読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

paper-view

ksk@ぴよによるノンジャンルみだれ手記

はじめて吹奏楽コンクール聴きに行ったから浮かび上がった常々思っていることの話

某団体(笑)がコンクール出るってのと、アクセス的にはそんなに大変じゃなかったので、聴きに行きました、吹奏楽コンクール。実は10年くらい楽器やってますがはじめての体験でして、ご縁が無くて出ることも聴くこともしてませんでした。

 

で、ここから先は何の話をしますかというと、某団体へのフィードバックとかそういうことではなくてもう少し広いお話をするのにコンクールというものをダシに使いたいと思っています。

それと、僕は基本的に社会心理学シンパです。よって社会心理学が良くわからないひとにはピンとこないお話があると思いますが、ご容赦。

 

本題に入ります。吹奏楽コンクールには「常勝団体」みたいなものがあると思います。今までどこそこが、みたいなことはちょいちょい耳にしたし、比較的全国に同じような常勝団体があるらしい。

 

特に吹奏楽コンクールだと学校単位での参加が結構あるわけで、この「学校」って当然ですけど、三年経つと構成員が全員変わるわけですよね。指揮者以外は。場合によって指揮者も。それだけの構成員の変動があっても「常勝」なわけじゃないですか。これってもっと掘り下げて考えたいと思うわけです。

 

(コンクールとかで)高い水準の評価を獲得したものを「A団体のサウンド」としまして、自分の感覚としては、

1:奏者の大部分が入れ替わる

ということがあっても相当高い水準で「A団体のサウンド」が維持されると思ってます。学校だと3~4年でこれが起こる。さらに

2:演奏を指揮する人間が入れ替わる

3:B団体の奏者が全員A団体と入れ替わり、A団体として演奏する

くらいがあっても、かなり高い水準で「A団体のサウンド」は維持されるのではないかと思っています。

3はぴんと来ないかもしれないですけど、結局のところ1と同じ変化だと思うんですね。

 

じゃあ「A団体のサウンド」ってどうやって成立してるんだろう、という疑問なんですけど、それをもっと掘り下げることに意味があると思うんです。

簡単に言いますとつまり「そこで演奏するのが「誰」かって、思った以上に影響が小さいんじゃないの」ということなんです。

でもこれは反論されやすいと思う。なぜなら楽器の上手いCさんと楽器初心者のDさんの腕の差は歴然だからです。

でも言う。それは個の演奏ならそうかもしれないけど、群体としての「A団体のサウンド」だとほとんど関係ない、というよりも、変数として考えるならば「結果」の側のお話じゃないですか、と。

「個の演奏」は「入力する値」のようにみられるけど、それって実は勘違いで、どちらかというと「出力される値」により近いものなのではないか、と。

 

では「入力する値」はなんなんだよ! ということになると思います。そりゃあそうです。

申し訳ないがこれに対する答えは僕は出せてません、出し切れてません。たとえばこれがそうかもしれないなー、これがそうだろうなー、と思うことはたくさんあるけど、それを試してみたことはなかった。

 

で、最初に社会心理学シンパだよ、と言ったのは、これはもっと社会心理学の分野で掘り下げたら面白い話なんじゃないのか、というのが最近の興味だからです。

 

長くなったのでまとめますね。X1・X2・Y・Zは変数、A・Bは定数です。

個の演奏X1 × 環境要因X2 = 「団体のサウンド」(式a)

と考えがちですが、実はそうではなくて、

環境要因Y × 環境要因Z = 個の演奏B(式b)

があって、

個の演奏B × 環境要因X2 = 「団体のサウンド」(式c)

のほうが、正解に近いのではないか。だってそうじゃないと式aを考えたとき、上述の「1」の場合の変化にもっとブレがないとおかしい。

 

「環境要因」と書きましたが、つまるところこれが「入力する値」です。これをもっと考えたほうがいいと思う。

もっとブレークダウンしていくと

「普段要因とみなしていない、もしくは変えようと考えていない、サウンドと関係ないとか思われているところにこそ、サウンドを決定するめちゃくちゃ大きな影響を与える変数が隠れてるんじゃないの」

ということです。

こういうことを言うと「いいから個人練習/パート練習しろよ」という反論が当然考えられるわけですが、それが実施されることすらもまた一つの環境要因による出力だと思うわけです。だから環境要因を考えて、うまいこと変数をコントロールできれば、小さな労力で大きな結果を出せるのではないか。

 

それが何かというのは研究中なんですけど、そういう観点で各楽団を観るっていうのは手掛かりや試行のきっかけになるんじゃないかと思うんですよね。

と、いうのがコンクールを観てて思い出したことでした。

 

それで、ちょっとだけフィードバックをすると、「某団体」の今回の環境変数ってなんだったのというと「コンクールに出る」というそのものだったと思うのです。

だから

「コンクールに出る」ために「○回の練習をしたこと」と

「演奏会をやる」ために「○回の練習をしたこと」との間だと、何の、どのくらいの差があったのか?

ということを考えていくとヒントになるんじゃないかなぁ、と思っているところです。

それをきちんとあぶり出して、普段の変数をコントロールしていくことによって、経験は最大の結果を出せるようになるんじゃないかと思うんですよね。