アニメ単話について書くことは普段ほとんどしないわけですが、これについては書くことにしましょう。
いや、すごかったですね、未熟DREAMER。自分も見ながら涙してたんですけど、TLの号泣とかなまりの高まりといったらなかった。みごとなかなまり沼だった。ずぶずぶ。
しかしですよ。なんかひっかかるなと思ってもう一回見たんですよ録画を。結局録画でも涙しながら観てたんですけど。
以下内容のネタバレもありますのでよろしくです。
冷静にもう一度、かなまりのくだりを見てみましょう。
果南、歌えなくて東京のイベントで失敗→実際には鞠莉のケガを気遣っての行動
鞠莉、リベンジしようと発奮
果南、鞠莉の留学や進学の可能性を考えてアイドル活動を断る
鞠莉、果南に断られて仕方なく留学
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鞠莉、留学から戻ってきて果南にアイドル再開しようともちかけ(1)
果南、とにかく断る
鞠莉、執拗に断られる、ダイヤにいきさつを聞く
鞠莉、果南の想いを知って走り出す
鞠莉、果南に対する想いを打ち明けて平手
果南、だったら最初からアイドルとかじゃなくてそう言ってよ! と怒る(2)
鞠莉、自分の頬を差し出してチャラにしようとする
果南、平手じゃなくハグを示す
→和解
となると思うんですけども。
よく考えると、(1)の時点で、果南がスクールアイドル活動を断る理由もそんなにないと思うんですよ。
だって留学から帰ってきたわけだし。もっぺん留学させたいのだろうか?
んで(2)で「アイドルやるのも果南大好きが理由ならオッケー」ってなってて「んんん!?!?!?」ってなりませんか。濃厚な百合です。話の筋のとこだけみるとほとんど痴話げんかだこれ。
でもすごい良かった。2回観て2回泣いた。
なんでか。
画面の情報量が多すぎるからです。
まず鞠莉が雨の中を全力で走るシーン。途中で転びます。画的に熱すぎです。
いい年したおじさんは女の子が全力で走ってると泣いてしまうのだ。
つぎに鞠莉が果南を殴るシーン。画的においしすぎです。
いい年したおじさんは女の子がガチ喧嘩してるとテンションが上がってしまうのだ。
そして果南がハグを誘うシーン。直前のロリかなまりから続いて画的にありがたすぎです。
いい年したおじさんは女の子が両手を拡げて全肯定のポーズをとられると完全に降伏モードに入ってしまうのだ。
崇敬なラブライブ視聴者は直後気づきます。あ、これスタッフロールが先に来たから新曲来るやつだ……と。
よってキャラ的、画的に大量の情報を一度に詰め込まれかなまりパワーの波をぶちこまれた結果として、完全に沼津のかなまり沼に落ちて行くわけです。
寿司に例えたらあれですよ、もう強制マグロ尽くしですよ。
大将今日のおすすめで握ってよっつって前半タマゴとか白身とかやってもらってさ。今日はコブラツイスト入ってるんだ、珍しいねなんつってさ。
急に今日はいい鞠莉の雨ダッシュはいったんだよっていって本マグロ中トロを口に突っ込まれてさ。転びもあってほいひいれす(美味しいです)ってフゴフゴ言ってる間に間髪入れず鞠莉の平手だよっつって本マグロ頭肉を有無を言わさず口に突っ込まれて、そうだねラブライブでは平手はあんまりないねってまってまってこっち情報処理追いつかない、っていうかちょっとマグロ連続してないっすか、そのネタの流れほんとに大丈夫っすか、とか思う間もなく果南の濃厚百合ハグだっって大将が僕の口の中に大トロをドカンですよ、まだ口の中に中トロと頭肉入ってるっつーの。おいしいです。ありがとうございます。
でようやく泣きながら口の中のおいしいマグロ尽くし咀嚼できてきたところにスタッフロール流しながら〆のマグロ丼用意されてドーンって目のまえに置かれたわけですよ。9話ってそういう回だと思いました。
あいだにガリすら挟むひまなかったよ。
というわけで、よく考えると果南の行動はそこまで意地張るもんでもないと思うし、ダイヤが鞠莉をいさめてたのもいや、それじゃ伝わらんだろうと思うけど、そんなの全然どうでもよかったね。
そもそも前も似たような話したけどラブライブって基本MVを基軸にした作品だと思ってるからね。
参考↓
ラブライブ!school idol movieの評価についてきちんとかんがえましょう(ネタバレあります) - paper-view
だから今回もなんかロジックのところ考えると、体育館ライブほどじゃないにしろ「んんん?」と思ったような気がしたけど美味しいマグロを強制的に連続で口に突っ込まれた感じでそんなの気にならないくらいかなまりの雨中ダッシュ→平手→ハグ→新曲の流れすごいよかったなって思ったのでした。かなまり最高だよ! 以上です。