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ksk@ぴよによるノンジャンルみだれ手記

漫画の話『悪の華(10)』『放課後さいころ倶楽部』

本日買った漫画。

 

・『悪の華』(10)

高校編に入って、陰鬱さの方向性が変わってきた本作なんですけども、ふっと「外見の成長の面白さ」だなと気づきました。

この巻では高校に入ってから外見が初出のキャラがいるわけですが、そのキャラの登場が示唆されたときに「どんな姿になってるだろう?」とちょっと興味を持つ自分がいるわけです。

内面の成長と、外面の成長とあって、外面はそれぞれにみんな変化があるわけですが、それに対して内面はどうか、というところが面白く。そして今回は、今までにあった主人公たちのエゴイスティックさに対して、ちょっと別のところから手が入る。積みあがってきたバランスがずれていきます。

 

惡の華(10) (少年マガジンコミックス)

惡の華(10) (少年マガジンコミックス)

 

 

・『放課後さいころ倶楽部

先に前提!

僕はこれを神保町「書泉グランデ」3F売り場にて購入しました。

ボードゲーム等が置かれたフロアですね。

 

いわゆる「ボードゲーム」を紹介する漫画で、京都の女子たちがボードゲームを遊んでいくていで、毎回いろいろ紹介されていきます。

これが面白いのは「第一話」ではボードゲームをやらないんです。最初にきちんとキャラを登場させて、そして「遊ぶ」ということの楽しさを、ボードゲーム以外のところで紹介して、それからボードゲーム

最後に入っている「人狼」では、ある程度固まった人間関係をもとにきちんとロールプレイを漫画で表現しているところが面白いです。

お話の運び方とか、テンポはまだなじまないところもあるんですけど、ボードゲームのルールも漫画で理解できて、そのゲームを遊びたくなる、よい漫画だと思います。