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ksk@ぴよによるノンジャンルみだれ手記

小説の話「メタルギアソリッド サブスタンス1 シャドーモセス」

 絶賛TPPプレイ中です。

ということでテンションをあげるために! というわけではないんですが、ちょうどタイミングが合ったのでメタルギアソリッドの小説版を読んでました。

 

 

こういうゲーム系ノベライズの場合は「ゲーム的楽しさをどう処理するか?」が大事だと思っていて、多くの場合はそれを小説的に、物語的に覆うことで解決していると思います。たとえば久美沙織先生のドラゴンクエストだったり、宮部みゆき先生のICOだったり。それがよい、というよりかは、それ自体が小説の強みなんだと思うのです。

 

んで、メタルギアソリッドっていうのはすごくメディアミックスが難しい題材だなと思っていて、それは小島監督という人の作品が、基本的にその「ゲーム」というメディアでしかできないことを盛り込んだものになっていて、そこにこそ楽しみの中心があるからなのです。もちろんメタルギアソリッドもその一つ。

ではそれをどう小説的に織り込むのか? というところだったのですが、これをしっかりやった、というのが印象。ややゲームをプレイした人よりにはなっているものの、ゲームをプレイした人にとって「なるほど、こうやって解決したのね」とニヤリとさせるような要素であり、かつゲームをやっていない人にとっても問題なく解決できている。

 

というところが面白かったです。

実際、メタルギアシリーズを何で遊ぶか? というとやっぱりゲームをやってほしいけれど、でも現在の5に追いつくまでの全部を遊ぶのはやっぱり現実的ではない。そうなると、こういう消費の仕方もやむなし、というところだし、それが良質な表現方法であればそこから入るのもアリだと思うんですよね。