「みそまん」といえば好きな人は好きなはずで、最近鈴木みそ氏が電子書籍作家の一人者として盛り上がっている、その様子をそのまま漫画にした本。
なので、ほぼ実体験。そこが面白いです。噛み砕かれていて勉強になる。
何でもそうなんだけれども、新しいプラットフォームができたときにいち早く飛びついた人は、やはりなにがしかの富を得ていると思います。
電子書籍はまだまだこれからなので、今読んでおいて損はないはず。
そして、続刊では別の話題が描かれるようですが、それがどうなるのかとても楽しみ。
・花ちゃんとハンナさん/山名沢湖
就職しようとした先が急に倒産した上京っ子がカフェでメイドをやったらなぜか中世のメイドの幽霊が現れて……といった話だけど中身は人情、日常。
一冊で終わってしまったけど、キャラに感情移入するのがすんなりできた漫画だったので、もう少し読みたかったなぁ、という感想。一冊で終わってしまうにはあまりにもったいない。でも長く続いても高橋留美子先生のラブコメになってしまいそうなのでこの辺が絶妙なバランスなのかもしれない。
・神様がうそをつく。/尾崎かおり
ふんわりとした読後感。どうしようもなくジュブナイルで、こんなにも優しく閉じる漫画は、ああ、久しぶり。自分の見た作品で似たようなものを探したけど、感覚的には映画の「スタンド・バイ・ミー」とか、綿谷りさの「蹴りたい背中」とか、そういうところが近い気がする。萌えたり燃えたり、そういう類の漫画ではない。