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ksk@ぴよによるノンジャンルみだれ手記

ゲーム音楽を聴こうよ2013梅雨の陣

 ゲーム本編をプレイせずにゲーム音楽を語るのは難があると思っているのですが、とはいえずっと同じものだけを聴いていても広がりがありません。

 そんな折に近所のTSUTAYAでゲーム音楽の特集コーナーができていたので、いくつか未プレイのものをレンタルしてきました。

 そういったわけで本日は「プレイせずに聴く」ゲーム音楽ということでご紹介に挑戦したいと思います。

 

・Trusty Bell ショパンの夢 ORIGINAL SCORE/桜庭統

 桜庭氏の曲は熱いと知りつつも一方でものすごくエコーだったりリバーブだったりがかかっている「スターオーシャン」的なイメージが強かったのですが、このサントラはそういった印象はあまりありません。

 いくつか桜庭氏らしいと強く思わされるようなチャイムやフルートの使い方が見られたんですが、ショパンということでピアノを使用した楽曲の印象が強いです。

 ショパン原曲「革命」アレンジの"Scrap and build ourselves-革命より-"はどこで使われたのかが非常に気になります。こういう時にプレイしないで曲を聴くのはもどかしい。

トラスティベル~ショパンの夢~オリジナルスコア

トラスティベル~ショパンの夢~オリジナルスコア

 

ノーラと刻の工房 霧の森の魔女 オリジナルサウンドトラック/なるけみちこ

 キャラクター名が最初についていると、どうしても「マリーのアトリエ」みたいに、ちょっとほのぼのした印象をタイトルから受けます。サントラ一曲目もそういうとてもノリのよい印象です。

 なるけみちこ氏は「ワイルドアームズ」の印象が強く、カントリーやもしくは90年代のヒーローものの熱さを昇華・具現化したような楽曲を得意とされているイメージがあります。

 とくにDisc2「力を合わせて!」はそんななるけみちこさんらしさに溢れた熱いナンバーで、特にテンションの中心を支えているスネアドラムが印象に残っています。これも使用場面が気になってしまう楽曲ですね。

 

戦場のヴァルキュリア3 サウンド&ソング コレクション/崎元仁

 タイトルからして崎元氏にぴったりそうだ、と思いつつ、オウガっぽく聴いてしまうのではないか……? と不安にもなりました。聴いてみると、やっぱりそのままオウガバトルシリーズを想起するような楽曲もあります。

 ピチカートでリズムを刻んだり、低弦の響き方、金管楽器中低音の使い方、ダブルリードの音色やハーモニーや進行はまさに崎元氏。作曲者名を伏せられても多くの人が崎元氏だと簡単にわかるでしょう。

 一方でDisc1の「くそくらえ!」などはちょっと新鮮な感覚です。また、May'nさんがボーカルを担当されている曲もあり、思った以上に盛りだくさんのサントラでした。