ふと思うのですが、ニートは働かないのでしょうか?
働かない人をニートと呼ぶのだとは思うのです。
しかし同時に思うのです。僕は(現在水準で)いくらの賃金までなら生活できるのだろう?
仮に10%カットになったとする。たぶん大丈夫です。10%くらいなら。きついですけど漫画を買わないで人に借りたり、普段の食べるものを少し減らせば大丈夫。
20%カットになったとする。たぶんまだギリ大丈夫です。交際費が減る、もしくは出せない。年で収入支出をなるたけ細かく計算して使うときと使わないときで計算。同じ生活水準だと貯金とかは厳しくなってくるかも。
30%カットになったとする。引っ越しが必要。今より2ランクくらい低い住まいにしないといけない。
40%カットになったとする。趣味続けられないと思う。
50%カットになったとする。実家に戻らないときつい。
まぁ僕は配偶者がおりますので、実際にはここまでではないですたぶん。世帯収入でみたらもう少しやりようあると思う。税とか社会保障も落ちるし。
なんでこんな話をしたかというと、ワーキングプアと言われる水準くらいの人って、おおむね僕から30%くらい賃金減らしたあたりの人から先を指すと思うんですよね。
僕は趣味の位置を高めにおきましたけど、仮に働いて自立したとして。
・好きなものは買えない/友人と外食はできない
・安い住まいにしか住めない/生活レベルも低い
・趣味は続けられない
この状況下で、賃金に対して使った時間は割に合っているだろうか。
合わないと思うんですよね、僕は。
それなら実家で多少文句言われてもスネ齧ってたほうが満足度高い、収支プラスだなと。
なら端的に賃金が上がれば働くようになるんじゃないの? と。
全てではないと思います。でも有意な割合で動くと思います。
ニート対策というのはかなりの割合「ニートを持つ親対策」の側面があります。
本人が意識的にか無意識的にか無職であることに対する親のケア。
たとえば親から子へ、就職した場合、子の月収に対して30%の割合で現金を支給する、という約束をしたとしたら。
じゃあ働くかな、そのほうが収支プラスになるし。って人は増えるんじゃないかなと思うんですよね。
荒唐無稽ですし、実際にしがらみはあると思うんですけど、働いてる時間と得た賃金の割合が適正かどうかを検討せずにニート対策って、ずれてるなと思うんですよね。