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ksk@ぴよによるノンジャンルみだれ手記

下ネタとトランプのババみたいなもの

TLで友人たちが男子会をみたいな話をしていた際に、下ネタについて考えていました。

なお下ネタを糾弾するとかそういうことではございませんのでよろしくお願いします。

よくよく「男の下ネタはファンタジー、女の下ネタはドキュメンタリー」みたいなお話がありますが、なるほど確かに自分もドキュメンタリーというか、事実の克明な描写がどちらかというと苦手です。

 

たとえば「先日、誰にチンコを咥えさせたか/誰のチンコを咥えたか」みたいな話は聴くのが苦手です。

これが面白いことに濃度によってグラデーションしていくわけですが『誰かの』チンコだとちょっと気にならなくなる。パートナーを自分が知らない場合とか。

表現を薄くして薄くして「先日から誰それと付き合っててさ、ついに昨夜……」くらいだったらああ、ほほえましいな、くらいになる。

 

ここで話されている内容としてはそこまで変わらんはずなのです。語る側も聴く側もオトナですし、そりゃ寝たり寝なかったり、抱いたり抱かれたり、いろいろあるよ。

けどやっぱり具体的な内容ってちょっとエグいよね。

それがなんでなのかなぁと考えていた時に、ふと「これはトランプでいうババみたいなもんかもしれない」と思い至ったのでした。

 

会話というのをカードのやりとりみたいなもんだと捉えると、ともかくどんな話題もひとまずは他のプレーヤー=話者とやりとりしまして、揃ったやったねーみたいな感じでワイワイやっていくわけです。

そんな中急にどこかから渡された「エグめの下ネタ=ババ」とはつまるところ「切りづらい」カード。そしてあんまり「持っていたくない」カード。

 

「持っていたくない」理由は「切りづらい」からがそのまま当てはまって、自分の感覚や所属している(他の)集団に対してその話題を切り出しづらいから、ということになるのだと思います。結果として温存を強いられる。

共有できない話題というのは結構しんどいもんです。結果として話し出すハードルを下げるとか、信頼できる誰かに吐露するとか、そういう手段を取ってなんとか共有にこぎつける算段をつけることになる。「秘密の話」ほど漏れ出すのってそういうことなんじゃないでしょうか。

ちなみに自分も、そういう話題が飛んできたときは、お酒でも入れて自分の中のハードルが下がった時か、もしくは場的に大丈夫だというときに積極的にリリースしているように思います。

そうするとその前に共有してきた人からあとで怒られたりするんですけど、お互い様だと思います。

 

と、考えて行くと、では下ネタは女子の方がドキュメンタリーになる、と言われるのは性差というよりも、むしろその場の問題なのかもしれないな、と思ったりもしたのでした。

 

下ネタに限った話じゃないですが、相手に使いづらいカードを握らせるというのも重要な駆け引きだと思いますので、そこら辺は使いどころだし、好意的なコミュニケーションの場では、場に対して重すぎるジョーカーは気を付けないといかんですよね。