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ksk@ぴよによるノンジャンルみだれ手記

2016年を振り返る話 その2.5 志希にゃん小説書いたよって話

コミケ91でデレマスの志希で小説を出します。

 

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こだわったところ箇条書き。

・Pの個性を隠す、でも話に絡ませる(一人称を使わずに文を作る)

・LiPPS全員の個性をそれぞれ発揮させる

・本家のモチーフを逆手に取る

・自分なりの志希像を出す

・冊子に匂いをつける

 

二次創作ものの小説で気を遣うのは、ちゃんとそのキャラクターに没入してもらうために、とにかくそのキャラクターが言わなさそうなことは絶対に言わせない、ということです。

それなりにお勉強をします。既存媒体をできるだけみて、二次創作のどこで自分が違和感を感じたかを把握して、キャラ同士の呼称表とかチェックをして。

 

で、二次創作だからできるだけ自分のエゴをそこに滑り込ませたいなと思うわけですが、それをしつつできるだけ文章として色気が出るようにして、読みづらくならないようにして、でもちゃんと起承転結がつくようにすると。

 

キャラクターにもよるけれど、この二次創作は大変でした。

最初は志希を挫折させてやりたいというちょっと歪んだところからスタートして、あとはこういうシーンは作ろうとかして組み立てていったんですが、途中からとたんに志希を動かすのが大変になりまして。解釈をしなおしたりしてとりあえず、自分としてはまあいいか、と思うところまで持っていきました。思った以上にドラマを作るのが大変で、後半は字数の割に悩みながら書いていたような気がします。

 

それでも入稿自体は一カ月程度の余裕をもってできたので、それなりに文章は綺麗に作れたと思います。お楽しみいただけましたら幸いに存じます。

 

色んなキャラを動かしていて、結果好きになったのは奏でした。ドラマづくりで考えたら一番動かしやすくて自分の書き癖と相性がいいのが奏。一方一番動かしづらいのが志希。

 

志希(フレデリカもだけど)は悩んだり、ぶつかったりするキャラクターじゃないので、あまり長く、あからさまに悩ませたりすると本来のキャラクターから遠ざかってしまう。でもなんかぶつかってもらわないとドラマにならない。そこの匙かげんが大変でした。LiPPSの話なのに、一番回数を参照したのは「つぼみ」版志希の特訓エピソードコミュ。

 

シリアスな二次創作を表に出すのはのぞえりに続いて二つ目ですが、どうにも元のお話から離れられなくていかんなと思っています。巷の志希フレとか観てると最初から同居設定になってたりして頭が下がりますね。自分も頑張りたいものです。

 

なにを頑張るのかよくわからないけど。

 

ということで、Pとして頑張りました。

表紙描いてくれたnotAyako氏、文章チェックしてくれたカブレラ氏に多謝。

C91三日目東メ-51b "Hexdrunk"にてお待ちしております。