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ksk@ぴよによるノンジャンルみだれ手記

しかしMPがたりないさんの第六回演奏会を観てきたよ

~前回までのあらすじ:ヤス祭に行ってきた。

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 あれから一年が経ちまして。

 自分(GAMEバンド)のヤス祭も終わって、今年はいろいろと予定が詰まってるから、ちょっと仙台まで演奏会を聴きに行くのはできないかなぁ……と思っていたのです。

 あまり各種演奏会のことを考えずに細かい予定を詰めてたんですが、ちょうど2/21だったと思っていた飲み会が2/20の間違いだったと判り、あれっ? これしかしMPがたりない(以下MP)さんいけるんじゃない? と思って、強行軍を決行しました。

 前日22時までひとんちでたくさん日本酒呑んで、翌日7時に起きて、9時台の新幹線乗って、仙台で牛タン食べて、演奏会終わったら駅弁買って車内で食べながら帰るコース。現地滞在時間、11時~19時の実に8時間。こんなスケジュールは久しぶりです。身体がついていかない。

 

 で「今年は気楽だな」って思ってたんですね。だって「あっちのヤスはどうだろう」って心配する必要もないし。自分の次回のコンサートはそんなに大きな演出予定も抱えてないし。それで気軽に楽しんで、軽くメンバーに挨拶して帰ったらなんかtwitterでこんなふうにおっしゃっていただきまして。

 

 

 

 ハードルがあがりました。そんなんいいますけど僕、当日第一部の終わり当たりはすっごくおしっこ我慢してたんですよ。人としての尊厳を失いかねないレベルで。並ぶ前にちょっと時間があるねっつってカフェモーツァルトでコーヒー飲んだのがいけなかったんだ。結局第一部のセットリスト見ながら、最後の曲前あたりで「この前の『オデッセイ』試聴した2時間半も大丈夫だったんだからもう少し頑張れよ……あと一曲……いやMPはこれだけで終わるとも思えないからダイアログのあいだに行っておくべき」って思って飛び出したもんね。端っこの席でよかった。滝のように出た。括約筋が唸った。生きてるって素晴らしい。ハイドロポンプ

 

 いまのでハードルを下げた。

 

 んで、忘れないうちに書いておこう……と思ったら昨日友人の家にパンフとかセットリスト置いてきちゃった、しまった。が現在。

 よみがえれ、灰色の脳細胞!

 

 ということで……演奏会全体としては文句なく良かったです。これはいろいろとありますが総じてで考えたら、遠くまで行ってよかったなぁ、って素直に思ったんですよね。なんだか、ゲーム音楽の演奏の流れに長くいて色んなこと考えるんですけど、今回とにかく単純に楽しんだので、よかった、いいもの見せてもらった、という感じ。

 

 演奏/音響面について。あとあとお話を聞いたら、音楽をやるには響きすぎてしまうホールとのことで、なるほどそれは確かにそうかもしれない。ただ音響は生ものなので、それについてとやかく言うのは野暮ってもん、同じホールを使うなら毎回で調整していくしかないし、新しいホールならそこで工夫するしかない。が、敢えて書くならフルート、クラリネットは自分の位置と舞台上の位置もあってかあまり聞こえてこず。それで何かが気になったということではないですけど、ずっと金管の音を聞いたコンサートという印象があったのは確か。

 演奏について、とにかくリズムを担当する楽器の身体の動きが大きい。指揮はもちろんドラム、ベースあたりがとってもよく動いてて、これは演奏する側楽だろうなーと思っていました。特にドラムは、これだけ響くところで勇気を出して叩くのは難しいだろうな、と思わされるリズムでも臆することなく芯になろうとしていたように聴こえて、素晴らしかった。ああいう奏者になりたいし、ああいう奏者がいてくれるとほんとうに嬉しい。

 

 演出面について、前回のブログで「楽屋落ち感」と書いたのですが、ホールで観ると緩和されます。なぜならホールは客が全員が舞台を見るという不文律に従うからで、ここではたいていのわけのわからない世界でも許容されます。そういう意味ではそんなに気になりませんでした。出てくる人のことも知ってたし、説明もあったし。

 お話そのものは前回がやりすぎてたのであのインパクトを超えるのは大変だし、そんなに頑張るもんじゃない。(自分ももし担当ならそんな大役背負いたくない)ので、気負わず見れたし、特に「次世代の扉が今開く!」についてはゲラゲラ笑いました。

 

 全体としてなんですけども、とにかく楽しそうで、こりゃあこの後の酒は美味いだろうなって思っていたし、曲は激しいし大変だけれどこっちの身体も動かされたし。twitterなんかで「おかしい」っていわれてるくらいの曲の激しさと大変さだったと思うけど、でも、大変なことに挑戦してるときが一番楽しいんですよね。そもそも「ゲーム音楽の楽団を作る」ってことがすっごく大変で面白いことなんだし、それに慣れたらいろいろ(ヤス大会とか)やってみたくなるものだし、演奏だってハードルを上げてやってみたくなる。それに全力で突っ込んでいったらそら終演後のお酒はめちゃうまですよ。

 

 と、いうのが客席で見ててびんびん伝わったので、これはいいコンサートだったのです。「こういうのやんなきゃ」って思わされたのです。方法やどのくらいの挑戦をするかはあるけど、挑戦することは忘れないようにしなきゃ。

 

 以上、収穫の多い遠征でした。奏者の皆様お疲れ様でした。