先日初めて「ゲームマーケット」というイベントに行ってきまして、そこで「Dig it」というゲームを買ってきました。
同人誌即売会というか、縁日というか、そんな感覚で電源不要のゲームが手売りされるイベントなんですが、中でもこのカードゲームは売り子の方のノリが非常に良く、その声につられて見てみるとゲームも面白そう、ということで購入したのです。
Dig itの面白さは「ルールが簡単で一度で理解できる」「その場のノリがゲームを左右する」というところにあるかと思います。
ルールはざっくり以下の通り。
1:プレーヤー(基本は最大4名)はそれぞれ3枚の炭鉱夫カードを持っている
2:順番に鉱山(山札)に任意の枚数の炭鉱夫を送り、好きなだけ掘って(めくって)好きなタイミングで帰ってくる。
3:鉱山には「プラス:ダイヤモンド(1~3)」「スカ:つるはし」「マイナス:落盤(被害1名~3名)」が含まれている
4:ダイヤモンドは1点~3点のカードがあり、持ち帰れば得点となる。
5:山札から落盤を引き当てるたび、送り込んだ炭鉱夫がケガをし、送り込んだ全員がケガをすると強制帰還。持ち帰り要員がいないためダイヤモンドも獲得できない。
6:手元の炭鉱夫がすべてケガをすると一回休んで炭鉱夫が1名だけ回復する。
7:山札がなくなったとき、手元に持ち帰ったダイヤモンドの個数が最も多いプレーヤーの勝ち
という、単純なものです。これが面白い。炭鉱に含まれているダイヤモンドおよび落盤の数は毎回同じですので、自分の手番で「あと何枚ダイヤモンド/落盤が残っているか?」を計算しながら、何枚めくるかを決めていく、そこに他のプレーヤーの口三味線が介入していくわけです。どこまで行くか? 行き過ぎると報酬をすべて失う、チキンレースの楽しさですね。
手番ではないプレーヤーも、相手に落盤を取らせるべく煽ったり、逆にいさめたり、と楽しめます。
実は回数やってくると、期待値をきちんと計算することで有効な戦略というのは出てくるのですが、1回2回の世界では偏りが如実に出るので、計算通りにいかないところも面白い。さくっと1、2回やるのに向いているゲームです。
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