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ksk@ぴよによるノンジャンルみだれ手記

十数年ぶりに東京ゲームショウに行ってきた話

東京ゲームショウ2015に行ってきました。

最後に行ったのが……おそらくですけど15年くらい前じゃないかと思います。たぶん、PS2が発売されたころ、FFが9、10、11同時に動くよみたいな話があったころです。

それ以来なぜ行かなかったのか? というとそれはすごく難しいところなんですけど、たぶんそれ以外のことで充実するようになってきたのと、ゲーム業界の勢いが下がっていたのと、インターネットが普及して現地で情報を得る必要が薄くなったことの複合要因かなと思っています。

 

で、行ってきまして。

幕張メッセのイベントホールっていうのは、出入り口が二階にあって、二階からホール内を一望することができて、その後一階ホールに降りるというのが基本的な形だと思うのですけれど、ゲームショウは違って、いわゆる搬入口みたいなところというか、地上一階から直接会場の中に入ります。これは過去も現在も同じでした。さばくべき人数からこうなっているのかもしれないし、そこら辺は意図ではないのかもしれないけれど、この入場形式だと、ちょうどトンネルを潜り抜けて中に入るみたいな感覚があって、それがなんとも異世界にきたぞという様相です。ワクワクします。太陽の光の量が一気に落ちて、その後人工的な光に迎えられるのもサイバーっぽい。

 

イベント展示について。なんというか、ゲーム業界は勢いがついた、というのがここ一年くらいの印象だったんですけれど、その考えは改めたほうがよさそうだな、と思いました。

なんでか。勢いはあるけど雑多じゃないからです。15年くらいの、プレイステーション~セガサターンくらいまでのころって「わけのわからないメーカーのわけのわからないゲーム」がごろごろしてて、ゲームショウでもそういうわけのわからないメーカーがたくさん出典してたんです。そういうのがない。知ってるメーカー、大きなメーカーばかりになってる。

そういうのがないってことは、たぶんいくら業界に注ぎ込まれるお金が増えていたとしても、景気がいい、というのとは何か違うと思うんですよね。

 

新規参入障壁がものすごく高くて、とてもじゃないけどチャレンジできる感じじゃない、といったところなのかな、と思っているんですが、これってもう変わらないのかもしれないな、と思ったところなのでした。

 

いや、中小のメーカーってもちろんあるんです、いわゆるインディーゲームと呼ばれるところに。でもそれが整ってしまっている。整然と配置されたインディーゲームコーナーには、ゲームの画面以外で個性を出すポイントがほとんどない。

 

ゲームショウ来たし遊ぶかー、と思ってもこれがまぁ遊べないんです。前も大型のゲームはそうだったかもしれない。午前11時をちょっと回ると、一日分の試遊の整理券は満了。あとは映像とイベント。といった感じ。人が増えすぎちゃったかな。

ニュースやリリースされた映像とかはネット経由で観ることはできるし、そうすると現地に行くのは、かなり本気で臨まないと、本当に観るだけになってしまうなぁ。

 

と、いうのが全体の感想でした。

 

個別のブース感想をすこし。

Cygamesはなるほど確かにグラブルだけしか置いてない。それでいいのだとは思うんですけど。イベントはいろいろあったようだけどその場におらず。グランサイファー作ったのはすごいです。

モンスターエナジー。飲料無料配布しまくってましたけども、貰ってそのまま通り過ぎて出て行くのがなんか変な印象。でも「そういうもの」という感じ。

コナミ。ちょうどネガティブなニュースの出たころだったのでなんとも言えない気分で現地に。パッケージ撮影するのは面白そうだった。でも特筆すべきところはなかったかな。

SCE。各メーカーの映像が見れるのがよくて、P5のムービーもこちらで観てました。PS4は面白そうだというわくわく感を受けて、それが今回最大の収穫かもしれない。

カプコン逆転裁判のイベント中でした。法廷が作ってあった。新作も何らかの手段でやる予定。

 

んで、各ブースを回って気づいたのが「ゲーム中世界観の実物化」な展示がすごく多いんです。以前もこんなにあったかなぁ、という感じで。それは展示もそうだし、グッズもそう。これは面白いなと思って観ています。

 

と、こんなところでした。

そういえば、子どもの頃にゲームショウってプレス日で行くのが夢だったかなぁ、どうだったっけ、今はどうだろう。なんてことをぼんやりと考えていました。

それでも、これだけの、大規模な遊びの発表の場があるっていうのはすごいことだなと思っています。

 

とりあえずこんなところで。