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ksk@ぴよによるノンジャンルみだれ手記

【超ネタバレ】漫画「ドロップフレーム」深読みと考察

漫画「ドロップフレーム」が超面白い!

 ということで、ここ一週間くらいは月曜に新刊が出たタイミングからずっとドロップフレームのことばかり考えていました。

 

3巻までのネタバレしまくりの内容整理と考察を行っていきますので、未読の方は絶対に読まないでください。ぜったいだぞ!

 

よろしいですね? 3巻まで読みまくりましたね? でははじめましょう。

考察にはいっしょにハマった友人たちとたくさん意見交わしました。ありがとう!

(2018/07/07好きが高じてオリジナル楽曲を友人らと作ってしまいました)

(2016/07/02追記してます)

 

・作者様について

作品歴を見てたんですが……込み入ったストーリーラインの漫画描く人じゃなさそう?

成瀬芳貴 - Wikipedia

帯が「志倉千代丸、警告ス!」となっているのと、シュタゲのコミカライズを手掛けられていることから、実はそこら辺の5bpスタッフの方がばっちりバックについてたりするのかな? 題材が題材だし!とか思ってました。ともかく、ものすごい検証と緻密さで描かなくてはならない、1人ではとても作れないと思われる作品です。

 

■世界観まわりの分析

閏日生まれは特殊状況に置かれている。

 →閏之介、ルウ、ジュンコ、カールさん以外の誕生日は明らかになっていません。

・カールおじさんの警告が世界設定を説明してくれています。

 一人になってはいけない/消えやすい/観測者が必要

 誰も覚えてくれない/消し去ろうと押しつぶす力が働く

→ということは、作品中にも「観測されない」人物が出る可能性があります。

 「閏子(ジュンコ)」もこの観測されていない可能性のある人物の一人です。

→さらに「1人になった瞬間」は特殊な状況であることがわかります。 

 

・シャッフルリープについて

 →日付がシャッフルされるとのことで、このタイムラインがどうなっているのか? を一生懸命考えたのですが、頓挫しました。なぜかというと。

 

・カレンダーがすり替わる

 →作中でカレンダーが壊れている箇所がいくつかあります。

  はっきりわかるのは

  2巻124ページ→2コマ目は正常だが、3コマ目では14日の一週間後が22日にすり替わっている。

  が最初だと思います。これだけなら作画ミスかな? と思うのですが……

  3巻13ページ→4コマ目のカレンダー、7日が9日に、15日が13日に変わっている

  も描写されているので、2巻のページは、作画ミスではなく、カレンダーの日付がすり替わった描写、と考えたほうがよさそうです。

  つまり、作中に出るカレンダー、とくに閏之介の主観で観ている日付の類は信用なりません。

 

・日付と曜日の関係も怪しい

 日付と曜日の関係が怪しい箇所は3か所あります。

 2巻92ページ:8/15は月曜だが、日曜と書かれている?(※これは絵が見づらいだけかも)

 2巻145ページ:2016/8/27は土曜だが木曜と書かれている。

 2巻171ページ:2016/8/6は土曜だが木曜と書かれている。

 なおこのうち、8/27と8/6は「2015年ならば」曜日が一致します。

 

・実は時間も怪しい

 3巻85ページ、オーバーラップした閏之介がルゥに時計を見せた瞬間は00:03:17

 3巻158ページ、オーバーラップしたルゥが閏之介の時計を見た瞬間は00:02:38

 

そういうわけで、カレンダーや日付が怪しいためにタイムラインの構築が困難になってしまいました。ただしさすがに作中の「テロップ」は嘘をつかないはずです。

 テロップが表示されるのは以下の日程です。

 8/7 8/15 8/26 8/30

 携帯を見せるなどではなく、はっきりと日付が口に出されるのは燈里から告げられる21日です。閏之介はこの前日に頭を打ったとのことです。

 

 8/7の旅行が確実であること、2016年の七夕まつりは8/6-8の日程であることによって、七夕まつりに行った日は8/6で正しそうです。

 正しそうです、というのは、8/6の時計は木曜と表示されていたので、2015年である可能性がぬぐえないからです。

 

 意味がリンクしている保証はありませんが、土屋刑事が「数字に惑わされるな」と言ってくれています。

 

・相対的に提示された日付

 燈里は8/24と思われる日(熊に閏之介が殴られた日)に下記を教えてくれます。

 4日前にルウが亡くなった。

 9日前に勉強会をした。

 これはいまのところ提示されているタイムラインと一致するように思えますが、ルウが亡くなったのが20日である保証はなく、また9日前は「燈里と勉強会」でしたが、宿題を片付けようと話していた期間は3日間あるため、これもまた前後している可能性があります。

 

 8/15の会話はちょっとちぐはぐです。

 「昨日」は14日と言って否定されている(8/15はテロップ出てるので、単純に日付と記憶のズレの指摘だけかもしれません)

 「一昨日」は希と松島に行った、と燈里は話していますが、閏之介が希と松島に行った描写は、完全にその二人しか描かれていないため、究極的にほんとうに13日であるかは不明です。ただし、2016/8/15よりかは前であると思われます。

 

・24日からの流れ

 8/24と思われる日に「熊から殴られて」閏之介は痛みを負います。

 このあと8/27と表示された日に、閏之介は痛みを覚えます。

 その後8/26と作中に表示された日にもまだキズは残っていますが、この日は痛がりません。描写としては27日のほうが「痛そう」です。この24日と思われる日は水曜日ですが、27日と思われる日の閏之介の自室時計は27日「(木)」と表示されています。順番としては逆のほうがしっくりくるように思います。

 が、そうすると、26日には「OL」とだけ描かれていたカレンダーが27日に「クローゼット OL」と追加されていたタイミングが逆になってしまいます。このメモも改変が起きているとすれば解決はできるかもしれません。

 

・そもそも、初日は8/1なのか、8/2なのか?

 閏之介のメモには8/1が初日のように書かれていますが、8/4と思われる日に「ルウと出会って三日」と言われています。これは初日不算入かもしれません。

 3巻156ページのルウの手帳は2日から始まっており、1日に向かって矢印が引かれThis day? とメモされています。1日か2日かは不明のようです。なお1巻ではこの日付は明言されておらず、テロップも2016年8月、のみです。希が翌日は雨であることを話しています。

 

と、言った感じで、タイムラインはすごく混乱しています。

仮説:2015年が混ざってないかい?

 →8/11に燈里が「希と熊とは高校に入って出会ったばかり」と話していて、2016年(高校2年)の話としては不自然ではないか。

 →曜日不一致問題をクリアできる

 →各種の仲良し過ぎる関係をクリアできるかも(熊が燈里のおっぱい揉んだことある疑惑とか)

 →希が「今じゃ撮れないもの」を「諦めない」と合致(2年かかりの作品)

 →8/5と8/20に希が閏之介を「エディターくん」と呼んでいる問題をクリアできるかも

 反証→ルウは16歳になってから交換留学で日本を訪れている。

   →2015年のタイムラインがあるとして、そこにいるルウを処理できない。

 

ちょっと怪しい気もします。

上記の可能性は可能性として、まずはカレンダーをまとめてみましょう。

1日or2日:撮影初日、ルゥとの出会い、

3日(水):未描写

4日(木):自宅時計・LINEの日付で確認 ルウに抱き着く ルウに既読がつかない ルウと「出会って3日目」

5日(金):自宅の時計で確認 着ぐるみ撮影「この秘密の時間は誰にも知られてはいけなかった」閏之介とルウが呼び方から敬称を取る

6日(土):自宅の時計の曜日ずれ(木):七夕まつり ルウ死亡現場へ

7日(日):テロップ 網地島1日目 初めてのオーバーラップ。ルウはこの日のオーバーラップから20日へ跳ぶ

8日(月):未描写 海で遊んでいる様子

9日(火):未描写

10日(水):閏之介の部屋の時計と携帯 自宅で映像チェック 6日の映像に向日葵を持つ人物を発見 オーバーラップ実験で11日へ、何者かに気絶させられる

11日(木):レンジャーショーのイベント日 ベニーランドで遊ぶ 観覧車に希と二人きり

12日(金):未描写

13日(土):日付曜日描写なし 希と二人で松島へ

14日(日):未描写 燈里とお勉強会の約束をした様子

15日(月):自宅カレンダー、テロップ、燈里の携帯で確認 松島へ行ったのは二日前であることを確認 希に愛宕神社に呼び出され告白される。希はルウと付き合ってると認識しているが、閏之介はわからず否定

16日(火):ルウから電話があり、ルウと河川敷で会う、ルウとキスをする

17日(水):閏之介の描写はなし。ルウが20日の翌日に目覚めた日付。

18日(木):未描写

19日(金):未描写

20日(土):希のメール、ルウの部屋の時計で確認 ルウは浴衣を着ている。ひまわりの傘を購入。19日以前からオーバーラップしたと思われる閏之介が刺された。ルウは気絶させられなにものかに連れ去られる。ルウ死亡。

21日(日):病室のカレンダー(狂っている)と燈里の証言で確認 ルウの遺体をひっくり返す

22日(月):未描写

23日(火):未描写 燈里を殴る

24日(水):自室時計 熊に殴られる。燈里の顔にけが。燈里から4日前と9日前の出来事を伝えられる。

25日(木):未描写

26日(金):作中テロップで確認。オーバーラップを思いつく。クローゼットとカレンダーに書かれていない。

27日(土):自室の時計(曜日ずれ)閏之介の部屋のカレンダーには15日に×印 カレンダーのオーバーラップにクローゼットが追加。クローゼットのリストを発見する。ベニーランドでレムピョンを見る。警察に連行される。

28日(日):未描写

29日(月):未描写。希が自殺する日。刑事によると、燈里をケガさせた理由を黙っているように頼んだらしい。

30日(火):テロップで確認。刑事にシャッフルリープのことを伝えられる。

31日(水):未描写。

 

という感じで整理しましたが、まだタイムラインを埋める材料が少なく、これ以上は厳しそうです。結果としていまのところ、タイムラインを整理すると「カレンダーの表示以外の破たんがない」なのです。思ったより整っている。

 

■登場人物怪しい問題

・ジュンコと閏子

閏之介が中学の時に話したのが「ジュンコ」で、亡くなったとされるのが「閏子」ですが、この頃の記憶があやふやなようなので「閏子」と「ジュンコ」が同一人物ではない可能性があります。特に遺体を判別不可能なまでに損壊して入れ替えを行うのはトリックの定石です。

 

・21日の遺体

閏之介が21日にひっくり返したのが「確かめたくて」とのことでしたが、結局、記憶が抜けていることを知ることはできましたが、なにかを確かめる結果になっていません。この遺体が「ルウである」という確認もなされてません。

 

・見えてない登場人物

カールおじさんの弁を考えると「既に忘れ去られた登場人物」がいる可能性があります。閏子(ジュンコ)なら存在が1巻で示されているのでフェア。

 

 

 

■「犯人」(追記変更しました)

犯人は舞台装置そのものに近い存在だと考えています。もしくは、忘れられた閏日生まれ。

・矛盾が生じる前に始末する

 8/20に、ルウは刺された閏之介を裏通りで発見します。この閏之介は、メガネを持っていることと服装が違うことから、前の日からオーバーラップした閏之介と思われます。その後ルウはなにものかに眠らされてしまいます。閏之介はルウを追いかけて、全裸のルウを発見します。

 ルウの身体は、閏之介が抱き上げた「あと」にばらばらになります。もしさきにバラバラなら、閏之介はパーツしか抱き上げられないはずです。これは漫画的表現かも。

 漫画的描写である、という説ももちろんありますが、ルウが閏之介を見ると、同じ時間軸上に閏之介とオーバーラップ閏之介が同時に観測されてしまいます。これはまずくない?

 誰にとって「なにが」まずいんでしょうか? は、後ほど。

 

・なんだってルウは全裸なの?

 仮説:浴衣を剥ぐ必要があった

 OLしてきたルウが、全裸ルウと入れ替わるためには浴衣を着る必要があります。

 向日葵が敷かれてるのは謎です……

 

 仮説:「ここからスタート」している。

 詳細は同じく後ほど。

 

■そのほか

 ・「ドロップフレーム」は味方か敵か

 不都合な時間を「はみ出して落とす」なら味方。

 不都合な存在を「はみ出して落とす」なら敵。

 ですが、ドロップフレームは通常29.97fpsに対して、撮影した30fps映像から0.03フレームをカットして帳尻を合わせるものです。

 撮影素材=ルウ、閏之介、と考えると、世界=29.97fpsの世界に対して、素材たるルウが死亡する瞬間を「はみ出して落とす」して回避する、という可能性はあります。

 ですが……もうひとつの可能性が浮上したので、そちらを考えてみます。「ドロップフレーム」は映像用語として考えていましたが、そうではなく「フレームからドロップしている人物がいる」という考え方です。

 2/29生まれは消えやすい。作品中に、登場人物からも読者からも気づかれることのない「誰か」が介在しているとしたら。 

 

 ・映像ソフトによる編集をイメージした描写

 オーバーラップの説明の時、映像素材上は、前にある素材の「上位レイヤー」にあとからくる素材が配置されていますが、現象としてのオーバーラップを説明する際は「前の日付」のほうが「あとの日付」よりも「上位レイヤー」に置かれています。画的には単純に上に配置されているということです。

 映像ソフト/画像ソフトでは下位レイヤーの素材は上位レイヤーと重なったとき、隠れてしまいます。このことから、前の日付からオーバーラップして、後ろの日付の人物を「覆って」しまえば、世界を改変できる可能性があります。これで死亡を回避するのかな?

 

fpsのいろいろ

 閏之介のいる日本は放送では29.97fps、通常撮影するNTSC方式の映像が30fpsです。

 ルウの出身、イギリスは通常PAL方式を採用しており、25fpsです。

 もっと言うと、映画は24fpsを使ったりします。

 つまり映画=24fpsなら、ルウの時間をドロップフレームではみ出して落とすことができるかもしれません。

 

・オーバーラップ

 15日の燈里、閏之介を「お寝坊さん」「疲れた顔」と評していることから、それ以前にオーバーラップした閏之介と会っている可能性があります。

 7-8日オーバーラップ終了後に登場した閏之介、すっごく眠そうです。オーバーラップしてきたんじゃないの?

 

こまかい材料はこんなところです。

 

で、展開予想仮説いってみましょう。

ある意図と能力を持った犯人=舞台装置は、つねに主人公=閏之介のことを見ています。犯人は、閏子が閏之介と近しくなったことをしり、閏子を殺害しました。この時点ですでに犯人は、3巻カールおじさんの説明であるところの世界から忘れられた存在=フレームからドロップした人物であったため、世界から知られることなく、またこの事件に関する重要な閏之介の記憶は書き換えられて忘れられてしまいます。(ひょっとするとジュンコとは、閏子とは違う「犯人」なのかもしれません。「……いたんだ」とは「わたしが見える人、いたんだ」と続くのかもしれませんね)

 

二年後、閏之介たちはルウたちと映画を撮りはじめます。1巻のシーンです。重要な単語がいくつも出てきます。「アドリブ」「ドロップフレーム」「モキュメンタリー」などなど。このあたりはそのまま漫画全体の方向性に関わると思われます。

8/5、閏之介とルウはほかの3人に隠れて手をつなぎますが、この「秘密の時間」を「誰にも知られてはいけなかった」としています。誰が観ていたのか。フレームの外にいた「犯人」ではないでしょうか。犯人は、閏之介に近づいたルウの殺害を決意、その台本を作ります。ドラマの内容は、付き合いたてのカップルの彼女が惨殺され、彼氏の人間関係が壊れていくというもの。

この「犯人」は「映画を撮ろうとしている閏之介たち5人」をずっとカメラで追い続けています。ずっと、5人に見えないところに存在して、読者とキャラクターのあいだに潜んでいる。

 

犯人は、自分の世界(=閏日生まれ以外の要素を現実と同じに持つ8月の世界。カレンダーが破綻するのは虚構の世界だから)の上に「ルウの悲劇的結末」を設置し、それにまつわる人間関係を描こうとします。その後、その世界上に、順番に、現実の人物たちの時間を切り取った「シーン」(=閏日の登場人物の主観)を配置していく。映像ソフトで素材映像を並べていく感じです。配置した順番に実感するから、閏之介とルウは「シャッフルされた」と感じます。

つまり最初に、犯人が作り上げたピリオドシーンとしての「ルウの死亡」があるのです。

このシーンには特徴があり「ルウが全裸」「突如出現したありえないひまわり」「これ以外のシーンでは、ルウ・閏子ともに遺体が損壊し、本人確認がはっきりしていない」という点があります。ひょっとすると「ルウの死体のようなもの」を用意しただけで、現実としての固定は9月に入ってからでもいいのかもしれませんね。

なぜひまわりを置いたか。ひまわりの花言葉は「あなただけを見つめる」「愛慕」「崇拝」です。犯人は閏之介に執着に近い愛情を抱いている。

 

閏之介たちが過ごす各シーンには約束があり、登場人物は「1人になった瞬間」にシーンをカットされる場合があります。登場人物は、オーバーラップという対抗手段を持つが、とくに、各日の最初には既に素材の配置が終了している(オーバーラップは、すでに通った日付でしか試していない)ので、犯人にとってはオーバーラップした人物に登場されると「台本上の」都合が悪い。よって、オーバーラップが犯人にとって致命的な状況となる前に介入して排除しようとします。(スタンガン、刃物で刺すなど)このとき犯人は初めてフレームのなかに現れます。現れてもいいのです。すべてが終わって八月がオールアップしたら、当事者である閏之介の記憶を消せばよいのですから。この法則で考えると、オーバーラップであとの日付を「上書き」することはできても、シャッフルですでに通ってきたあとの日付の出来事を「変える」ことはできないかもしれません。

 

ルウを始末したら、そのつぎは第二の閏之介の恋人候補、希がターゲットです。希は高所恐怖症にも関わらず「投身自殺」で死亡したとされています。ここは二つの可能性があります。ひとつめは、閏之介と希は観覧車という閉鎖空間に入ったため「犯人」が介入できなかった。そのため「秘密の時間」が成立し、犯人が高所恐怖症の希を投身自殺させるという文脈的なミスを犯した。もうひとつは、犯人もまた観覧車のなかに入っていて、内部を移動し撮影場所を吟味した。だから予想以上に揺れ、希が怯えた。希と閏之介がいちゃついてるのを見て殺害を決意、希がもっとも恐れる高所から落として殺害するという方法を選んだ。

 

以上のように「犯人」は「モキュメンタリー」「ブレアウィッチ・プロジェクト」「レック」(いずれも希が作中で放つ単語です)を作ろうとしている。

 

閏之介とルウは「オーバーラップ」のルールを発見し、「長回し」により犯人の介入=カット編集を防ぎながら、ルウが死んだシーンを上位レイヤーで上書きしようと試みる。

21日以降は、この「犯人」に観られていることを仲間たちが実感している日付もありそうです。この「観られている」なかで台本にはない「アドリブ」により抗おうとする。

ひょっとすると「クローゼット」とは、自宅に居ながら犯人の介入を防ぐことができる「閉鎖空間」「フレームの外」なのかもしれません。

 

それでもだめだったとしても、ドロップフレームにより、そのシーンが「なかったこと」になれば、ルウや希が生きつづけることができるかもしれない。すなわち、犯人の台本を越えて通常の八月へと逃げ出すことができるかもしれない。

 

と、いう展開予測をおいておきます。

 

さて、次の材料/発見を待ちましょう!!

お付き合いありがとうございました。

 

2018/07/07追記

ドロップフレームを考察した友人らとドロップフレームをイメージしたオリジナル楽曲を制作しました。下記よりご試聴いただけます。

www.paper-view.net

 

7/9追記 続編あります

paperview.hateblo.jp