先日、友人たちと非電源のゲームを遊ぶ会があり、以前購入していた「花火」を持参して遊んでみました。
特に下調べもせず、ゲームショップで面白そうなものを選んで買ったのですが、ドイツのコンテストで賞を取っただけあって面白かったです。
ゲームのコンセプトとしては「対戦」ではなく「協力」ということで、勝敗のつかないゲームって盛り上がるのか不安だったんですが、これが思った以上に盛り上がりました。
ルールは以下です。
目標:プレーヤーチームでできるだけ多くの花火を完成させる。花火を作るには花火カードを1から5まで順に出していかなくてはならない。
花火カードは5色、それぞれ1,1,1,2,2,3,3,4,4,5の数字が書かれた10枚がある。
プレーヤーは4ないし5枚の手札を持っているが、手札は自分で見ることができない。代わりに自分以外のプレーヤーの手札を見ることができる。
チームで8ポイントの行動コストと、3ポイントのライフを共有している。
プレーヤーは以下のうち一つの行動ができる。
1:カードの任意の一枚をプレイする:この時プレイしたカードが場におけないカードだった場合、ライフをマイナス1する。
2:他のプレーヤーのカード情報を教える:行動コストを1払って、他プレーヤー1名の数字1つ、または色1色の情報を伝える。(行動コストが0の時はできない)
3:カードの任意の一枚を捨てる:行動コストを1獲得する。(行動コストが8(満タン)の時はできない)
プレイか捨てを行ったあとは、山札から手札を一枚補充。
山札かライフがゼロになった時点でゲーム終了、得点計算。
一度プレイしてみるとわかると思うのですが、まず「情報」についての選択が重要です。序盤は「1」の場所や色情報がないとカードを置くことができず、しかし1枚しかない「5」を捨て札にさせないために、終盤まで出番のない「5」のためにコストを払う。このコストが絶対的に不足しており、どこかで賭けに出てカードをプレイするか捨てるかしなくてはいけない。そのためにチーム全体が危険を共有するわけで、その瞬間のドキドキ感が楽しいです。
さらに「教えてもらった自分の手札の色と数値」と「捨てられたカード」について記憶を保たなくてはならず、そのうえで他のメンバーを有利にするような戦略に頭を働かせなくてはいけない。
1色でも花火が完成したときの達成感がとても大きく、思った以上に頭を使うゲームです。沢山人数が居る場であれば、複数チームの対抗戦もきっと楽しい。
買って正解のゲームでした。
- 出版社/メーカー: ホビージャパン
- 発売日: 2013/07/04
- メディア: おもちゃ&ホビー
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