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ksk@ぴよによるノンジャンルみだれ手記

GAMEバンド6thコンサートの話

Game Addict's Music Ensemble 6th Concert~イーファの樹の下で~無事終演しました。
ご来場いただいた方、誠にありがとうございました。

今回の演奏会のやったことと感想を。

今回は演奏のほかにMC原稿で参加していました。
前回(RE Concert)と一緒ですね。

当初のところで印刷物デザインチームと同じ打ち合わせに参加できたので、
「今回は映画化、実写化がいい!」と言ってデザインチームを早くから巻き込んで進められました。

・やってみたかったこと(うち☆は実現できたこと)

☆開演前に前方で係員が生声で「本日はご来場いただき……」と口上
→TOHOシネマズなどで係員が開演前に予告編からの上演となりますと言うくだりのパロディ。
 アンサンブルからの上演となります、と言ってもらった。
 こういうのを躊躇なくOKしてくれる黒子、たじはデキる人材。

波ざっぱーん
→どうやってやんのよっていう。あと後光ピカーもやりたかったけど配給会社なにがなんだかわかんないよね。
 これは自然と立ち消えたような気がする。

予告編アンサンブル
→開演前アンサンブルを映画の予告編に見立てて、バックにMCをつけるというのがやりたかった。
 全米が泣いたり、山寺さんぽくタイトルコールしたり、ぱんちょさん&リオくんコンビでおすピーのモノマネして「これ聴かないやつはバカ!」
 って言ってもらいたかった。

☆本ベルの代わりにFryday night fantasy
→「金曜ロードショー」のずいぶん前のオープニング楽曲。
 開催日は土曜日なのでゴールデン洋画劇場にするかなど迷ったのだけれど、
 我々世代は映画といえばウリナリ!などに続いてこれを聞いてジブリを観た世代が多いはずなのでこちらをチョイス。
 音とり、譜面化、演奏まですべてTpみすずちゃんがやってくれたので自分は言うだけ。
 みすずちゃんはマジでデキる人材。

映写機くるくる
→「金曜ロードショー」のいくつか前のオープニング。
 おりしも「ダンガンロンパV3」でこのネタのオマージュでモノクマが映写機を回しており、
 GAMEバンドではSPコンサートでモノクマの着ぐるみが登場していたので、実現可能なアイデアだった。
 開演までの尺が長すぎるのと制作スケジュールが確保できないのでボツ。

☆マナー啓発コーラス
→TOHOシネマズで何年か前まで行われていたもの。
 4thコンサートでもほぼ同じことをやっていたので新しく楽譜などを用意する必要がなかった。
 現在の形式にしようか迷ったけど、コーラスといえばでこちらに。

☆NO MORE! 映画泥棒
→これは現在も続いているけど、元にしたバージョンはちょっと前のもの。
 GAMEバンドでも確か2nd、4thと同じネタを使用しており、つぎは8thでやればいいと思う。
 鉄板過ぎてしまうので、ほんとは自分としては多用せず別の驚きを用意したいと思っている。
 これも「やりたい」って言ったのと楽譜用意しただけで、あとはそれぞれお願いした方がやってくれた。
 映画泥棒→ナヲヒロさん、パトランプ男→たじ、ベース→もさく、ギター→ぱんちょさん
 デキる人材たち。

感想を言う人達の映像
→試写会に来た人たちの「感動しましたー!」「もう一回みたーい!」とか言う品がないとよく言われる映画宣伝のパロディ。
 「試写会満足度No.1」というよくわからない評価のオマージュで「リハーサル満足度No.1」とかやりたかった。
 スケジュール的に実現せず。

20世紀FOX+ディスクシステム起動音
→例のスネアがきこえれば当然20世紀FOXだと考える、このメロディはひょっとしてディスクシステムマッシュアップできるのでは?
 というところからひらいさんに発注したら作ってくれた。デキる人材。
 またこの後はスマブラロングトーンから始まるので、スターウォーズっぽくできるというネタでもある。
 本当は斜めにスクロールする時代背景説明もやりたかったけど説明するものがとくにないのでボツ。
 20世紀ディスクシステムスマブラの間はきっかり4秒開けるように委員長から指揮者へお達しがあった。
 スターウォーズおじさんのこだわりである。

☆MC口上
→「映画って本当に素晴らしいものですね」「サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ」を口上に入れる。
 
☆オスカー像
→演出練習中に映画ネタでネタ出しをしたときにおかっちが出してくれたネタ。
 何人に通じるかわからないのでパンフにも書いておいた。

・MC原稿について
映画、ということでやってみたはいいけれど、MCの二人、ヒロシ、ソビーの立ち位置をどうするかで悩みました。
最初はヒロシも司会者側にして、指揮者を受賞作の監督に見立ててインタビューしたりっていうことを考えていたのですけど、
指揮者はゲームの製作者じゃないし、ヒロシに絡ませてうまく行くような気もせず。
なにぶん、映画は座ってみるものなので、映画祭にしたってどうしても進行が難しい。

で、一度考え直したのが「レンタルビデオの店員(ソビー)と客(ヒローシ)」というものでした。
こうすると作品を選ぶのと紹介するという関係がしっくりくるからです。
でも映画祭っていうコンセプトに対してチープすぎる。

で、元に戻りまして、映画祭自体の形式を博覧会っぽくして、パビリオンを自由に移動する、という風にしました。
この場合、各パビリオンに同じ人物がいるのはおかしいな、ということで、ソビーは全部別人設定に。
5人分のキャラが出てきたのでちょっと難しいけどたぶんできるだろうと踏んで進めました。
思ったより簡単にやってくれたみたいなので次があればもっと難しい役にしたいと思います。

ただ、自分としては4th~REまででやってきた流れよりかは世界観を作り切れなかった印象が残ってます。
実際にそうだったのか、自分の中の要求レベルが高くなったのかは、よくわかってないです。
これも次があればもっと磨きたいと思っています。


・演奏について
着実にできたな、という印象。前回・前々回に比べるとメロディアスな箇所で目立つ仕事が多かったので楽しかったです。
練習スケジュールのこともあるけれど、本番までいい流れで持って行けたという感覚。
一方で手を抜けるところで手を抜く癖も着いてきてしまっているので、技術的にステップアップを目指して、できることそのものを増やすのが必要だけど、それに割ける時間があるかというと厳しい。
普段の活動の中でブレイクスルーを見つけられればいいのだけれど。


今回表側でかかわったことと演奏についてはこんなところで。
ご来場有難うございました。
また団員のみんな、委員長、お疲れ様でした。
またいっしょに楽しい時間を過ごしましょう。

webとハッピーバースデーの危険性の話

なんどかしたかもしれないですが、たまにしておきましょう。

 

Twitterなんかで誕生日がお祝いされているのですが、色々あって特に、様々な方にフォローしていただいている自分のアカウントでは、パブリックではない方のお誕生日をお祝いすることを控えています。

 

理由は二つありまして、ひとつは個人的なもので、ある人の誕生日を祝ったのにある人の誕生日を祝いそこねる(忘れたり見逃したりして)と色々申し訳ないと思い、対面で会ったときに誕生日、もしくは近辺だったり、お祝い事があったときに積極的に祝うようにしていると。

 

もう一つは大学の授業で、色んなサイトへの登録についても誕生日は個人情報保護のためにもずらしたほうがいいよ、ということをきいたり、また別の講師から「住所の末尾に適当なアルファベットをつける、着けてもとくに問題なく郵便物は届くので、アルファベットを記録しておけばどこからどこに個人情報が漏れたかチェックできる」みたいなことをきいて、個人情報への自衛について意識がちょっと高まったことがありまして。

 

ただ、これだけだと「誕生日ってそんなに危ないの?」はピンとこないと思うんですよね。そういうわけでまずはこちらをご紹介します。

 

逗子ストーカー殺人事件 - Wikipedia

 

ソーシャルハッキングから殺害まで至った例です。「加害男性の行動~事件後に判明した事柄」をご参照ください。ソーシャルハッキングっていうのは、電話などで個人情報を持ってそうなところから入手する手口です。

 

単純に、名前/居住自治体/生年月日 が割れたら、ソーシャルハッキングを繰り返すことで個人の住所にたどり着けると思っていただいたらいいと思います。

この中で大きいのが生年月日でして、月と日が判ると単純に1/365に分母を絞ることができます。年まで含めるとボリュームゾーンがあるとしても大幅に精度を上げることができるでしょう。

自治体人口はこちらに資料がありましたので、ぜひお住いの地域を365で割ってみてください。

 

【市区町村】人口・面積・人口密度ランキング

 

あとは生まれ年と居住地域と名前とですが、ここら辺はツイッターを監視し続けていると、名前以外は結構出てきます。居住地域は大まかに割り出せればいいですし、名前は怨恨なら先に知っているでしょうし、生まれ年は何世代かでもそこそこわかります。

あとはソーシャルハッキングをかけて足りない情報をゲットすればOKです。名前と生年月日なら、自治体レベルなら1名~2名まで絞れるでしょう。

 

当然、誕生日「だけ」ではそこまでではないんですが、それ以外の情報がそこそこ気を遣われるのに対して、誕生日は結構オープンにされちゃう。

ので、ちょっと意識的になるくらいがいいと思うんですね。調べようと思う人は信じられないまでの労力をかけて調べますので、究極、なんとかしてたどり着くんでしょうが、その片棒を自分が担いでいたとなってしまうと気分が悪い。

お祝いはDMなど、オープンなところに出ない手段でされるといいと思います。

映画の話 20170604

映画を観ました。

 

・ポッピンQ

 映画館で予告を見て気になっていた作品です。

 プリキュアっぽいなぁ、と思っていたんですが、思った以上にプリキュアっぽかった。ただし勧善懲悪という感じではなくて、少女たちの心の成長とファンタジーとダンスという感じの作品です。全体的に映像やギミックが綺麗。

 

 96分の中でどういう風にまとまるんだろう、と思っていたのですが、まさかの結末でした。このビジュアルに惹かれたらできるだけ早めにレンタルなりで見ておくべきでしょう。

 としか、言えないです。(笑)

 5人で見てたのですが、最終的に全員騒いでました。

www.popin-q.com

 

ルパン三世(実写映画版

 小栗旬さんが主演のやつです。

 結論としては、いろいろ頑張ってたけれど、やや退屈でした。

 原因はキャストが多すぎること、製作上の縛りだと思います。観る側はあずかり知らぬことなので、それで評価をゆるめる必要はないとは思うんですけれども。

 海外向けにも作っているせいなのか、どうしても前段の説明が長い。日本人の中でルパン、次元、不二子、五ェ門といった一味を知らない人間を探す方が大変なので、日本人としては「とっとと本筋から入ってほしい」というのが普通の感覚だと思います。

 登場人物が多すぎて覚えられないし、急に協力者が増えたりするのも頭の中が大変なことになります。なじみのない役者さんたちが衣装もころころ変わっちゃうとなかなか人間関係が判らない。

 ルパンっぽい画は沢山ありまして、そこらへんはがんばっていたなぁ、という印象です。それでもどうしても「これやってほしかったね」だったり、実写で不二子というヒロインを描くことの大変さだったり、限界があったという感じ。

 敢えて観るかというとそういう必要はないんじゃないかと思います。

 

次元大介の墓標

 上記のルパンの直後に見てみんなで「かぁーっこいい!」って盛り上がった映画です。50分程度の長さなのですが恐ろしくお話もまとまっており、観たい画が詰まってました。次元大介という男のカッコよさを凝縮したようなアニメ。見て損はないはずです。

www.lupin-3rd.net

 

血煙の石川五ェ門

 さらに上記の次元大介の墓標を見たときの興奮で翌日に見たヤツです。五ェ門が今の五ェ門になるまでのエピソード。次元大介の墓標よりもかなりバイオレンスな内容で、死傷するシーンが大量にあるのでご注意。

 面白いのは同じスタッフなのに次元と五ェ門とではまったく描き方が違うこと。次元のハードボイルドさ、ロマンとは別に、五ェ門は「侍」としてのエピソードがしっかり書かれている。次元を見たときは「ひゅぅー!」ってなったけども五ェ門を見ると「ぉぉ~(溜息」となる感じ。

 ちなみにどちらも敵役のキャラが絶望的に敵役で素晴らしいです。圧倒的な悪役が一人いるだけで充分なんだなって思っちゃうのでした。

 

 これ続くのかなぁ。気になるなぁ。

goemon-ishikawa.com

映画「メッセージ」感想(ネタバレあり)

劇中登場の物体が「ばかうけ」に形が似ていることで妙な盛り上がりを見せているSF映画「メッセージ」のネタバレつき感想を書きます。未見は避けたほうがよいでしょう。知らないで見ないと意味ないです、これ。

 

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観たもの読んだものの話 20170529

だいぶお久しぶりでどこから書いてないやら。

 

・初情事まであと一時間

漫画です。同名の同人誌が漫画化されたもの。同人誌版を買っていたのだけれども、そのときはあと一時間を切ったタイミングで「ズギャーム ワァーオ!」みたいに効果のコマが描いてあって、コミックスではなくなってしまっていたのですが、実は自分はそれが一番好きでした。

実際あるのとないのではテンポ感が大きく違って、 巻末に同人誌版が一部再録されているのだけれど、どちらが好みか読んだ方には聞いてみたい。

 

 

リトルウィッチアカデミア(角川コミックス版

 漫画です。リトルウィッチアカデミアは漫画版だけで考えてもエースコミックス、ヤングジャンプコミックス、りぼんコミックス版があるのでご注意されたし。

アニメ準拠っていうことで完全なコミカライズかと思ってスルーしようかと思っていたけれど、オリジナルエピソードが含まれているということで購入、実際蓋開けたら殆どオリジナルエピソードでした。設定がアニメ準拠なだけだった。

絵もしっかりリトルウィッチアカデミアしているので面白いです。今後も買っちゃうだろう。

リトルウィッチアカデミア (1) (角川コミックス・エース)

リトルウィッチアカデミア (1) (角川コミックス・エース)

 

 

レトルトパウチ!(4)

 漫画です。「君は淫らな僕の女王」から同作者様を追いかけているのだけれども、結局のところ「君は淫らな~」は原作付きなので、この作者さんについての方向性とはすこしちがうのだろう、と思っておりました。

 クズの本懐のような群像劇の様相を呈してきたので、クズの本懐が好きな人はこっちも読めるはず。最初の設定だけちょっと突飛ですけどもね。

レトルトパウチ! 4 (ヤングジャンプコミックス)

レトルトパウチ! 4 (ヤングジャンプコミックス)

 

 

・誰も僕を裁けない

 ノベルスです。援交女子校生探偵の上木らいちシリーズ。

 本格ミステリっていう言葉の中身をしっかり考えずにちょいちょいミステリーを読んでいたけれども、この作中でひとつの提示がされていたので勉強になりました。

 ということで、エロミスと言われているこのシリーズですけども、中身はしっかり叙述トリックとミステリーをしているので面白いです。いわゆるエロ描写みたいなのもさっぱりしてるので、色々と描写があるとはいえエロいかというと、色気が強い描写ではないです。

誰も僕を裁けない (講談社ノベルス)

誰も僕を裁けない (講談社ノベルス)

 

 

・双蛇密室

ノベルスです。同じく上木らいちシリーズ。

「そりゃさすがにないでしょ」ということもミステリーにはあるわけですが、前述の本格ミステリについての定義で「ルールが提示される」というのがほぉっと来たのですんなりはいった。というくらいトリックとしてはそんなばかなっていう内容だと思います。(笑)

双蛇密室 (講談社ノベルス)

双蛇密室 (講談社ノベルス)

 

 

・異世界ピクニック

 文庫です。

実際の「ネットロア」をもとに描かれる、ホラー風味のお話。主人公と相棒が異世界を探検して戻ってくる話です。小説にすごく向いているジャンルで、だからネットロアっていうのは文字で語られると思うんですが、やっぱり我々は言語を持ってなにかを認識しているわけで、言語が壊れると認識が壊れる。認識が壊れるというのは異常事態だから怖い。

そんなことをストレートに思わせてくれます。お薦めだけど怖いのが苦手な人は注意。いわゆる「ジャパニーズホラー」に分類していいと思います。

裏世界ピクニック ふたりの怪異探検ファイル (ハヤカワ文庫JA)

裏世界ピクニック ふたりの怪異探検ファイル (ハヤカワ文庫JA)

 

 

・メッセージ

映画です。

面白かったのでこれは別枠でお話します。決して一定以上の盛り上がりを見せるようなエンターテイメント作品ではないですが、叙述トリックを映像で見せてくれるというのは、すごいの一言です。

www.message-movie.jp

 

漫画の話 170327

ガルパン漫画いっぱい読みました……が、それは最後にしてそれ以外から。

 

■だがしかし(7)

 まさかの新キャラ。でも、このまま駄菓子漫画ではいられないだろうし、展開は必要だろうし……というところでちょうどよかったのかもしれない。この巻はとにかく「引き」で、それ以上のことは言えない、言わない。

だがしかし 7 (少年サンデーコミックス)

だがしかし 7 (少年サンデーコミックス)

 

 

クズの本懐(8)(完)

 7巻で「えっこれ畳まるの!?」って思ったけど畳まった。ただどうしても「この話は誰が主人公だったのか?」というところを考え出すと深みにはまってしまうと思う。これを成長物語と位置付けられるかどうかは、人と経験によるのかもしれない。

これは読みたい話だったか。美しい話だったか。難しいところですよ。でも、冒頭を考えたらこう着地するしかなかった、と言えるかも。

 

■惑わない星(2)

 なんとなく2巻がちゃんと出てほっとしている。確か色々ご健康の面でありましたよね、作者様に。

もやしもん」もそうだったけれど、純粋に「知識」をくれるメディアは楽しいもの。大人になればなおさらかもしれない。ここからの展開も期待。

惑わない星(2) (モーニング KC)

惑わない星(2) (モーニング KC)

 

 

■どこか遠くの話をしよう(上)

 表紙で買ってみた。集落に迷い込んだ、言葉の通じない謎のおっさんと、集落の少女の話だが……途中で大きく展開する。下巻でそれにどういう結論がつくのか楽しみ。あ、ひょっとすると中巻もあるかもしれないのか……?

 

アオアシ(1~8)

 サッカー漫画。主人公がユースの試験を受けて、サッカー選手として成長していくのだけれども、「ユース」というものについてしっかり描いてあることが面白い。プラス、主人公がどんどん目覚めていくのも面白い。

いわゆるスポーツ漫画で主人公が何かに開眼していくのは面白ポイントだと思うけど、それを盛り上げるための装置がいちいち面白い。特に鳥の画は秀逸。サッカーよく知らなくてもサッカーのことを描いて「それはすごい」って思わせるのって、きっと難しいと思うんだよね。

 

以下ガルパン

■激闘! マジノ戦ですっ!

 練習試合がもう一つあったのさ、というお話。

これに限った話ではないけど、どうしてもアニメから入って戦車の「動き」に魅せられてしまうと、ちょっと情報量が少なく感じてしまうのは致し方ないところ。

 

■リトルアーミー

 リトルアーミーは2種類あり、1が小学生時代のみほと仲間の話。2が1で登場したキャラクターが、TV本編後の大洗でみほ含むTV版メンバーらと対決する話。1が2冊、2が3冊、計5冊で完結。ややこしいなぁ。(笑)

自分にとってはガルパンは「キャラの濃さを戦車戦の情報量でねじ伏せる」だと思っているので、どうしても漫画だと情報量不足に陥ってしまうのが辛いところ。戦車戦が。

ガールズ&パンツァー リトルアーミー 1 (MFコミックス アライブシリーズ)

ガールズ&パンツァー リトルアーミー 1 (MFコミックス アライブシリーズ)

 

 

 

 

■もっとらぶらぶ作戦です!

 戦車成分が少ない、四コマなどを交えた日常コメディ。キャラクターに十分親しんだら、マンガとしてはこちらの方が楽しめると思う。本編のキャラクターをよく吸収、昇華していて、スピンオフものとしてよく楽しめます。

 

■リボンの武者

 最もすさまじかった漫画。今回はこれに字数を割いて行きたいと思います。すさまじかったのは、映像情報量が多いこととキャラクター性のバランスを奇跡のようなレベルで魅せた「TVアニメ→映画版」『ガルパン』に対して「漫画」の土俵で本編と渡り合っていること。画の一つ一つは素晴らしく濃くて、ルールを「戦車道」から小型戦車の「タンカスロン」に変えたことで、漫画のコマでも十二分に激しい動きを表現。登場キャラクターはいずれも「戦士(武士)」として描かれていて、主人公が受けるものとしての殺気や闘気みたいなものを容赦なく強者の表現で描いてるところがすごい。顔を真っ黒に塗りつぶされたダー様が、でも強者って絶対これだよ! という表現にきちんとなっている。各キャラへのリスペクトもしっかり。新キャラもしっかり立っている。すごいよ。

今後も絶対に買うしかないシリーズ。映像化はきっとしないほうがいいと思うんだけど、最終章でちょっとだけ触れられたりしたらすっごく楽しいと思うな。