ソロが「俺を聴けー!」と言ってる感覚だったんですね。そりゃソロってそういうもんだものね。

このCDにももちろんそれはあるんだけども、三人の奏者がそんなに前に出過ぎることなく、ちょうどいい塩梅で主張します。ちょうどいい塩梅ってどんくらいかっていうと、すっと聞き流せるくらい。ま、これは視覚情報がないからかもしれないです。ふつうソロとかするときはほかの奏者の目線とかでそれを感じられるからね。でも音とかも柔らかめの印象なんだな、全体に。

そんなわけで、このCDはBGM寄りだなって思いました。部屋で作業中に流しとけるやつ。その主張のちょっと薄い感じが、小美濃くんらしいなぁ、と思ったけど、果たしてそれが本人に受け入れられるのかはわからない。

 

というわけで、ちょうどいいシャレオツ感のあるBGMが欲しい人とかで、新しいの聴いてみるかーって人はこちらのCDをお買い求めいただければいいと思います。もっぺん貼っとくね。

 

Tre farger

Tre farger

 

 

これです。モノトーンのジャケットなのでどちらさまのお宅にもすっと馴染むと思います。フラップラックなどに面出して置いて、見飽きたらしまってください。ジャズ界隈のジャケットってしばしば単色の処理されるような気がするね? なんかお作法なんですかね、最初のCDのジャケットを単色で作らないと覆面の男たちが夜中に家にやってきて楽器に油を流し込んだりするんでしょうか。今度尋ねてみたいと思います。曲ごとの感想? そんなのボロが出るから書かないよ!

 

マーケティングのお時間でした。